日本オラクル、「Oracle Database Appliance」のパートナー企業と中堅企業向け災害・障害対策ソリューションの展開を推進
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は、大企業での豊富な導入実績を有する「Oracle Database Enterprise Edition」の迅速な導入・構築に最適化したエンジニアド・システム「Oracle Database Appliance」を活用した災害・障害対策ソリューションを、パートナー企業と共同で中堅企業向けに推進することを発表します。
パートナー企業との共同展開の一環として、日本オラクルはパートナー企業とともに、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の6都市の中堅企業を対象に「Oracle Database Appliance」を活用した災害・障害対策ソリューションに関するセミナーを実施します。
日本オラクルの用賀オフィスにある検証センター「Oracle Solution Center」内に、「Oracle Database Appliance」を活用した「災害・障害対策デモンストレーション・センター」を開設し、ITシステム基盤の災害・障害対策を検討中の中堅企業のための共同検証や、ユーザー企業向けのデモンストレーションを実施します。さらに、西日本支社(大阪)でも検証環境を提供します。
また、パートナー企業とともに、共同検証の結果をセミナーやウェブサイトを通じて無償公開し、中堅企業における災害・障害対策ソリューションの有用性を啓発し、「Oracle Database Appliance」の導入を検討している中堅企業の担当者向けに技術トレーニングを無償で提供します。
中堅企業の事業継続性の向上を支援
企業活動において、不測の事態が発生した際にITシステムへの被害を最小限に留め、事業継続を維持することが重要視されています。日本オラクルは、高い事業継続性が求められる企業や事業に向けて、システムの可用性・耐障害性を最大化するアーキテクチャ「Oracle Maximum Availability Architecture(MAA)」を提唱しています。MAAは、「99.9999%の稼働率の実現」を実証したお客様の成功事例を収集・無償公開し、国内外のきわめてミッション・クリティカル性の高いシステムでの適用が進んでいます。
一方で、事業継続性を向上するためにあらゆるリスクを想定した大企業向けソリューションは、高価な導入・運用コストが主な理由で、中堅企業で導入に至らないケースが多くみられました。しかし、さまざまなリスクを想定したITシステムの災害・障害対策においては、限定された機能だけを備えたシステムでは不十分です。
日本オラクルは、「Oracle Database Enterprise Edition」と高可用性と拡張性を両立したクラスタ技術「Oracle Real Application Clusters」を、サーバー、ストレージ、ネットワークなどのハードウェアと一体化させた「Oracle Database Appliance」の中堅企業向け市場での展開を積極化しています。本日発表した共同展開により、国内に広く販売網を有するパートナー企業とともに、「Oracle Database Appliance」と「Oracle Active Data Guard / Oracle Data Guard」によるデータ保護、災害対策機能を組み合わせた低価格・短期間で構築できる災害・障害対策ソリューションを、中堅企業向けに推進し、事業継続性を高めるITシステム基盤構築を支援します。
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
- OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。
参考資料
■本発表に関するパートナー企業からの賛同コメント(五十音順)
●株式会社アシスト
株式会社アシストは、この2月より、自社が提供するデータベース基盤ソリューション「DODAI(ドダイ)」に、高可用性とスモールスタートを実現する「Oracle Database Appliance」を加え、お客様に積極的に提案を行っています。今回、「Oracle Database Appliance」を活用した中堅向けの災害・障害対策ソリューションとして、アシストの実績ある災害対策用の技術支援サービスに、自社サポートセンターと連動した「iDoctor監視サービス」、お客様専属のサポートエンジニアによる「アシストあんしんサポート」などを組み合わせ、お客様企業の事業継続を強力にご支援して参ります。
株式会社アシスト 取締役 勝田 誠
●伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下CTC)は、「Oracle Database Appliance」による災害・障害対策ソリューションの展開を日本オラクルとともに推進いたします。あるゆる事態に備えるべくBCPの必要性はますます増しています。CTCでは、データベースの事業継続性を求めるお客様を対象として、「Oracle Data Guard」を活用したDRソリューションの展開に積極的に取り組んでまいりました。「Oracle Database Appliance」、「Oracle Exadata」といったハードウェア、ソフトウェアが一体となったエンジニアド・システムズにDRソリューションを組み合わせる事で、より迅速かつ堅牢なデータベースシステムがお客様に提供できるものと考えております。
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
クロスファンクショングループ 執行役員
ITエンジニアリング室
室長 粟井 利行
●SCSK株式会社
SCSKは、日本オラクルが「Oracle Database Appliance」を活用した中堅企業向け災害・障害対策ソリューションの提供を、パートナー各社と推進することを歓迎します。SCSKでは、かねてよりSE常駐型データセンターを提供してきました。さらにお客様のBCP(事業継続計画)ニーズに応えるため、関西のデータセンターに数十人規模で常駐SEを増員させるなど、BCPに特化したデータセンターとして強化・拡充し、BCP/DR支援サービスを提供しています。また、「Oracle Database 11g Enterprise Edition」を使用しているお客様も数多く有しており、今回の「Oracle Database Appliance」の活用により、短期間でコストパフォーマンスの良いBCP/DR対策をお客様に提供していけるものと期待しております。
SCSK株式会社 上席執行役員
ITマネジメント第一事業本部長 向井 健治
■中堅企業向け災害・障害対策ソリューションを構成する主要なオラクル製品
「Oracle Database Appliance」:高可用性・高信頼性に定評のある「Oracle Database Enterprise Edition」専用に開発されたエンジニアド・システムです。事前構成済みのハードウエアと、ソフトウエアを組み合わせることで短期構築と運用コストの削減を実現します。また、稼働するコア数を制御することで、初期投資を抑制し災害・障害対策ソリューションのスモール・スタートが可能です。
http://www.oracle.com/jp/products/servers-storage/oracle-database-appliance/index.html
「Oracle Database Enterprise Edition」:「Oracle Database 11g Release 2 Enterprise Edition」は、業界トップのパフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティ、信頼性を提供します。最も要求の厳しいトランザクション処理、ビジネス・インテリジェンス、ビッグデータ・ソリューションに対応し、企業の成長に応じてデータベースを拡張し、ユーザーの期待に応えるためのさまざまなオプションがあります。
http://www.oracle.com/jp/products/database/enterprise-edition/index.html
「Oracle Active Data Guard」、「Oracle Data Guard」:本番データベースと同期された複数のスタンバイ・データベースを構築する災害・障害対策の主要なテクノロジの一つで、スタンバイ・データベースを開発・検証に活用するための機能も兼ね備えています。リアルタイムのデータ複製と、高速なリカバリと切り替えを行う仕組みを備える「Oracle Data Guard」は「Oracle Database Enterprise Edition」の標準機能であり、利用のための追加費用は不要です。有償オプション製品の「Oracle Active Data Guard」は、スタンバイ・データベースに読み取り専用でアクセスでき、スタンバイ・データベースの一層の有効利用が可能であるともに、データ破損を自動的に修復することが可能です。
http://www.oracle.com/jp/products/database/options/active-data-guard/index.html
「Oracle Real Application Clusters」/「Oracle Real Application Clusters One Node」:「Oracle Real Application Clusters」/「Oracle Real Application Clusters One Node」は複数のサーバーで1つのデータベースを構成するクラスタ環境で高可用性データベース構築において多数の実績があります。「Oracle Real Application Clusters」環境はアクティブ/アクティブ方式で構成されるため特定ノードの障害時にもサービスを継続し、待機系サーバーのリソースを100%活用できます。「Oracle Real Application Clusters One Node」は、「Oracle Real Application Clusters」の1ノード版(アクティブ/スタンバイ)でオーバーヘッドを最小限に抑え、障害時には高速な切り替えを行うなど高可用性データベースをスモールスタートすることができます。
「Oracle Real Application Clusters」:
http://www.oracle.com/jp/products/database/options/real-application-clusters/index.html
「Oracle Real Application Clusters One Node」:
http://www.oracle.com/jp/products/database/options/rac-one-node/index.html
「Oracle Enterprise Manager」:「Oracle Enterprise Manager 12c」は、業界で唯一の統合エンタープライズ・クラウド管理ソリューションです。データベース管理機能として、データベース・カーネルに直接組み込んだ自己管理機能を導入し、統合された自己回復機能やビジネス主導型の管理に至るまで、業界でもっとも高度な自己管理機能を提供しています。オラクルのデータベース管理機能により、変更・構成管理、パッチ適用、プロビジョニング、テスト、マスキング・サブ設定、パフォーマンス管理、自動チューニングを含んでいるライフ・サイクル・ソリューションが提供されることで、データベース管理者の作業が軽減されます。
「Oracle Enterprise Manager」:
http://www.oracle.com/jp/products/enterprise-manager/index.html
「Oracle Enterprise Manager for Database」:
http://www.oracle.com/technetwork/jp/oem/db-mgmt/index.html?ssSourceSiteId=ocomjp