PCB判別困難品に対応する 「EcoTraceDX(TM) for PCB〈非破壊検査〉」を提供開始

― 25万台超の機器調査、5万台超のX線画像による判定支援実績を活用 ―

2026-08-17 09:00
株式会社環境テクノソリューション

株式会社環境テクノソリューション(本社:東京都千代田区、以下「KTS」)は、低濃度PCB廃棄物の処理期限が迫るなか、銘板の欠損や型式不明、内部構造が確認できないなどの理由からPCB含有の判断が困難となっている「判別不可品」に対応する新サービス、「EcoTraceDX(TM) for PCB〈非破壊検査〉」を2026年8月17日より提供開始します。

本サービスでは、X線装置を用いて機器を破壊することなく内部構造を確認し、コンデンサ等の有無や配置を把握。現物確認、X線撮影、判定支援、記録・エビデンス化、さらに必要に応じた行政への相談まで、一貫して支援します。
低濃度PCB廃棄物の処分期間は、PCB特別措置法により2027年3月31日までとされており、環境省も現在、施設内に残された電気設備の総点検を呼びかけています。

こうした全国的な最終調査が進む一方、実際の現場では、
「銘板が読めない」
「型式やメーカーが分からない」
「過去の図面や仕様書が残っていない」
「機器を開けなければ内部構造が分からない」
といった理由から、PCB含有の有無を容易に判断できない機器が発見されるケースがあります。
特に問題となるのが、PCBを含んでいないことを明確に証明できない機器です。

高濃度PCB廃棄物についてはJESCOによる全5事業所の処理事業が終了しており、2026年3月31日をもって東京・北海道の処理事業所についても処理を終了しています。
そのため、処分費用の問題だけではありません。高濃度PCB廃棄物の可能性を否定できない機器が新たに発見された場合には、自治体等の担当部署への相談を含め、慎重な確認と適正な対応が必要になります。

KTSでは、このような「捨てたいが、何であるか判断できない」機器をそのまま処分するのではなく、まず内部構造を確認し、判断材料を増やすことが重要だと考えています。

X線装置で内部構造を「見える化」

「EcoTraceDX(TM) for PCB〈非破壊検査〉」では、対象機器をX線装置で撮影し、機器内部の構造を非破壊で確認します。
X線画像から、コンデンサの有無や位置、内部配線、巻線・コア、基板などを確認することで、外観だけでは分からない機器の内部情報を取得します。
本サービスは、X線によってPCBそのものの濃度を直接測定するものではありません。
あくまでも内部構造を確認し、コンデンサ等の有無や配置を把握することで、PCB含有可能性の判定やその後の処理方針を検討するための技術的な判断材料を提供するサービスです。
さらに、必要に応じてふき取り検査等を組み合わせることで、より適切な判断を支援します。

9年間で25万台超を調査、X線判定支援5万台超

KTSでは、本サービスを今回初めてゼロから開始するものではありません。
これまで約9年間にわたり、蛍光灯・水銀灯安定器を中心として25万台を超える仕分け・調査を実施してきました。
その調査過程において、外観や銘板情報だけでは判別できない機器に対し、X線装置を活用した内部構造確認を実施しており、その判定支援実績は累計5万台以上にのぼります。

直近1年間においても、
古い研究施設内の装置から発見された不明機器
大手メーカーの敷地内から発見された型式不明機器
公共施設の解体工事中に発見された用途不明機器
などについて、X線による内部構造確認を行い、適正な判別・処理を支援してきました。

単に「X線写真を撮影する」だけではなく、これまで蓄積してきた多数の機器調査経験と照合しながら、現場での判断を支援できる点が本サービスの特徴です。

「現物確認」から「行政相談」まで一貫して支援

サービスの基本的な流れは次の通りです。
(1) 現物確認
対象機器の外観、銘板、型式、配線状況等を確認します。

(2) X線撮影
機器を破壊することなく、X線装置で内部を撮影します。

(3) 内部構造の確認
X線画像からコンデンサ等の有無・配置などを確認します。

(4) 判定支援・エビデンス化
写真、X線画像、確認結果などを整理し、判断根拠を記録します。

(5) 適正処理・行政相談支援
確認結果をもとに処理方針を整理し、必要な場合は自治体等の担当部署への相談まで支援します。

また、調査対象にはQRコードを付与し、現物、写真、調査結果、X線画像などを紐づけることで「どの機器を、いつ、どのように確認したのか」まで追跡可能なトレーサビリティーを確保します。
低濃度PCB処理の「最終局面」だからこそ、判別不可品を残さない、低濃度PCB廃棄物の処分期限である2027年3月31日まで、残された期間は限られています。
調査が進めば進むほど、最後に残るのは、これまで簡単には判別できなかった機器です。

KTSでは、
「分からないから保管を続ける」
「分からないまま処分方法を決める」
のではなく、
「内部を見る。記録する。根拠を残した上で、適正な処理につなげる。」
ことが、PCB処理の最終局面では重要だと考えています。

「倉庫から古い機器が出てきた」
「解体工事中に用途不明の機器が見つかった」
「銘板がなく、PCB対象機器か判断できない」
「自治体への相談方法が分からない」
といったケースについても対応します。

判別にお困りの機器がございましたら、まずはKTSまでお問い合わせください。

EcoTraceDX(TM) サービス詳細・利用のお申し込みはこちら
https://ecotracedx.com/

EcoTraceDX(TM) for PCB〈非破壊検査〉 サービス説明

EcoTraceDX(TM) for PCB〈非破壊検査〉 サービス説明

会社概要

株式会社環境テクノソリューション
所在地 : 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-7-12 K・Pビル7階
代表者 : 代表取締役社長 白井 正一
事業内容: PCB調査、アスベスト調査、環境コンサルティング、環境DXサービス
会社HP : https://ktsol.co.jp

※「EcoTraceDX」は株式会社環境テクノソリューションの登録商標です。
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。