日本オラクル、顧客管理システムの最新版を発表
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4-1、代表取締役社長:新宅正明、以下 日本オラクル)は、顧客管理システム「Oracle Customer Relationship Management」(以下、Oracle CRM)の最新版を発表します。最新版「Oracle CRM」は、統合アプリケーションソフト「Oracle E-Business Suite 11i.10」より搭載されます。「Oracle E-Business Suite 11i.10」は、今秋、日本オラクルより提供開始いたします。
情報の漏洩を防ぎつつ情報の正確性確保と利用目的に則した情報利用を目的とした個人情報保護法の適用が2005年4月と間近に迫る中、企業がビジネスにおいて成功を納めるためには顧客情報の統合とその情報を正しくかつ効率よく活用する仕組みが必要不可欠となっています。「Oracle CRM」最新版は、オラクルの顧客情報統合ツールである「Oracle Customer Data Hub」と併せて利用することで、新たにデータベース内の各項目により極め細やかなアクセス制御設定を行う「オブジェクトベースセキュリティ」を採用し、個人情報保護法に対応した顧客管理システムを構築することが可能です。
また「Oracle CRM」最新版では、企業のマーケティング活動を支援する「Oracle Marketing」の新機能として、「キャンペーンワークベンチ」と「オーディエンスワークベンチ」を提供します。「キャンペーンワークベンチ」は、顧客をターゲットとした様々なキャンペーンやイベントを複数、同時並行で企画立案、実行、管理、効果測定が可能、かつ複雑なキャンペーン、イベント間の依存関係、スケジュールを分かりやすいユーザー・インターフェースで提供する機能です。「オーディエンスワークベンチ」は、オラクルの分析ツールである「Oracle Discoverer」と統合された市場分析やユーザーに馴染みやすい自然言語による顧客ターゲットリストの作成を可能にする機能です。
さらに最新版の新機能として、今後ますます比重の高まることが予測されるパートナービジネスをサポートするための、商談の共有紹介、資金提供管理、柔軟な取引を実現するための価格設定機能などを持つ「Oracle Partners Management」が新たに加わりました。従来より提供していた、キャンペーン・引合い・商談管理から提案・見積りまでを一貫してプロセス管理する「Oracle Sales」やインターネットアクセスが可能な携帯電話を利用した保守サービス関連機能を提供する「Mobile Field Sever Wireless Option」などの機能も大幅に強化されています。
◆「Oracle CRM」について
Oracle CRMは、マーケティング、セールス、保守サービス、契約など企業と顧客、企業とパートナーの関係創造・維持・発展を企業活動の全領域に渡ってサポートするソリューションです。Oracle CRMは経済活動における顧客の多面的な活動を柔軟かつ正確に表現するデータモデルTCA(トレーディング・コミュニティ・アーキテクチャ)を活用し、企業の営業部隊とバックオフィスをスムーズかつ透過的に結合します。
さらにビジネスインテリジェンスツールを利用する事により、マーケティングキャンペーンからアフターサービスまで、顧客へのサービス提供における一連のプロセス全体を通したKPI(主要業績指標)測定と詳細レポートにより顧客の360度の可視化を実現します。
◆「Oracle Marketing」について
「キャンペーンワークベンチ」、「オーディエンスワークベンチ」はOracle Marketing の機能として提供されます。Oracle Marketing はデータの分析、キャンペーンの規格、立案、実行を管理するだけでなく、予測モデルに基づくROI(Return of Investment:投資対効果)分析、実行結果の分析までを包括的に提供し、キャンペーン、イベント管理の一元化、顧客情報を利用したターゲット確定、バックオフィスとの連携を活用したROIの明確化を実現します。
◆「Oracle Partners Management」について
複雑なパートナービジネスを可視化し、より効率的でより迅速なビジネス目標の達成を目指します。商談情報の共有、あるいは譲渡、地理的、技術的要因を考慮した適切なパートナーの選択、煩雑・複雑になりがちな価格交渉のシステム化を実現します
◆「Oracle Sales」について
販売プロセス上で必要な情報提供を実現し、効果的な営業活動を実施する製品です。営業担当者は、最新の顧客情報と営業情報を見ながら、戦略的に活動を展開できます。また、見込みの高い顧客に対する営業リソースの割当など、より確度を高めた営業活動と、営業サイクルの短縮をサポートします
◆「Mobile Field Server Wireless Option」について
「Oracle Field Service」のオプション機能として提供されます。「Oracle Field Service」は全世界で数百の稼動済みユーザ実績を持ち、客先での修理業務などのフィールドサービス業務をサポートする、作業指示者とフィールドエンジニア向けモジュールです。作業計画、部品手配、要員割当、モニタリング、作業報告、請求までの一連のフィールドサービス業務を効率化します。
◆「Oracle E-Business Suite」について
「Oracle E-Business Suite」は、経理や人事といった企業の根本を担う基幹系のシステムや、在庫管理、生産管理、顧客管理、購買管理などの企業活動自体をサポートするシステムを構築するための機能が統合されたソフトウェアです。日本オラクルは、世界で13,000社以上、国内でも500社を越える実績を持つ「Oracle E-Business Suite」を核としたEビジネスソリューション事業のさらなる拡大に向けて、積極的な取り組みを進めています。関連事業部門の増強やパートナー企業との 提携強化を通じ、販売およびサポート体制も積極的に強化しています。
■本件に関する報道関係お問い合わせ先:
日本オラクル株式会社
コーポレート・コミュニケーションズ 広報担当:石川
TEL:03-5213-6395 E-mail: Junko.Ishikawa@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。
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