産婦人科医が伝える中学3年生の性教育授業
医療専門職が支える中学校の性教育
医療法人医誠会(本社:大阪府大阪市、代表者:谷幸治)は、2026年7月3日、大阪市立天満中学校3年生を対象に、産婦人科医による性教育プログラムを実施しました。医誠会国際総合病院 産科・婦人科 主任部長の横田浩美医師が、身体の成長、多様な性、妊娠・出産、避妊、性感染症、子宮頸がんについて解説しました。

中学生に関わる健康教育
今回のプログラムは、大阪市立天満中学校からの依頼を受け、前年に続いて実施しました。今年度は生徒だけでなく保護者も参加しました。
学校での学びと医療相談の接点をつくることも、本プログラムの目的です。知識を伝えるだけでなく、困ったときに相談できる医療機関や専門職がいることを授業内で示しました。学校と医療機関が連携し、性に関する悩みを一人で抱え込まないための環境づくりにつなげます。
生徒には、身体の仕組みから妊娠に関する選択、感染症や子宮頸がんに関する知識までを順に説明しました。生徒が自分と他者の身体について考え、健康上の不安や困り事が生じた際に、医療専門職へ相談するための基礎情報を伝えました。
生徒アンケートに表れた将来への意識
生徒たちへ授業後に実施したアンケートには、性感染症や妊娠、避妊、子宮外妊娠など、これまで詳しく知らなかった内容を学べたという声が多く寄せられました。また、「自分のことだけでなく、相手の気持ちや身体も大切にすることが必要だと分かった」「男性側にも責任があると感じた」「少しでも違和感があれば病院を受診したい」といった意見もありました。
専門医から説明を受けたことで、学校の保健授業で扱った内容への理解が深まったという回答や、インターネット上の情報に不安を感じていたものの、医学的な説明を聞いて疑問が軽減されたという意見も見られました。生徒が自分と他者の身体、将来の選択、医療機関への相談について考える機会となりました。
また、アンケートだけでなく、生徒が自由に困りごとや感想、質問を手紙として講師に伝える時間が設けられました。寄せられた手紙に対し、講師が個別に返事を行い、生徒の疑問や不安に丁寧に向き合います。

保護者参加とアンケートに表れた相談先の意義
当日は保護者9名も授業に参加しました。保護者への授業終了後アンケートには5名が回答し、2名が「とても満足」、3名が「満足」を選択しました。
「医師など医療専門職による出張講座は、学校教育に役立つと思いますか」という質問には、回答した5名全員が「とてもそう思う」と答えました。
特に印象に残った内容として、複数回答で妊娠・出産と性感染症が各3名、人工妊娠中絶が2名に選ばれました。自由記述には、身体の仕組みについて初めて知る内容があったことや、困ったときに頼れる相談先を事前に知る意義が記されました。
生徒と保護者が同じ内容に触れることで、学校で学んだ知識を家庭でも共有できる機会となりました。学校からの依頼に基づく学びの場を通じて、地域の皆さんが性と健康について考えるきっかけづくりに取り組みます。
医療法人医誠会では、企業、学校、各種団体、患者会などを対象に、医師や専門職による出張講座を行っています。主催者の希望するテーマに沿い、分かりやすいスライドを用いた講座を提供できる体制を整えています。

概要
実施日時:2026年7月3日(金)13時35分~15時25分
対象:大阪市立天満中学校3年生
実施経緯:大阪市立天満中学校からの依頼による前年に続くプログラム
テーマ:思春期を迎えたみなさんへ
講師:医誠会国際総合病院 産科・婦人科 主任部長 横田浩美 医師
学習内容:からだの成長・多様な性、妊娠・出産、中絶・避妊、性感染症、子宮頸がん
保護者参加:9名
アンケート回答:5名
・満足度:とても満足2名、満足3名
・出張講座の教育上の有用性:5名全員が「とてもそう思う」と回答
医療法人医誠会
医療法人医誠会は1979年に大阪市で創立し、ホロニクスグループとして全国で医療・介護事業を展開しています。医誠会国際総合病院は46診療科、総職員数2,144名(2026年4月現在)を有する基幹病院で、2026年4月に大阪府がん診療拠点病院に指定されました。
2024年度の公設救急受入数は15,118台で「断らない救急」を掲げ地域の高度急性期医療を担っています。
病院独自の救急システム、医誠会「病院救急」搬送システムは直通の電話番号にご連絡いただき、症状により医師・看護師・救急救命士が同乗した病院救急車でお迎えに行く仕組みで、2025年度は9,761回の搬送を行いました。