オラクルのデータベース・マシンが札幌市の新基幹系情報システムの共通基盤として稼働開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は、オラクルのデータベース・マシン「Oracle Exadata」が札幌市(市長:上田 文雄)の新基幹系情報システムの共通基盤として採用され、2012年7月より稼働を開始したことを発表します。
札幌市は、平成22年度(2010年4月1日~2011年3月)より「新基幹系情報システムの再構築事業」を開始しました。本プロジェクトは、市民サービスの根幹となる住記、税務、介護、国保、保険福祉を支える従来システムのブラックボックス化や特定業者との随意契約を見直し、札幌市が主導的に開発・管理できる「グラスボックス*」システムの開発を推進しています。
- 「オープンな技術による中立な基盤」、「整備されたプロセス」、「標準化した開発手法」を用いたシステム
札幌市は、2010年、主導的に開発・管理できるシステムを実現するため、産業技術総合研究所が研究する開発手法「産総研包括フレームワーク*」を採用し、新基幹系情報システムの再構築を開始しました。また、2011年9月、新基幹系情報システムの共通基盤として「Oracle Exadata」を採用して、2012年7月、住民基本台帳の改正を期に住民記録システムの稼働を開始しました。
- 産業技術総合研究所が研究する委託者主導を可能とする「開発標準」、「開発プロセス」、「基盤フレームワーク」を定義・構成した開発手法
札幌市は、ハードウェアとソフトウェアが最適化された事前構成済みのエンジニアド・システムである「Oracle Exadata」を活用したことで、3ヶ月で新基幹系情報システムの共通基盤のインフラ構築を完了し、汎用機で稼働していた住民記録システムのスムーズな移行を完了しました。また、汎用機で稼働していたシステムのオープン化により、ハードウェアの調達コストを軽減しました。
札幌市では今回のプロジェクトの成果を有効活用して、税務、介護、国保システムのオープン化を順次進める予定です。
●参考リンク
・「Oracle Exadata Database Machine」製品概要
http://www.oracle.com/jp/products/database/database-machine/
・「Oracle Database 11g」製品概要
http://www.oracle.com/jp/products/database/index.html
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先:
日本オラクル株式会社 広報室 小林、玉川
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
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