ソフトバンク・グループのディーコープ、購買支援サービスのデータベース基盤として「Oracle Database Appliance」を採用し、物理環境とクラウド環境を併用するハイブリッド構成へ移行
発表の概要
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂、以下:日本オラクル)は本日、ソフトバンク・グループのディーコープ株式会社(本社:東京都港区東新橋、代表取締役社長:谷口 健太郎、以下:ディーコープ)が提供する購買支援サービス向けのデータベース基盤を、オラクルの高可用性データベースとハードウェアを一体化したエンジニアド・システム「Oracle Database Appliance」を採用し、稼働を開始したことを発表します。
発表内容
•ディーコープは、買い手企業と売り手企業の購買活動を総合的に支援するコンサルティング会社です。お客様の購買プロセスを見直して、購買コストの削減や調達要件の適正化を実現するサービスを提供しています。その購買支援のオンライン・サービス 「@Dee」により、買い手である大手企業と数多くの売り手企業とをマッチング、そして見積提案から商談成立までの一連の取引を迅速に提供しています。これまでの購買支援企業数は1,200社を超え、累計購買支援金額は2兆円を突破しており、企業間取引における日本最大級*の購買調達支援活動を展開しています。
- ディーコープ調べ
•「@Dee」ではユーザー数および取引の拡大が続いており、多くのお客様に対し、耐障害性やパフォーマンスにおいて、高いサービス・レベルを満たす必要がありました。既存システムでは「Oracle Database Standard Edition」を使用した複数のデータベースで運用していましたが、ユーザー数および取引の拡大に伴い、ディスクI/Oの性能低下に起因するパフォーマンスの課題が発生していました。ディーコープは、一般的なIAサーバーやクラウド・サービスを含めて検討した結果、分散していたデータベースを統合し、パフォーマンスの改善、災害・障害時におけるデータ保護、セキュリティ強化を実現するため、高可用性・高信頼性に定評のある「Oracle Database Enterprise Edition」専用に開発された「Oracle Database Appliance」を採用し、稼働を開始しています。
•ディーコープは合わせて、災害・障害時におけるデータ保護に対して「Oracle Database Enterprise Edition」の機能である「Oracle Real Application Clusters One Node」および「Oracle Data Guard」、データ増に伴うパフォーマンス改善に「Oracle Partitioning」、パフォーマンス管理改善のため「Oracle Enterprise Manager Diagnostics Pack」および「Oracle Enterprise Manager Tuning Pack」、セキュリティレベル向上のため「Oracle Advanced Security」を採用しました。
•本プロジェクトでは、株式会社IDCフロンティア(本社:東京都新宿区四谷、代表取締役社長:中山 一郎、以下:IDCフロンティア)の提供するデータセンターおよびクラウド・サービスと、高速なデータセンター間ネットワークを採用し、東京・福岡・福島の三拠点で稼働しています。物理環境とクラウド環境の併用によりシームレスなシステム稼働と、災害および障害に対して高い可用性を実現することができました。
•本プロジェクトでは、数多くの「Oracle Database」の導入実績をもつ、ソフトバンク・テクノロジー株式会社(本社:東京都新宿区新宿、代表取締役社長CEO:阿多 親市、以下:ソフトバンク・テクノロジー)が「Oracle Database Appliance」の導入支援を行いました。
本発表に向けた顧客企業のコメント
•今回「Oracle Database Appliance」の採用に至った一番の決め手は、ハードウェアからソフトウェアまでオラクルがワンストップでサポートする点です。既存システムでは複数ベンダーの製品を組み合わせてシステム構築をしていたため、問題の切り分けなどに苦慮していました。こうした点が解消できることで、お客様へより高品質なサービスを提供できると考えております。
昨今、企業システムのクラウド化が叫ばれておりますが、全てをクラウド化にするのではなく、ミッション・クリティカル領域に関しては、物理環境で高品質なサービス・レベルを保つ必要があると考えています。そのサービス・レベルを実現するにあたり「Oracle Database Appliance」はトータルコストの面でも非常に魅力的でした。「Oracle Database Appliance」の導入により、セキュリティ対策の強化、本番環境および災害対策サイトをローコストで構築することができました。
また、新しいサービス基盤では、物理環境とクラウド環境を併用することにより、柔軟かつ可用性が高いシステムを実現しています。物理環境とクラウド環境のシームレスな接続が可能となったのも、IDCフロンティアの強力な支援があったからこそ実現しています。
ディーコープ株式会社 情報システム本部 IT戦略部 運用グループ
マネジャー 佐藤 大雅
参考資料
•本プロジェクトのシステム構築構成図:
http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=274
•「Oracle Database Appliance」について
「Oracle Database Appliance」は、ソフトウェア、サーバー、ストレージ、ネットワークを一体化したエンジニアド・システムとして、幅広いOLTP*およびデータウェアハウジング・アプリケーションのデータベースに高い可用性を実現します。また、システム規模の拡張に応じて必要なCPU能力に合わせてライセンス購入ができるため、「Oracle Database Enterprise Edition」を低コストで導入及び運用可能です。
http://www.oracle.com/jp/products/database/database-appliance/overview/index.html
*Online Transaction Processing
日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目指し、クラウド環境とお客様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計され、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp
日本オラクル公式ソーシャルメディアチャネル
•Facebook http://www.facebook.com/OracleJP
•Twitter http://twitter.com/Oracle_Japan
オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
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