総合社会学部の村松ゼミが奈良・黒谷公園の「価値化」に挑戦 地域住民と公園内に足型を描く「フトプリイベント」を開催

2026-03-11 14:00
学校法人近畿大学
園路に足型を描くイベント「フトプリ」のイメージ(上)・黒谷公園の梅林(下)

園路に足型を描くイベント「フトプリ」のイメージ(上)・黒谷公園の梅林(下)

近畿大学総合社会学部(大阪府東大阪市)総合社会学科社会・マスメディア系専攻教授 村松秀ゼミは、奈良市内にある公園をより活性化させる奈良市公園緑地課の事業に協力し、奈良市が管理する公園のうち2番目の広さを持つ黒谷公園(奈良県奈良市)の潜在的な魅力を引き出し、多くの人が活用する公園にしていく「価値化」に挑戦しています。
令和8年(2026年)3月15日(日)、黒谷公園にて、地域住民から参加者を募り、梅の花が咲き誇る公園内の園路に足型を描くイベント「フトプリ ~黒谷公園への道しるべを描く」を開催します。

【本件のポイント】
●総合社会学部生が黒谷公園の新たな価値を生み出す、地域参加型のイベントを開催
●型紙を使ってスプレーで園路に足型を描くイベントをきっかけに、公園の価値化を継続して進める
●「誰でもどんなことにでもチャレンジできる公園」として価値化することで、地域の活性化を図る

【本件の内容】
近畿大学総合社会学部の村松ゼミは、"人々の心を動かし豊かにしていく「コトづくり」プロデュース"を研究テーマとして掲げています。その一環として、令和7年(2025年)から奈良市内にある公園をより活性化させる事業に協力し、特に奈良市が管理する公園の中でも2番目に大きい黒谷公園の新たな魅力を引き出す「価値化」に取り組んでいます。
黒谷公園は奈良市の西部に位置する大規模な公園で、美しい梅林があることで知られ、テニスコートや野球場が併設されているものの、住宅街からかなり奥まった場所に位置し、山と一体化したような形状のため、利用者が多いとは決していえないことが課題となっています。村松ゼミはこれまでの「コトづくり」の知見を生かし、奈良市、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社(大阪府大阪市)、株式会社乃村工藝社(東京都港区)とともに公園の課題解決に挑んできました。
1年にわたるリサーチと議論を通して、黒谷公園の「広いのに人が少なく静かで不便」というデメリットは、むしろ「広くて誰が何にでも活用できる無限の可能性を持っている」というメリットに捉え直せると考えました。そこで、黒谷公園を地域住民に「誰でもどんなことにでもチャレンジできる公園」として捉え直してもらい、公園に対する既存意識をリセットするため、公園内の道に足型を描く「フトプリイベント」を考案しました。園路に、ダンボールを切り抜いた足型を置いてスプレーペイントを行い、カラフルな道しるべを描きます。ペイント後には、美しく梅の花が咲き誇る梅林の下で参加者全員が車座になり、黒谷公園をどう活用していきたいかについて語り合う座談会も予定しています。
令和8年(2026年)2月25日(水)には、本イベントに先立ち、村松ゼミ生5名が奈良市役所を訪れ、これまでの活動とイベント内容について、仲川げん奈良市長に直接プレゼンテーションを行い、今後に向けたさまざまなフィードバックをいただきました。
村松ゼミでは、本イベントをきっかけに奈良市などと協力しながらさまざまな活動に継続して取り組み、奈良市の地域活性化を図っていきます。

【実施概要】
イベント名:「フトプリ ~黒谷公園への道しるべを描く」
日時   :令和8年(2026年)3月15日(日)10:00~12:00
      ※雨天の場合は3月20日(金・祝)に順延。
       雨天順延の際は当日朝9時までに下記HPにて通知。
      https://www.city.nara.lg.jp/soshiki/115/
場所   :黒谷公園 梅林入口(奈良県奈良市中町2877、
      近鉄奈良線「富雄駅」から奈良交通バスで「帝塚山南二丁目」下車、徒歩約5分)
参加者  :地域住民 約20名(参加無料、要事前申込)※申込締切済
主催   :近畿大学総合社会学部総合社会学科社会・マスメディア系専攻 村松秀ゼミ
協力   :奈良市公園緑地課、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社、株式会社乃村工藝社

【奈良市公園緑地課 主任 植村政也さんのコメント】
奈良市が管理する公園の中で2番目の広さを誇る黒谷公園は、豊かな自然という大きなポテンシャルを持ちながら、これまでは日々の維持管理を全うするのが精一杯で、その価値を十分に活用しきれていないことが課題でした。今回、近畿大学村松ゼミの皆さんが、この広すぎて手が届きにくかった場所に、学生ならではの自由な視点で光を当ててくれたことを大変心強く感じています。特に、スプレーで足型を描くフトプリイベントは、管理の対象でしかなかった公園の道を、地域住民の皆さんが主役となって表現する場へと鮮やかに塗り替えてくれることと思います。学生たちの新しい発想が、住民の皆さんの公園への想いを引き出すきっかけとなり、黒谷公園が「みんなで育てる場所」へと進化することを確信しています。若い力が地域と繋がり、新たな活用の形を切り拓いてくれることを期待しています。

【近畿大学総合社会学部 村松ゼミ3年 松浦光希さんのコメント】
初めて黒谷公園を訪れたとき、広く自然豊かで心地良い場所であると感じました。しかし実際に黒谷公園を活用している人は少なく、この現状を「コトづくり」のプロセスで捉え直し、公園の新たな価値を見出したいという想いでプロジェクトに取り組んできました。地域の方々にとってどうすれば黒谷公園が身近な場所になるのかを考える中で、まずは訪れるきっかけ作りが大事ではないかと思い、公園内の道に足型を描いていくフトプリイベントを企画しました。地域の方々が園路に足型を塗っていくことで、公園への愛着を育んでいただき、ぜひ思い入れのある場所にしてほしいと考えています。また、黒谷公園の魅力の一つである梅林の下で地域の方々の声もお聞きする予定です。こうした取り組みをひとつひとつ重ねていくことで、これからの黒谷公園と地域の発展に繋がれば幸いです。

【関連リンク】
総合社会学部 総合社会学科 社会・マスメディア系専攻 教授 村松秀(ムラマツシュウ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/2784-muramatsu-shu.html

総合社会学部
https://www.kindai.ac.jp/sociology/