スマートグリッド用通信ノードの出荷台数が2018年までに1億3300万台を超える見込み

株式会社グローバルインフォメーション
2013-10-04 18:00

株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社Navigant Research (formerly Pike Research)が発行した報告書「Smart Grid Networking and Communications - Public and Private, Wired and Wireless Networks for Advanced Metering Infrastructure, Distribution Automation, and Substation Automation: Market Analysis and Forecasts (スマートグリッドネットワーキング・通信市場の分析と予測:先進メータリングインフラ、配電オートメーション、および変電所オートメーション向けの公衆・専用、有線・無線ネットワーク)」の販売を開始しました。

スマートグリッド展開に付随して、その大きく広がるさまざまな用途を活用できるようより強固な通信ネットワークが必要となっており、電力会社では通信に対する投資額を加速度的に増加させています。機器メーカーもサービスプロバイダーもこれに対応しており、さまざまな応用法に合わせて自社が持つ通信プラットフォームの適合性をより高めるように努めています。それはスマートメーターだけにとどまらず、高度配電自動化用途にも及んでいます。同調査レポートによれば、スマートグリッドに付随する通信ノードの出荷台数は、2013年の9180万台からさらに増加を見せ、2018年までに1億3330万台にまで増大するものと予測されています。また、2019年から2020年の出荷量は、若干減るものと見ています。

Navigant Researchの上席リサーチアナリストであるRichelle Elberg氏は、「スマートグリッド用の通信ネットワークの構築、セキュリティ、ならびに最適化といった業務をなんとかうまくまとめて行くことが、今日の電力産業部門にとって最大の課題の一つでありまた同時に最大のビジネス機会の一つともなっています。この業界はほんの過去数年間に大きな前進を遂げており、そのためたった2、3年前に立てた予想や前提条件からも既に大幅に異なったものとなっています。」と述べています。

以前は、スマートグリッド用通信デバイスの多くは、それ専用の独自規格によるシステムの一部をなすものでした。しかしながら、このところの18ヶ月間に機器メーカーは標準規格に基づく技術を支持した方が価値が高いと認識するようになりました。同調査レポートによれば、この結果多くの関係者の間で前例が無いほど活発な活動と協力関係とが生じました。

同調査レポートは世界のスマートグリッド向け通信市場における最近の展開を精査・分析しています。20種以上に及ぶ通信技術を詳細に解説しており、また実際の使用事例も掲げています。この調査ではまた、移り変わりつつある資金調達環境や、電力事業者が持つ優先順位付けの変化、また通信機器や通信サービスがどのように進化してさまざまな要求事項を満足するまでに至るのか、といった点について詳しく検証しています。スマートグリッド向け通信ノードおよびデバイス市場についての2020年までに及ぶ最新の市場予測を、デバイスのタイプ別、応用用途別、使用技術別、また世界の地域別に分けて示しています。また同レポートではスマートグリッド通信市場の中で各々の機器メーカーの製品が狙う点がどこにあるのかを分析し、さらに世界のスマートグリッドプロジェクトの中で積極的に活動を行っている主要企業の企業プロファイルを提供しています。

市場調査レポート: スマートグリッドネットワーキング・通信市場の分析と予測:先進メータリングインフラ、配電オートメーション、および変電所オートメーション向けの公衆・専用、有線・無線ネットワーク
Smart Grid Networking and Communications - Public and Private, Wired and Wireless Networks for Advanced Metering Infrastructure, Distribution Automation, and Substation Automation: Market Analysis and Forecasts
http://www.gii.co.jp/report/pike234308-smart-grid-networking-communications-public.html
出版日: 2013年09月16日
発行: Navigant Research (formerly Pike Research)

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