繁栄が続くインドの小売業部門ではEテーリングへの展開が時代の流れに

株式会社グローバルインフォメーション
2013-08-28 20:00

株式会社グローバル インフォメーションは、Canadeanが発行した報告書「The Future of Retailing in India to 2017 (インドにおける小売業の将来)」の販売を開始しました。

TriMarkPublicationsは、同レポートの中で、世界の生物製剤市場が2019年までに2,200億米ドルを超える規模に拡大すると言及しています。

生物製剤は、バイオ医薬品の別名でも知られており、3つの主要なモダリティ(治療用タンパク質、モノクロナール抗体およびワクチン)に分類できます。これまでのところ、市販生物製剤のほとんどは遺伝子組み換え治療用タンパク質薬剤であり、癌、糖尿病、心疾患、不妊および嚢胞性線維症などの慢性疾患に苦しむ患者の治療に用いられています。世界では、米国が生物薬剤売上の43%を占め、EU(21%)および日本(9%)が続いています。

インドの小売業部門ではEテーリング化が時代の流れに

インドではネットを通じた販売チャンネルが高い将来性を持つことから、小売産業へ投資する可能性を持つ投資家全てがこのチャンネルを探ろうと目を向けており、このためE起業家精神が新たな勢いを得ています。IAMAI (インド インターネットおよびモバイル協会)によれば、2012年のEコマース市場規模は約100億米ドルと見積もられています。First Data Corporation社およびICICI Merchant Service社が2012年に発行した報告書はオンライン通販を利用しているインド都市部の消費者の間に信頼が高まっていることを紹介しており、2024年乃至2025年までに国内Eコマース市場規模が1250億米ドル乃至2600億米ドルにまで拡大する成長潜在力を持つとしています。

オンライン環境が好ましい状況に整ってきたことを受けて、小売事業者はオンラインストアの開設を通じて新たな市場をテストし、また既存店舗の商圏との調和を図ろうとし始めています。現在、小売事業者はこれがビジネス展開の手法としてはリスクが小さいことに目をつけており、これを通じて拡大が進む市場に踏み込むことができ、また消費者について学ぶことができると考えています。

Eテーリングはインドの小売り販売額とその拡大に膨大な影響を持つ

2007年から2012年の間にインドの小売り販売額は16兆7710億インドルピーから30兆1750億インドルピーにまで増大しました。これはCAGRで12.47%に当ります。Canadean社の調査分析ではこの市場の成長は今後も同等のペースで進み、2017年までに小売り販売額は56兆1720億インドルピーに達するものと予測しています。

このような大きな成長が予測されており、またオンライン通販への事業拡大はリスクが低いという特質を持つことから、インド市場においてはこれが非常に魅力的なものとなっています。開発途上国では消費者がますますオンライン通販に親しむようになっており、この広範な動きに後押しされて相当な投資利益率が期待できます。このことからインドの小売産業部門にとってEテーリングは収益を大幅に拡大できる極めて魅力的な手法となっています。

市場調査レポート: インドにおける小売業の将来
The Future of Retailing in India to 2017
http://www.gii.co.jp/report/can243358-future-retailing-india-2016.html
出版日: 2013年07月31日
発行: Canadean

【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/topics/CS04_jp.shtml
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F

CAN243358

CAN243358