電力料金課金システムおよび顧客情報システムソフトウェアならびにサービス市場が2017年までには40億米ドル規模に到達

株式会社グローバルインフォメーション
2012-08-13 16:30

株式会社グローバル インフォメーションは、Pike Researchが発行した報告書「Electric Utility Billing and Customer Information Systems - Billing and CIS Software and Services for Regulated and Deregulated Utilities: Global Market Analysis and Forecasts (世界の電気公益事業者向け課金請求および顧客情報システム市場の分析・予測:統制市場および自由化市場向けソフトウェア&サービス)」の販売を開始しました。

再生可能エネルギー、スマートメーター、規制緩和、ソーシャルメディア、分析ツール、また顧客情報技術の進歩とさらなる高度化への期待など、さまざまな流れが集まって来ていることから、電力会社ではそのビジネス全域にわたってさらに顧客第一主義に徹したアプローチが迫られています。電力会社では、長期的に見ると現在使用されている数多くの従来型課金システムや顧客情報システム(CIS)が特に不十分であると認識しており、時代遅れとなることを防ぐため交換戦略を立案しつつあります。

同レポートでは、電力料金課金システムおよび顧客情報システムソフトウェアならびにサービス市場は2011年の23億米ドル規模から2017年までには40億米ドルに、年平均成長率(CAGR)にて9.5%に上る成長を示すと予測しています。

「その他の産業、例えば銀行業や保険業、また運輸や通信といった産業でも同じようなIT改革が行われてきたわけですが、電力業界が抱える課題は、今日あらゆる産業が直面している課題の中で最も困難なものです。これまでの課金ツールやCISツールは、新たに出現したスマートグリッドが必要とする要件にもう技術的に適さないとされています。技術的リスクや従業員の技能リスクは高く、また新たな性能技術標準に合わせて行くための投資額も相当なものとなるでしょう。」とチーフリサーチディレクタであるBob Gohnは述べています。

課金とCISの新規交換戦略として電力事業者が採り得る選択肢としては、全域にわたるITシステム転換、役割をアウトソースできるマネージドサービス・プロバイダの選定、OracleやSAPといった統合ソフトウェアパッケージのプロバイダとの提携、あるいはまた新しい市場の現実的要求事項に適合できるような課金機能とCIS機能とを制定するための、もっと慎重で段階化したロードマップを立てることなどがあります。最後に示した方法では、積極的に主要機能をアップグレードして行くやり方から、処理機能の途絶を防ぐために従来システムに拡張機能を移植することで将来コストを抑制しようとする方法まで広範なやり方が採り得ます。しかしながら、このようなやり方は電力会社がやがては直面しなければならない組織運営やビジネス経営の転換を遅らせるだけになるかも知れません。

市場調査レポート: 世界の電気公益事業者向け課金請求および顧客情報システム市場の分析・予測:統制市場および自由化市場向けソフトウェア&サービス
Electric Utility Billing and Customer Information Systems - Billing and CIS Software and Services for Regulated and Deregulated Utilities: Global Market Analysis and Forecasts
http://www.gii.co.jp/report/pike144569-next-gener-utility-cis.html
出版日: 2012年07月
発行: Pike Research

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