花がつなぐ、希望のリレー。 花屋でよかった、と心から思えた一日。 熊本で出会った、希望のリレー

フラワーリレー九州 現地レポート 第7報

2026-08-05 10:30
フラワーライフ振興協議会

熊本復興支援「フラワーリレープロジェクト」の活動として、2026年8月4日(火)、一般社団法人フラワーライフ振興協議会は、熊本・五蘭塾 中川洋蘭ご夫妻とともに熊本県内5か所の避難所を訪問し、ご夫妻が真心を込めて育てた胡蝶蘭と、福岡県久留米市の生産者・鶴野氏が育てたひまわりを、生産者の想いとともにお届けしました。

生産者、地域、企業、ボランティア、それぞれの想いが一つになって生まれた「花がつなぐ、希望のリレー」。

熊本で出会った多くの皆様とのご縁を振り返るとともに、花が持つ社会的な役割、そして人と人をつなぐ力を改めて実感した一日となりました。
この熊本で生まれたご縁を大切にしながら、「花がつなぐ、希望のリレー」を全国へ広げてまいります。

花屋でよかった、と心から思えた一日

5か所すべての避難所を回り終え、最後に中川洋蘭ご夫妻と今日一日を振り返りました。

中川さんが、静かにこんな言葉を話してくださいました。

「お金では買えないですね。
あんなに喜んでもらえるなんて、生産者冥利に尽きます。」

その一言に、今日一日のすべてが詰まっていました。

丹精込めて育てた胡蝶蘭。

福岡・久留米の生産者さんが届けてくださった、畑から切り出したばかりのひまわり。

それらが避難所で人の笑顔につながる姿を、生産者ご自身が目の当たりにされたこと。

それは、市場価格では測れない、生産者にとっての大きな喜びだったと思います。

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今日一日、熊本の道案内をしながら一緒に回ってくださった中川ご夫妻がいたからこそ、私たちは土地勘のない熊本で5か所もの避難所を訪問することができました。

花を届けるだけではありません。

現場を知ること。

人と人をつなぐこと。

地域の皆さんと一緒に動くこと。

それこそが、この活動の本当の価値だと感じています。

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花は、人をつなぐ「接続点」

帰り道、これからの構想についても語り合いました。

今回の活動をきっかけに、

生産者の皆さんへ継続的に発注できる仕組み。

全国から支援が集まるクラウドファンディング。

被災地の花を被災地で活かす循環。

そして、避難所の中に花のある居場所をつくる

「フラワーベースキャンプ」

という新しい構想。

さらに、音楽家やフローリスト、Jリーグクラブなど、全国の仲間たちとも連携しながら、花をきっかけに人が集い、笑顔が生まれる仕組みも少しずつ形にしていきたいと話しました。

花は目的ではありません。

人と人をつなぐ「接続点」です。

だからこそ、支援の輪は、これからもっと広がっていく可能性があります。

生産者の温室には、人柄が映る

私たちは全国各地の生産者の温室を訪ねています。

温室に一歩入ると、その空気で分かります。

植物への向き合い方。

仕事への姿勢。

人柄。

今日、中川洋蘭さんの温室でも、そのことを改めて感じました。

一鉢一鉢を丁寧に育てる姿勢。

花への深い愛情。

だからこそ、この胡蝶蘭には、人の心を和らげる力が宿っているのだと思います。

花屋で良かった

今回、5か所の避難所を巡り、何度も目にした光景があります。

花を見た瞬間に柔らかくなる表情。

自然と花に近づくお年寄り。

笑顔になる子どもたち。

そして、

避難者を支える職員の皆さんまでが、ふっと笑顔になる姿。

その瞬間を見るたびに、

「花屋で良かった。」

その思いが何度も胸に込み上げました。

私たちが届けているのは、花だけではありません。

生産者の想い。

全国から寄せられる応援の気持ち。

そして、

「あなたは一人ではありません。」

というメッセージです。

このリレーは、まだ始まったばかり

今回の活動は、熊本・五蘭塾の中川洋蘭ご夫妻、福岡県久留米市のひまわり生産者の皆さん、そして避難所で出会った多くの方々と共につくり上げた「希望のリレー」でした。

これからも、地域の生産者、花店、企業、ボランティア、音楽家、スポーツチームなど、多様な仲間と力を合わせながら、このリレーを全国へ広げていきたいと思います。

花には、人の心を照らす力がある。

そのことを、熊本の避難所で改めて教えていただいた一日でした。

本当にありがとうございました。

道が凸凹しておりゆっくり走っています

道が凸凹しておりゆっくり走っています

中川さんと、ゆっくり走り、手塩にかけた胡蝶蘭をお花が傷つかないように丁寧に避難所に花を届けにいきます

中川さんと、ゆっくり走り、手塩にかけた胡蝶蘭をお花が傷つかないように丁寧に避難所に花を届けにいきます

花がつなぐ「心の支援」

災害時に花を届けることについては、さまざまな考え方や意見があることも承知しています。

私たちも、花だけで被災地の課題を解決できるとは考えていません。

食料や水、住まい、医療など、命を支える支援が何よりも優先されることは言うまでもありません。

その一方で、東日本大震災、能登半島地震、そして今回の熊本で、私たちは一貫して「心の支援」に向き合ってきました。

今回も、生産者の皆さんから託された花を届ける中で、私たちが目にしたのは、花をきっかけに生まれる笑顔や会話、人と人とのつながりでした。

「癒されますね。」花を見つめながら、そう声をかけてくださった方。

「皆さんに喜んでいただけます。」と笑顔で迎えてくださった職員の皆さん。

「同じ福岡出身なので、とても嬉しいです。」と話してくださった応援職員の方。

「こんなに笑顔になるなら、またぜひ来てください。」という言葉までいただきました。

さらに、避難所では自然と「私がお花を見ておきますよ。」という方が現れました。

花のお世話をすることが、誰かを思いやる時間になり、小さな役割や会話が生まれていきました。

そうした一つひとつの言葉や表情が、花には人の心を和らげ、人と人をつなぎ、
「少しだけ前を向く時間」を届ける力があることを、今回改めて現場で教えていただきました。

だからこそ、この活動を一度きりで終わらせるのではなく、生産者、地域、企業、ボランティアの皆様とともに、「心の支援」として大切に繋ぎ続けていきたいと考えています。

花が誰かの心を少しでも明るくし、「あなたは一人ではありません。」という想いを届けられるのであれば、その小さな力を、これからも信じて歩み続けてまいります。

一般社団法人フラワーライフ振興協議会

一般社団法人フラワーライフ振興協議会
Smile Flower Project
代表理事 松村 吉章

本プロジェクトに関するお問い合わせ・ご相談は、一般社団法人フラワーライフ振興協議会HP内お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
活動報告はホームページおよび公式Instagramでも随時発信しております。ぜひご覧ください。

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