山里に受け継がれた“合理の美”。無駄を出さない衣服文化を未来へ。石徹白洋品店(岐阜県郡上市)、4月4日春の営業開始と三都市展示会開催

2026-03-10 10:00
石徹白洋品店株式会社

岐阜県郡上市・石徹白を拠点とする石徹白洋品店(創業2012年)は、冬季休業を終え、2026年4月4日より今年の本店営業を開始いたします。あわせて、春の展示販売会を東京、神奈川、京都の三都市にて開催いたします。
石徹白は、日本有数の豪雪地帯に位置する山間集落です。同店は、地域に古くから伝わる仕事着や生活着の構造を研究し、その設計思想を現代の衣服へと再構築してきました。
最大の特徴は、長方形や正方形などの布を直線裁断のみで構成する点にあります。布をほとんど無駄にせず、身体を締め付けない合理的な設計は、自然とともに暮らしてきた人々の知恵そのものです。
大量生産・大量消費とは異なる、「布を活かしきる」服づくり。
山里に受け継がれてきた合理の美を、現代の暮らしへとつなぐ取り組みです。

神社上の杉の前にて。

神社上の杉の前にて。

本店営業について
本店は毎年4月から11月まで営業し、12月から3月は冬季休業となります。雪解けとともに再び扉を開ける4月4日は、同店にとって一年の始まりの日でもあります。
石徹白洋品店では「本店」「元馬小屋ギャラリー」「藍小屋」「藍畑」をご覧いただけます。
本店:定番衣服および新作の展示販売
元馬小屋ギャラリー:2026企画展示「石徹白民衣と型」
藍小屋:灰汁発酵すくも建ての藍染めの様子
藍畑:藍染めのための原料を栽培(5月〜)
なお、日によっては、服づくりや染めのワークショップも開催しております。(WS情報:https://itoshiro.org/pages/2026ws)
単なる展示販売の場ではなく、衣服の背景にある文化や思想を体感できる空間づくりを目指しています。

本店

本店

本店

元馬小屋ギャラリー

ギャラリー

ギャラリー

藍畑

藍畑

藍畑

藍小屋

藍小屋

藍小屋

春の三都市展示販売会
本店の営業開始にあわせ、春の新作を中心とした展示販売会を三都市で開催いたします。
直線裁断によるリネンシャツ、ボトムス、ワンピースなど、春から初夏にかけて心地よく着られるアイテムを展開。石徹白で私たちが手掛けている草木染めや藍染のものが中心です。会場では全商品の試着が可能で、サイズ感や着こなしの相談にも対応します。
オンライン販売では伝えきれない、布の質感や立体的なシルエット、身体との関係性を実際に体感いただける機会です。

展示会メインビジュアル

展示会メインビジュアル

展示会日程・会場

4/10-12 東京展示会(西荻窪・みずのそら)11:00-18:00 *最終日のみ17:00まで 
住所:東京都杉並区西荻北5丁目25−2
5/1-2  神奈川展示会(葉山・古家1681)11:00-17:00 *葉山芸術祭に参加
住所:三浦郡葉山町一色1681
5/22-24 京都展示会(京都・gobangura)11:00-18:00 *最終日のみ17:00まで
住所:京都市下京区不明門通松原下る吉水町460 奥

石徹白洋品店について
石徹白洋品店は、石徹白に残る衣服文化の聞き取り調査や実物研究をもとに、直線裁断の設計を現代的に再構築するブランドです。
布を無駄にしない設計、長く着続けられる構造、修繕しやすいつくり。
持続可能性が求められる現代において、山里に根付いてきた合理的な衣服文化を新たな選択肢として提示しています。

代表:平野馨生里からのコメント
地域に残る衣服を一着ずつ聞き取り、試作し、実測し、その構造を読み解きながら、現代の暮らしに合うかたちへと再構築する取り組みを続けています。
石徹白に伝わる衣服は、直線裁断による合理的な構造を持ち、布を無駄にせず、長く着続けるための知恵が詰まっています。こうした衣の文化を「保存」するだけでなく、今を生きる服として循環させていきたいと考えています。
2023年からは、この活動に共感してくださる「たつけ認定講師」とともに、各地で制作や学びの場を広げる取り組みも始まりました。現在、全国に40名以上の仲間が生まれています。
小さな山間の地域から始まった営みですが、衣を通して人と土地、そして未来をつなぐ取り組みを、これからも丁寧に続けて行きます。

本店情報

所在地:岐阜県郡上市石徹白
営業期間:4月〜11月(冬季休業:12月〜3月)
今季営業開始日:2026年4月4日
詳細:https://itoshiro.org/pages/store

春の展示販売会情報

東京・神奈川・京都
詳細:https://itoshiro.org/blogs/news/2026sstenjikai