【中古車売却・買取査定に関する意識調査】 中古車買取、約6割が「不信感」を経験  最多は「後出し減額」

~半数が相場はわからない、それでも売却判断には影響~

2026-01-29 10:00
リセールバリュー総合研究所

リセールバリュー総合研究所(所在地:東京都港区港南)は、2026年1月9日に全国の自家用車保有者464人を対象に「中古車売却・買取査定に関する意識調査」を実施しました。

本調査では、中古車買取業者への信頼感や不信感の実態をはじめ、相場情報の把握状況、売却判断に影響を与える不安要素、さらには実際の査定体験や次に重視したいポイントまでを多面的に分析しました。本リリースでは、「相場がわからない中でも判断を迫られる」中古車売却の現場で、生活者が何に不安を感じ、何を求めているのかを明らかにします。

調査概要

実施内容:中古車売却・買取査定に関する意識調査
調査対象:男女464人(男性:226人/女性:238人)※自家用車の保有者に限定
集計方法:インターネット調査(サーベロイド社)
調査期間:2026年1月9日

リリースサマリー

・中古車買取査定で約6割が「不信感を抱いた経験あり」と回答
・不信感の理由の最多は「後出し減額」 査定根拠や説明不足への不満も上位に
・約半数が中古車相場を「まったく把握していない」 一方で6割超が「下落不安が売却判断に影響」
・自分のクルマの価値を把握していない人が約6割 査定経験者の約4割が「想定より安かった」

中古車買取業者を「信頼できる」は約7割 約3割が「不安・不信」を抱えたまま利用

Q. 中古車買取業者(査定)を「信頼できる」と感じますか?

Q. 中古車買取業者(査定)を「信頼できる」と感じますか?

調査によると、中古車買取業者(査定)を「とても信頼できる」「ある程度信頼できる」と回答した人は合わせて71.4%となり、全体の約7割が一定の信頼感を持っていることがわかりました。一方で、「あまり信頼できない」「まったく信頼できない」と回答した人も28.6%にのぼり、買取査定に対して不安や疑念を抱いている層が決して少なくない実態が浮き彫りになりました。

買取査定で半数以上が“不信感”を経験 最多は「後出し減額」、説明不足への不満も顕著

Q. 買取査定で「不信感を抱いたことがある」経験はありますか?/Q. どのような点に不信感を抱きましたか?

Q. 買取査定で「不信感を抱いたことがある」経験はありますか?/Q. どのような点に不信感を抱きましたか?

調査によると、中古車の買取査定経験者のみを対象にすると「何度もある」「数回ある」と回答した人は合わせて55.1%となり、半数以上が何らかの不信感を抱いた経験があることがわかりました。買取査定が生活者にとって不安を感じやすい取引である実態が浮き彫りになりました。

不信感を抱いた理由を見ると、最も多かったのは「後出しで減額された」(40.4%)で、次いで「査定額の根拠が不明確」(39.7%)、「相場より明らかに安いと感じた」(30.8%)、「手数料・条件などの説明が不十分だった」(30.1%)が続きました。金額そのものだけでなく、説明の透明性やプロセスへの納得感が欠けていることが、不信感につながっている様子がうかがえます。

約半数は「信頼できた買取体験」も経験 鍵は「相場開示」と「査定理由の丁寧な説明」

Q. 「この対応なら信頼できる」と感じた買取査定体験はありますか?/Q. 信頼できると感じた理由は何ですか?

Q. 「この対応なら信頼できる」と感じた買取査定体験はありますか?/Q. 信頼できると感じた理由は何ですか?

調査によると、「この対応なら信頼できる」と感じた中古車買取の体験が「ある」と回答した人は52.3%と、不信感を抱いた経験が多い一方で、約半数が“信頼に足る対応”も実際に経験していることがわかりました。

信頼できた理由を見ると、最も多かったのは「相場情報を開示してくれた」(54.1%)と「査定額の理由を丁寧に説明してくれた」(53.4%)でした。続いて「即決を迫らなかった」(35.8%)、「他社比較を認めてくれた」(35.1%)が上位に挙がり、価格の高さそのものよりも、判断プロセスの透明性や顧客に委ねる姿勢が、信頼につながっていることがうかがえます。

中古車相場はわからない、でも損はしたくない 6割超が“下落不安”で売却判断に影響

Q. 中古車の相場動向やトレンドの情報はどこまで掴んでいますか?/Q. 「相場が下がるかもしれない」と思うと、売却する際の判断に影響しますか?

Q. 中古車の相場動向やトレンドの情報はどこまで掴んでいますか?/Q. 「相場が下がるかもしれない」と思うと、売却する際の判断に影響しますか?

調査によると、中古車の相場動向やトレンドについて「よく知っている」と回答した人は8.0%にとどまり、「なんとなく知っている程度」(24.6%)、「ごくたまに調べる程度」(20.7%)を含めても、十分に把握できているとは言い切れない層が多数派であることがわかりました。特に「まったくわからない」と回答した人は46.8%と、約半数が相場情報をほとんど掴めていない状況です。

一方で、「相場が下がるかもしれない」と思うと売却判断に「かなり影響する」「多少影響する」と回答した人は64.5%にのぼり、相場を正確に把握できていない状況でも、価格下落への懸念だけは強く意識されているという、情報と心理のギャップが浮き彫りになっています。

2026年の中古車相場、「正直わからない」が最多 物価上昇や世界情勢への不安が背景に

Q. 2026年の中古車相場について、どうなると思いますか?/Q. そのように考えた理由は何ですか?

Q. 2026年の中古車相場について、どうなると思いますか?/Q. そのように考えた理由は何ですか?

調査によると、2026年の中古車相場について「正直わからない」と回答した人が40.7%と最も多く、先行きに対する不透明感が強いことがわかりました。一方で、「横ばいだと思う」(26.9%)、「上がりそう」(25.9%)と見方が分かれる結果となっており、生活者の間で相場観が定まっていない状況がうかがえます。

そう考えた理由を見ると、「正直わからない/直感でそう思った」(42.9%)が最も多く、明確な根拠を持たないまま判断している人が多い実態が浮き彫りになりました。次いで「物価上昇の問題」(30.8%)、「世界情勢の問題」(16.2%)が続き、個人の感覚に加えて、経済環境や社会情勢への不安が相場予測に影響している様子がうかがえます。

自分のクルマの価値、「把握していない」が約6割 査定額は“想定より低い”が約4割

Q. あなたは自分のクルマのリセールバリュー(残価)を把握していると思いますか?/Q. これまでの実際の査定額は、想定していた金額と比べてどうでしたか?

Q. あなたは自分のクルマのリセールバリュー(残価)を把握していると思いますか?/Q. これまでの実際の査定額は、想定していた金額と比べてどうでしたか?

調査によると、自分のクルマのリセールバリュー(残価)を「正確に把握している」と回答した人は9.1%にとどまり、「だいたい把握している」を含めても34.3%でした。一方で、「あまり把握していない」「まったくわからない」と回答した人は65.7%にのぼり、約3人に2人が自分のクルマの価値を十分に把握できていない実態が明らかになりました。

また、実際に査定を受けた経験がある人に限ると、「想定より低かった」と回答した人は38.5%と、「想定より高かった」(14.4%)を大きく上回りました。事前の認識と実際の査定額との間にギャップを感じる人が少なくないことがうかがえます。

自動車を売る時、最も重視するのは「価格」 一方で「透明性」や「誠実な対応」も重視

Q. 次にクルマを売る際、最も重視したいポイントは何ですか?

Q. 次にクルマを売る際、最も重視したいポイントは何ですか?

調査によると、次にクルマを売る際に最も重視したいポイントとして最も多かったのは「価格の高さ」(36.4%)でした。やはり中古車売却においては、少しでも高く売りたいという意識が最優先されていることがわかります。

一方で、「査定の透明性」(20.0%)や「営業姿勢や対応の誠実さ」(11.9%)、「手続きの簡単さ」(10.8%)、「相場情報が事前にわかること」(10.8%)といった回答も一定数を占めており、価格以外の“納得感”や“安心感”を重視する層も少なくない結果となりました。

■リセールバリュー総合研究所(通称:「リセバ総研」)とは?
リセールバリュー総合研究所(通称「リセバ総研」)は、「中古車選びの価値基準をアップデート!」をコンセプトに、株式会社IDOMが運営する「中古車のガリバー」で蓄積された、年間約45万件を超える膨大なクルマの買取価格査定データや調査結果に基づき、クルマの売却価格や中古車相場を見える化するメディアです。

また中古車のリセールバリューを赤裸々に、かつわかりやすく公開していくだけでなく、「中古車のリセールバリュー」について、自動車業界に限らず様々な分野の専門家やプロをお呼びし、多角的な視点から研究を行い、その成果を発表していきます。

私達リセバ総研は、生活者の皆様がこのリセバ総研を通して「今買いたい」「今売りたい」クルマのリセールバリューを正しく掴めるようになることを目指します。

今後、皆様の中古車選びの価値基準をアップデートし、日々の生活がより豊かになるような情報を提供してまいります。

リセールバリュー総合研究所(通称:リセバ総研)

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