世界のPND出荷数は、2011年に3,300万台へ減少

株式会社グローバル インフォメーションは、ベルク・インサイトが発行した報告書「Mobile Navigation Services and Devices - 5th Edition (モバイル向けナビゲーション・サービスと端末市場（第5版）)」の販売を開始しました。

ベルク・インサイトの当報告書によれば、世界におけるパーソナル（あるいはポータブル）・ナビゲーション・デバイス（PND）の出荷数は、2011年におよそ3,300万台に減少しました。

インストールベースがすでに高い成熟市場では、スマートフォンや、低コストのインダッシュ型ナビゲーション・システムとの競争の激化に、PNDは直面しています。

アフターマーケット・ナビゲーション・システムが、今後数年にわたり最大部門になると予想されています。特に欧州や北米において、多くの顧客が、複数のナビゲーション対応機器を、今後様々な機会に利用する見込みです。

ブラジルや、中国、インドそしてロシアといった市場においてPNDの出荷台数が増加するものの、欧州や北米における出荷数の減少を相殺することはできないと目されています。世界のPND出荷数は、2016年には約2,300万台に減少すると予想されています

進路変更ナビゲーションアプリやサービスを、携帯電話で利用するモバイル通信加入者数は、2011年に2倍に増加し、世界中で1億3,000万人に達しました。

この加入者数は、複合年間成長率（CAGR）21.9%で拡大し、2016年には世界中で3億4,000万人に達する見通しです。

GPS対応の携帯電話が入手しやすくなり、価格も手頃になったことが、モバイルナビゲーションアプリの普及が進んだ要因として挙げられます。

「2011年において、ナビゲーション機能を内蔵したスマートフォンは、世界中で7億台を超えました。これは、使用されているすべての携帯電話のおよそ15%となります。」と、ベルク・インサイトのシニアアナリストであるAndre Malmは述べています。

「現在モバイルナビゲーション加入者の約半数は、無料のアプリやサービスを使用しています。モバイル事業者は、これらを、携帯電話やサービスプランのバンドルとして提供しています。」

市場調査レポート: モバイル向けナビゲーション・サービスと端末市場（第5版）
Mobile Navigation Services and Devices - 5th Edition
http://www.gii.co.jp/report/ber228464-mobile-navigation-services-devices-5th-edition.html
出版日 2012年01月
発行: Berg Insight AB

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