写真展『私と左手の肖像~難病、関節リウマチとの闘い』 5月15日~20日 アートガーデンかわさきにて開催

写真展『私と左手の肖像~難病、関節リウマチとの闘い』運営事務局
2018-03-22 10:30

 写真家・花織が、写真展『私と左手の肖像~難病、関節リウマチとの闘い』を5月15日~20日に神奈川県・川崎市のアートガーデンかわさきにて開催いたします。

『私と左手の肖像』

『私と左手の肖像』

イベントURL: http://www.kawabekaori.com/

●『私と左手の肖像~難病、関節リウマチとの闘い』開催の背景
 今から、約8年前に膠原病(こうげんびょう)の関節リウマチを患った写真家・花織は、カメラを支える左手の機能を失いつつありました。そんな状況の中でも「写真を続けたい」という強い思いで必死に右手でカメラを握り、利かない左手と自身の姿を撮影したノンフィクションのセルフポートレイトです。
 カメラを満足に持てずにいましたが、逆にその表現しか浮かばず、自分自身や病に苦しむ人々を勇気付けようとした作品です。(撮影当時は、プロデビューしていなかったため、まさかこの作品が発表に至るとは思ってもいませんでした。)

●作品の概要
 花織には2つの顔があります。関節リウマチで苦しむ患者としての顔と、写真で表現するという顔です。なぜこの作品を発表したかについては、以下の4点が挙げられます。

・利かない左手と自分自身を写真に撮るということで自らを励まし、リハビリなどの辛い治療に耐えたり、病に負けない気持ちを持つため。

・何度も入退院を繰り返すうちに知り合った同室の方々が、病によって何も出来ずに苦しんでいる姿を目の当たりにし、おこがましくはあるが、病を抱える方々の代弁者として、何か自分にできることはないかと自らを問うた。

・医師、看護師、薬剤師、製薬会社(医療機関)で働く方々に対する感謝の気持ち。献身的な仕事のおかげで今現在、動ける私がいる。

・写真界の陰りに一石を投じたい。まだまだいろんな写真表現があると信じている。写真には未知の可能性がある。

●開催概要
日時   : 2018年5月15日~5月20日AM10:00~PM6:00
       (初日はPM1:00~ 最終日はPM4:00まで)
会場   : アートガーデンかわさき
アクセス : 神奈川県川崎市川崎区駅前本町12-1
       JR川崎駅北口直結 タワーリバーク3F(第三展示室使用)
参加費  : 入場無料/プリントの販売はいたしません
公式サイト: http://www.kawabekaori.com/

●アーティストプロフィール
アーティストネーム:
花織(かおり)/プロ転向後
川邊香里(かわべかおり)/アマチュア時代

本名:
川邊香理(かわべかおり)

略歴:
1978年 神奈川県川崎市生まれ
2001年 法政大学文学部英文学科卒業
2008年 写真家、野口正雄氏に師事、後に高橋扶臣男氏(二科会常任理事)に師事
2016年 写真評論家、飯沢耕太郎氏に師事、後にフリーランスへ
2018年 公益社団法人日本リウマチ友の会に普通会員として入会

受賞歴:
1998年 東京六大学写真展にて、ルミネ賞を受賞
2013年 日本写真家協会JPS展に入選

出版物:
2013年 「フォトコン」12月号に同名にて、「妖花」4P掲載
2015年 「フォトコン」11月号に川邊香里のアーティストネームでフォトコンGにて、「赤の感情」3P掲載

個展歴:
2014年 「パリとバルセロナ」を東京の代官山ギャラリー(イーストウエスト代官山)にて、個展開催
2015年 ブース内個展「狂花~闇に咲く」をロサンゼルス(The Hive Gallery and Studios)にて、開催
2016年 表参道スパイラルにて、グループ出展
2017年 花織(かおり)デビュー写真展「炎花(えんか)」を築地(ふげん社)にて、個展企画開催

写真家・花織

写真家・花織

展示作品1

展示作品1

展示作品2

展示作品2

展示作品3

展示作品3