日本オラクル、「Oracle Fusion Middleware 11g」を発表
日本オラクル(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下日本オラクル)は本日、業界をリードする次世代ミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware 11g」を発表しました。日本での提供開始は2009年9月8日の予定です(*1)。
*1: 対応OSはLinux x86およびWindows (32bit)です。
最新のアプリケーション基盤である「Oracle Fusion Middleware 11g」は、企業がすでに投資しているビジネス・アプリケーションの性能とセキュリティ、情報分析力を大幅に向上させるとともに、新たにシステムを導入する際の生産性の向上、投資対効果の最大化を可能にします
「Oracle Fusion Middleware 11g」は、「Oracle SOA Suite」、「Oracle WebLogic Suite」、「Oracle WebCenter Suite」、「Oracle Identity Management」といった革新的な新機能を搭載する製品群で構成され、「網羅性が高く、統合され、業界標準に準拠した、最善の組み合わせ(Complete、Integrated、Hot-Pluggable、Best-of-Breed)」となるミドルウェア群です。
「Oracle Fusion Middleware 11g」は、革新的な技術によってITの複雑性を軽減するとともに、最新のアプリケーション基盤に求められる、シンプルな開発、SOA、クラウド・コンピューティング、ビジネス・プロセス変革、サービス指向セキュリティ、コラボレーションの強化、ITガバナンスを提供します。
プラットフォーム全体の強化機能は以下のとおりです。
「Oracle SOA Suite 11g」:設計、開発、から運用におよぶシステムライフサイクル全体の生産性を向上させ、ガバナンスを強化する完全なSOA統合プラットフォームを提供します。SOAに不可欠なビジネス・プロセス管理、イベント処理などの機能も、統一のプラットフォーム・開発環境に統合したことで、SOAシステム環境の複雑化を防ぎ、シンプルな構成を維持します。
「Oracle WebLogic Suite 11g」:運用業務における作業の自動化と障害解析機能の水準をさらに高めることで、アプリケーション・サーバーの継続稼働時間をこれまで以上に高めつつ、管理コストを削減します。「Oracle Fusion Middleware GridLink for Oracle Real Application Clusters」や「Oracle Fusion Middleware Enterprise Grid Messaging」などの新機能によって、信頼性と可用性が強化されます。また、「Oracle Fusion Middleware ActiveCache」によって、迅速なスケールアウトが可能となり、ユーザーの需要とシステム負荷の変化に動的に対応できます。
「Oracle WebCenter Suite 11g」:Wiki、ブログ、タギングなどのソーシャルアプリケーションを含む「Oracle WebCenter Services」を導入後追加設定なしにすぐに利用可能な製品群です。またコンポジット・アプリケーション*、Webベースのコミュニティなど、事実上あらゆる種類のポータルにつなぐことによって、ソーシャル・ネットワーキングを充実させたり、個人の生産性を向上させることができます。さらに、宣言型でブラウザ・ベースのツールである「Oracle Composer」によって、エンドユーザーと開発者はともに、アプリケーション、ポータル、ソーシャル・サイトを容易に開発・作成、共有、パーソナル化できるようになります。そして、事前定義済みのソーシャル・ネットワーキング・ソリューションである最新の「Oracle WebCenter Spaces」によって、エンドユーザー主導で開発、管理されるコミュニティ(Group SpacesやPersonal Spaces)が実現可能となり、生産性、コミュニケーション、効率性が向上します。
*コンポジット・アプリケーション:複数のソフトウェアを組み合わせることでできる新しいアプリケーション
「Oracle Identity Management 11g」:完全に統合された「Identity Management」製品の第1弾です。「Oracle Internet Directory 11g」、「Oracle Virtual Directory 11g」、「Oracle Identity Federation 11g」、「Oracle Platform Security Services」が含まれます。新機能としてディレクトリの構築・運用を容易にする「Deployment Accelerators」、異種混在環境間での認証連携を容易に実現する「Universal Federation Framework」を提供します。また、「Application Development Framework (ADF)Faces」をベースとした最新の統合ユーザー・インターフェースを提供します。
「Oracle Development Tools」:「Oracle Fusion Middleware 11g」は、「Oracle JDeveloper」、「Oracle Application Development Framework」、「Oracle TopLink」など、「Oracle Fusion Middleware 11g」の戦略的開発ツールに基づいています。
◆製品価格
「Oracle SOA Suite 11g」:
6,562,500円/1プロセッサ(税込み)、136,920円/Named User Plus(税込み)
「Oracle WebCenter Suite 11g」:
14,266,350円/1プロセッサ(税込み)、285,285円/Named User Plus(税込み)
「Oracle WebLogic Suite 11g」:
5,135,865円/1プロセッサ(税込み)、102,690円/Named User Plus(税込み)
「Oracle Identity Management 11g」:
Oracle Identity Federation
3,994,515円/1プロセッサ(税込み)
Oracle Directory services
3,994,515円/1プロセッサ(税込み)、79,905円/Named User Plus(税込み)
*価格は予告無く変更される場合があります。
価格の計算方法として「Processorライセンス」と「Named User Plusライセンス」があります。
Processor:ハードウェアの仕様(CPU数)に応じて価格設定をするライセンスです。
Named User Plus:オラクル製品に対して使用する権利を与えられている個人が何名いるかによって価格を設定する「指名ユーザー」ライセンスです。
参考資料
「Oracle Fusion Middleware 11g」
http://event.on24.com/event/15/02/99/rt/index.html?eventid=150299&sessionid=1&
partnerref=12&key=409AAB2E4D0C341FD02DC012B04173EB&eventuserid=26576172
「Oracle SOA Suite 11g」
http://www.oracle.com/technologies/soa/soa-suite.html
「Oracle WebCenter Suite 11g」
http://www.oracle.com/products/middleware/user-interaction/webcenter-suite.html
「Oracle WebLogic Suite 11g」
http://www.oracle.com/appserver/weblogic/weblogic-suite.html
「Oracle Identity Management 11g」
http://www.oracle.com/products/middleware/identity-management/identity-management.html
オラクルは、過去32年以上に渡り、最新技術を利用してビジネスに変革をおよぼしてきました。オラクルの最新技術についての詳細は、「Innovation Showcase」(「Oracle OpenWorld」開催までの100日間)をご覧ください。詳細については、http://oracle.com/innovationをご覧ください。
●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数2,226名(2009年5月末現在)。URL: http://www.oracle.co.jp/
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 野見山
TEL:03-6834-4835 / Fax: 03-6834-6144 / E-mail: Yuko.Nomiyama@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press
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