電気自動車用バッテリー製造ブームの中で主力企業を見出す

株式会社グローバルインフォメーション
2013-08-08 13:40

株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社GlobalDataが発行した報告書「Electric Vehicle Battery Market - Market Size, Investment Analysis, and Forecast to 2020 (世界の電気自動車用バッテリー市場:市場規模・投資分析・将来予測)」の販売を開始しました。

電気自動車(EV)用バッテリーの世界市場は、現在日本が支配的な地位にあり、2012年の世界における総収益の38%を占めています。また、中国がこれに次いで30%を占めています。アジア太平洋地域は、20年間にわたり製造と技術に関する専門技能を蓄積しており、これにより世界のバッテリー市場で優位に立っているわけです。世界のバッテリー製造企業のほとんどがこの地域に位置しており、全世界のバッテリー生産量の70%~80%を占めています。また、アジア太平洋地域は、強大な生産基地であると同時に、自動車用バッテリーの主要な消費地の一つでもあります。

電気自動車用のバッテリーでは、リチウムイオン(Li-ion)が今後数年で他の化学電池に取って代わることになると予測されています。鉛蓄電池やニッケル水素(Ni-MH)バッテリー、またLi-ionと鉄系材料をベースとする化学電池が、電気自動車で用いられる化学電池の代表格です。歴史的に見ると電気自動車用としてはNi-MHバッテリーが広く用いられており、今でも電気自動車業界向けに販売されているバッテリーの内、大多数のシェアを占めています。

しかし2010年からは(数々のバッテリー式電気自動車(BEV)モデルの登場に伴い)、Li-ionバッテリーが市場シェアを拡大し始めています。リチウムをベースとした化学電池は、高いエネルギー容量を持ち、エネルギー密度や電力密度が高いので性能的に優れており、高性能自動車用バッテリー市場で優位に立つものと予測されています。ハイブリッド電気自動車(HEV)で使われてきたNi-MHバッテリーにも徐々に取って代わるものとなりつつあります。市場では、さらに進んだ技術のLi-ionバッテリーが次第に浸透を深めて行くものと予測されています。

同調査レポートより得られる情報

•市場への浸透を深めるための戦略ならびに製品開発戦略の展開
•電気自動車用バッテリー市場が持つ成長力を最大限に活用するための自社の位置づけ
•主要な提携企業ならびにビジネス展開を行う道程の明確化

市場調査レポート: 世界の電気自動車用バッテリー市場:市場規模・投資分析・将来予測
Electric Vehicle Battery Market - Market Size, Investment Analysis, and Forecast to 2020
http://www.gii.co.jp/report/gd276746-electric-vehicle-battery-market-market-size.html
出版日: 2013年07月15日
発行: GlobalData

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