Google Wallet とAppleがモバイルウォレット戦争でMNOの協力を引き出す
株式会社グローバル インフォメーションは、ABIリサーチが発行した報告書「Mobile Wallet Strategies - Payments, Coupons, Offers, Loyalty and Rewards Programs (モバイルウォレット戦略:決済・クーポン・サービス・ロイヤルティ&リワードプログラム)」の販売を開始しました。
モバイルウォレットの時代がやってきています。
移動体通信事業者(MNO)がNFCベースのモバイルウォレットの大半を提供するなかで、2011年と2016年の間に、GoogleとApple がロイヤルユーザーを獲得し、MNOはシェアを失うと予想されています。
「2012年末までに、Google はGoogle Walletを提供し、これは消費者の間で人気となるでしょう。競合するMNOのモバイルウォレットとともに、Google Walletは2014年までに世界中で支持されると思われます。」と、モバイルコマースおよびNFCのシニアアナリストであるMark Beccueは述べています。
MNOは、2012年のすべてのモバイルウォレットのなかで75%を占めますが、その割合は2016年には63%に縮小する見通しです。
モバイルウォレットのインフラの開発、サポートに対して資本投入することを望んでいないMNOも存在します。その場合、MNOはGoogleと提携し、ベンチャー企業から資金を得ると予想されます。Google Walletはそうした市場で成功を収めるでしょう。
MNOのモバイルウォレット市場でのシェアの減少を、Appleは自らの計画において考慮しています。
「Apple は2012年にモバイルウォレット製品を市場投入する予定です。Appleと提携関係にあるMNOは、自社が競合するモバイルウォレットを持っているかいないかに関係なく、AppleがiPhone所有者に対してAppleのモバイルウォレットを提供することを許可するでしょう。」とBeccueは述べています。
NFCベースモバイルウォレットのユーザー数は、2016年に5億9,400万人に達すると予想されています。
その成長要因としては、以下が挙げられます。
・特に米国、西欧、日本そして韓国において、MNOとOS企業がNFC対応携帯電話を大量に市場投入するという見通し。
・マーチャントによるオファーと相互作用のビジネスケースが、モバイルウォレットエコシステム企業にとって充分に説得力があること。
市場調査レポート: モバイルウォレット戦略:決済・クーポン・サービス・ロイヤルティ&リワードプログラム
Mobile Wallet Strategies - Payments, Coupons, Offers, Loyalty and Rewards Programs
http://www.gii.co.jp/report/ab225431-mobile-wallet-strategies-payments-coupons-offers.html
出版日 2011年12月
発行: ABI Research
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