医療機関向けにセキュリティを強化した モニター管理支援サービスを提供開始

EIZO株式会社 企画部 マーケティングコミュニケーション課
2017-11-14 16:00

EIZO株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長:実盛 祥隆)は、医療機関向け有償サービスとして、モニター品質管理トータルケア「RadiNET Pro Guardian」の提供を2017年12月1日に開始します。価格はオープン価格※です。
※オープン価格の製品は標準価格を定めていません。

  1. 概要
    医療機関では医用画像表示用として多くのモニターが使用されており、画像を常に正確に表示するためには、点検や補正などの品質管理作業を定期的に行う必要があります。

これらのモニターの品質管理作業の負荷を軽減するため、医療機関に代わって当社がネットワークを介して各モニターを一元的に管理するサービスを提供しています。しかし、現状はインターネットを経由する仕組みであるため、セキュリティ面で不安を持つユーザーが存在します。

そこで、インターネットの部分をクローズドネットワーク(閉域網)に置き換え、セキュリティの不安を解消する新しいネットワークモニター品質管理サービス「RadiNET Pro Guardian」の提供を開始します。

RadiNET Pro Guardian

RadiNET Pro Guardian

「RadiNET Pro Guardian」では、機関内のモニター状態についての定期的な監視・報告、さらにはモニター利用状態の分析・最適な運用提案が含まれており、モニター管理者の負担を更に減らします。

  1. 主な特長

クローズドネットワークで安全接続を実現

施設から当社が設置・管理するRadiNET Proサーバーへの接続は、インターネットとは隔離された、クローズドネットワーク(閉域網)を構築します。施設から基地局にはLTE※1無線通信網で接続し、基地局からサーバーにはIP-VPN※2閉域網で接続、通信はすべてSSL※3通信規約を用いて暗号化し、高度なセキュリティを確保します。

※1 LTE(Long Term Evolution)は、現在の第3世代(3G)を進化・高速化させたモバイル通信規格です。
※2 IP-VPN(Internet Protocol Virtual Private Network)は、通信事業者の運用するIPベースの閉域網を経由して拠点間を接続する仮想専用ネットワーク方式です。
※3 SSL(Secure Sockets Layer)は、ネットワーク上でデータを暗号化して送受信する仕組み(プロトコル)です。

サーバーの運用・保守は任せて、安心の品質管理環境を構築

RadiNET Proサーバーの運用を当社に任せることで、サーバーのセキュリティ対策やメンテナンスにかかる業務負荷の軽減が図れます。

プロによる安心の品質管理サポートを提供

これまで自施設内にRadiNET Proサーバーを設置し、品質管理作業を行っていた医療機関の場合でも、従来使っていたネットワーク品質管理ソフトウェアRadiNET Proと同じ操作感で、同じ機能を利用できます。
利用機能を継承しつつ「RadiNET Pro Guardian」では、一元管理がきちんと実施できているかについて、EIZOがモニターとサーバーの接続状況をチェックし、非接続モニターがあれば、施設の管理者にアラートメールで知らせます。また、施設内の全モニターの使用環境や品質管理状況を解析し、品質管理報告書として、EIZOから年2回提出します。報告書では、モニター専業メーカーとして長年培った経験とノウハウをもとにモニター品質管理状況を分析し、長く正しい状態で使える運用方法やリプレイス時期も提案します。

RadiNET Pro Guardianの詳細情報ページ
http://www.eizo.co.jp/products/radiforce/radinet_pro_guardian/index.html

本製品は医療機器ではありません。EIZO、RadiForce、RadiNETはEIZO株式会社の登録商標です。Copyright (C) 2017 EIZO Corporation. All rights reserved.

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