日本オラクル、経営管理アプリケーション群「Oracle Enterprise Performance Management System」の最新版を提供開始

日本オラクル株式会社
2012-05-10 11:00

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は、オラクルの経営管理アプリケーション群の最新版「Oracle Enterprise Performance Management System R11.1.2.2」(以下、Oracle EPM System R11.1.2.2)を本日より提供開始することを発表します。

「Oracle EPM system」は、企業の事業戦略策定、目標設定、財務と業務の計画や、決算業務と報告書作成を支援する機能を包括的に提供するアプリケーション製品群です。最新版「Oracle EPM System R11.1.2.2」では、オラクルの高速分析マシン「Oracle Exalytics In-Memory Machine」への対応により、事業計画や予測における性能と精度の向上を実現し、大規模なデータの集計、分析やレポート作成にかかる時間を短縮します。また、プロジェクトの予算計画を支援する「Project Financial Planning(プロジェクト・フィナンシャル・プランニング」と財務データの整合性をチェックする「Account Reconciliation Manager(アカウント・リコンシレーション・マネジャー)」などの新機能が搭載されました。財務データの収集や連結決算処理における機能も強化され、複雑化する企業のグローバル経営をより簡便に実現することを支援します。

「Oracle EPM System R11.1.2.2」の主な新機能と強化点は以下の通りです。
‐新機能「Project Financial Planning」:企業はプロジェクトに基づく予算編成、資金調達、承認、証跡管理を実行できます。ERPのプロジェクト機能およびプロジェクト管理アプリケーションにより構築された既存システムと連携し、主要プロジェクトやプロジェクト構成の財務実績の可視化と改善に役立てることが可能です。

‐新機能「Account Reconciliation Manager」:グループ企業において、連結決算の対象となる各拠点から収集された財務情報の整合性をチェックする機能です。企業における決算に必要な作業を合理化し、監査リスクとそれに関わるコストの削減を支援します。

‐財務報告書作成を支援する機能の強化:連結管理アプリケーション「Oracle Hyperion Financial Management」は、次元数の上限解除などの次元設定機能が拡張され、より柔軟で詳細なレポート作成が可能になりました。

‐事業予測の精度向上:表を使った予測モデリングと作成、シミュレーションや最適化を行うアプリケーション「Oracle Crystal Ball(オラクル・クリスタル・ボール)」の統計的予測技術に基づいた回帰分析* を行う新機能を追加し、予測精度を向上しています。

  • 回帰分析:結果となる数値とその結果を導く要因となる数値との関係を調べて数式化することで定量的に分析する手法のこと

‐オラクルのERP製品とのデータ連携強化:最新版では、財務情報の統合を行う機能「Oracle Hyperion Data Relationship Management」と、オラクルのERP製品「Oracle E-Business Suite R12.1」のデータソースとの連携が可能になりました。これにより、勘定科目やその他の財務マスター・データをより迅速かつ簡単に統合できます。

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.comをご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 石川
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

  • OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。

パートナー各社による「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」への取り組み

◇アクセンチュア株式会社
アクセンチュア株式会社は、今回、日本オラクル株式会社が提供を開始する「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」の国内提供開始を歓迎いたします。「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」では、グローバル連結経営管理機能、財務計画・予測分析機能に加え、プロジェクトマネジメント機能などが強化・新規実装されており、経営層の要求に幅広く応えられる機能が提供されています。アクセンチュアでは、グローバルでフォーチュン500の企業において100を越えるOracle Enterprise Performance Managementの導入プロジェクトを手掛けており、「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」と、アクセンチュアが国内外で蓄積した豊富な経営管理フレームワーク、導入方法論や各種ツール、さらには実績に裏付けられた高い構築能力が組み合わされることで、お客様のさらなるビジネス・パフォーマンスの向上が実現できると確信しています。

アクセンチュア株式会社
テクノロジーコンサルティング本部 財務・経営管理グループ統括 パートナー 中西 正

◇SCSK株式会社
SCSK株式会社は、日本オラクルによる「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」の国内提供開始に関する発表を歓迎いたします。
グローバル化、IFRS準備が加速する環境下において、経営者層の迅速かつ的確な意思決定の重要性は増しています。
このたび発表となった「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」は、その意思決定体制のシステム基盤構築面、運営面において大いに寄与するものと期待しています。
SCSKは、「Oracle Hyperion」を中核とした予算管理ソリューションや、弊社独自ソリューションである「PrimeConsolidation(財管一致連結会計ソリューション)」を含め、さまざまなソリューションを日本オラクルと協業し、推進してまいりました。
この豊富な実績をもとに、日本オラクルとの協業をさらに強化し、お客様のシステム構築から運営/運用(AMO)までのシステムライフタイムをフルサポートいたします。

SCSK株式会社 ソリューション機能事業部門 開発ソリューション事業本部 本部長 田財 英喜

◇TIS株式会社
TIS株式会社は「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」の国内提供開始の発表を歓迎します。
当社では、会計・経営管理の分野において、Hyperion製品によるソリューション・サービスを提供しております。
グローバル視点での経営情報の可視化と活用については製造業のお客様を中心に、急速にニーズが高まっておりますが、国内外で豊富な実績を持つHyperion製品の最新版の登場により、お客様の課題をより効率的に実現することができると考えております。

TIS株式会社 執行役員 岡本 安史

◇株式会社電通国際情報サービス
株式会社電通国際情報サービスは、日本オラクル株式会社による「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」の国内提供開始に関する発表を歓迎します。
弊社は長年にわたり、Oracle E-Business Suite、Oracle Enterprise Performance Managementを基盤とした財務会計・管理会計・業績管理等のグループ経営管理分野において、数多くのシステム導入実績を積み重ねて参りました。「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」でリリースされる様々な新機能により、経営分析業務の改善が可能となり、これに弊社のグループ経営管理システム構築ノウハウを組み合わせることで、企業のグループ経営課題の解決に、大きな貢献ができるものと期待しております。

株式会社電通国際情報サービス
上席執行役員 ビジネスソリューション事業部長 小谷 繁弘

◇東洋ビジネスエンジニアリング株式会社
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社は、日本オラクル株式会社による「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」の国内提供開始に関する発表を歓迎します。弊社は永年にわたり、製造業をはじめとする各業界のお客様に、オラクル・アプリケーションによる経営強化ご支援を提供して参りました。また、2009年の「製造業向け収益・原価管理Hyperion Planningテンプレートb-PCM」を皮切りにオラクルEPM製品による、経営と現場をつなぐ意思決定支援ソリューションをご提供しております。「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」の提供開始により日本オラクルとの協業を今後も強化し、日本の製造業様を中心にグローバル経営・グループ経営を一層強力にご支援して参ります。

東洋ビジネスエンジニアリング株式会社
執行役員 ソリューション営業統括本部長 古田 英樹

◇株式会社日立製作所
日立製作所は、日本オラクル株式会社による「Oracle Enterprise Performance Management System R11.1.2.2」の日本での展開に向けた発表を歓迎します。
当社は、日本オラクル株式会社と20年以上のパートナーシップを持ち、ビジネスを展開してまいりました。オラクルの業務アプリケーションビジネスにおいても、国内展開当初より10年以上の協業実績があります。また同時に当社グループ内では、家電等の繰返・量産品からプラント等の個別受注品に至る様々な生産形態のものづくりならびにシステム開発等を行っており、その管理ノウハウを蓄積しております。
以上の経緯から、当社は従来のオラクルの製品がカバーする業務領域だけでなく、今回新たに追加されたプロジェクト予算計画の業務領域に対しても、SIのみにとどまらず管理ノウハウを含めてお客様の成長ならび競争力向上に貢献できるものと考えております。今後も当社は、日本オラクル株式会社との協力体制をさらに強化し「Oracle Enterprise Performance Management System R11.1.2.2」の展開に積極的に取り組んでまいります。

株式会社日立製作所
情報・通信システム社 産業・流通システム事業部
エンタープライズパッケージソリューション本部 担当本部長 竹山 雄一

◇富士通株式会社
富士通株式会社は、日本オラクル株式会社による「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」の国内提供開始に関する発表を歓迎します。弊社は、Hyperion社の時代から長年に渡り、自社パッケージとの連携を含めて、Hyperionを活用したソリューションを販売、展開してきました。また、自社においても海外グループ会社で、グローバル経営管理のツールとして活用しており、その実践ノウハウを発表してきました。「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」の提供開始により日本オラクルとさらに協業し、お客様のグローバル経営管理の実現に向けて取組みを行っていきます。

富士通株式会社 ERPビジネスセンター センター長 村松 勝

◇プライスウォーターハウスクーパース株式会社
プライスウォーターハウスクーパース株式会社は、日本オラクル株式会社による「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」の国内提供開始に関する発表を歓迎します。
弊社はOracle E-Business Suite、Hyperion、Oracle Enterprise Performance Managementを基盤とした会計および業績管理等のグループ経営管理分野において数多くのシステム導入実績を積み重ねて参りました。
この度「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」でリリースされるさまざまな新機能を、弊社の経験とノウハウと融合させることにより、経営分析業務を改善することが可能であり、日本企業のグループ経営課題の解決に、大きな貢献ができるものと期待しています。

プライスウォーターハウスクーパース株式会社 パートナー 鹿島 章

◇株式会社ブレインチャイルド
株式会社ブレインチャイルドは、日本オラクル株式会社による「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」の国内提供開始に関する発表を歓迎します。
弊社は、「Oracle Essbase」及び「Oracle Hyperion Planning」を中核に、財務ソリューションから予算計画、グローバル原価管理など幅広く展開してきました。
本バージョンは高速分析エンジンのExalyticsに加え、プロジェクト会計機能も大幅に強化されました。
「Oracle Enterprise Performance Management R11.1.2.2」の提供開始により、プロジェクトのリスクファクターを複数のパラメーターでシミュレーションを行う事ができ、不確実な環境の中、企業にとって強力なリスクマネージメントツールとなります。
日本オラクルとの協業を今後も強化し、ビジネスプロセスとITテクノロジーの両方の観点から生産性と能率性の向上を実現してきます。

株式会社ブレインチャイルド 代表取締役 ドワイト・ポール・ラム