IVUS（血管内超音波検査）製品の世界市場、2017年までに7億200万米ドル突破の見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「The Global Market for Intravascular Ultrasound Tools and Ancillary Equipment (世界の血管内超音波検査ツール・付属機器市場)」の販売を開始しました。
2012年の血管内超音波検査製品の世界市場の規模は、4億8370万米ドルと見込まれています。BCC Researchでは、この市場は2017年までに7億200万米ドルを超え、2012年から2017年の5年間の複合年間成長率（CAGR）は7.7％と予想しています。
血管内超音波検査（IVUS）は、内外から、動脈のリアルタイムの断面図が見られる画像処理技術・手法です。IVUSは冠状動脈の病気の早期発見および予防において、これまでできなかった要件に対処できるものとして、極めて大きな潜在力を持っています。さらにこの技術は、いくつかの国際的な臨床研究で示されているように、従来の血管造影法よりもメリットが多いことから人気が高まっています。左主幹部疾患や慢性完全閉塞、下肢末梢動脈障害、そして血管形成案内のためのIVUSの使用は、この技術の主要な機会分野です。
しかし、人口の高齢化や心臓病などの慢性疾患を持つ人の人口の増加が市場の成長を後押ししている一方で、安価な治療が世界中で求められているなか、IVUS機材・製品の高価格が市場の成長を制限しています。結果として、IVUSは依然として活用・浸透度の低い技術で、その真価はまだ発揮されていません。
市場の成熟度基準では、IVUSは日本を除いてはまだ成熟技術ではありません。世界的には、遅い／緩やかな成長を続けており、採用が広まってはいません。IVUSの日本市場は、2012年には1億7610万米ドル規模でした。同市場は7.9％のCAGRで成長し、2017年には2憶5740万米ドルに達する見込みです。米国市場は2012年に1億8690万米ドルで、7.1％のCAGRで成長して2017年は2億3800万米ドルと予想されています。
市場調査レポート: 世界の血管内超音波検査ツール・付属機器市場
The Global Market for Intravascular Ultrasound Tools and Ancillary Equipment
http://www.gii.co.jp/report/bc275976-global-market-intravascular-ultrasound-tools.html
出版日: 2013年07月08日
発行: BCC Research
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