日本オラクル、マーケティング効果の最大化と業務生産性の向上を支援する「Oracle WebCenter」の提供開始を発表

日本オラクル株式会社（本社：東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者：遠藤 隆雄）は本日、マーケティング効果を最大化するWebエクスペリエンス管理、業務生産性を向上し新たなワークスタイルを実現する企業ポータル、さまざまなコンテンツを一元管理する情報共有・流通基盤、社内コミュニケーションを迅速化するソーシャル機能を統合して提供するスイート製品「Oracle WebCenter」の提供を開始したことを発表します。

オラクルではこれまで、CMS*や企業の共有ワークスペース、コンテンツ管理基盤などのソフトウェア製品を「Oracle Enterprise 2.0」のブランドのもと、二十数製品に分けて提供していました。企業が社内においては業務生産性を高め、社外に対しては自社のWebサイトを介した顧客エクスペリエンスの向上を図るなど、社内外のユーザーとの関係を効果的かつ効率的に深化させたいというニーズがありました。

• Contents Management System

この状況を受け、既存製品のコンポーネントを整理し、また旧Fatwire Software*のCMS製品を統合したユーザー・エンゲージメント・プラットフォームとして刷新し、このたび「Oracle WebCenter」の提供を開始しました。

• オラクル・コーポレーションが2011年7月に、Fatwire Softwareを買収

スイート製品である「Oracle WebCenter」は、Webエクスペリエンス管理、統合ワークプレイス*としての企業ポータル、ドキュメントや画像・動画ファイルなどを管理する情報共有・流通基盤、企業内のコミュニケーションを迅速化するソーシャル・コミュニケーション基盤を提供します。「Oracle WebCenter」は以下の4種の主要なコンポーネントから構成されています：

• 1つの画面上に業務で取り扱う情報やアプリケーションを統合・集約できる作業環境

「Oracle WebCenter Sites」：ビジネス・ユーザーはWebエクスペリエンス管理「Oracle WebCenter Sites」を使用することで、複数チャネルを用いたオンライン・マーケティングの企画、展開、ターゲット設定、効果測定を行うことができ、お客様のロイヤルティを向上させることができます。関連する最適な動画像を状況に応じて提供し、モバイル端末やソーシャル・チャネルに展開・拡張することも可能です。

「Oracle WebCenter Portal」：次世代の統合ワークプレイス環境を構築する「Oracle WebCenter Portal」は、性能やセキュリティ面において大規模導入に応じる拡張性を備え、作業環境のカスタマイズ、検索機能、コンテンツへのタグ付けなどを駆使した新たなワークスタイルを実現します。また、全社ポータルのコンテンツ、ワークフロー、業務アプリケーションを個人やチームのワークプレイスに取り込むことで、業務生産性の向上、一元化されたポータル基盤上でのコンテンツ管理を可能にします。

「Oracle WebCenter Content」：ドキュメント、動画像、Webページなどのコンテンツを一元管理する「Oracle WebCenter Content」は、最適な業務プロセスにおける情報へのアクセスを定義すると同時に、業務アプリケーションの状況に応じてコンテンツを管理できる情報共有・流通基盤です。また、紙の資料を電子化し、ビジネス・プロセスへ組み込む処理基盤も提供します。

「Oracle WebCenter Social」*：企業内コラボレーションやソーシャル・コミュニケーション基盤である「Oracle WebCenter Social」は、業務プロセスやアプリケーション内を流れる情報を把握し、チーム内で共有するための幅広いソーシャル・ツールを提供します。業務上の課題に対処するために、社内の専門家と瞬時につながることで、業務生産性を向上させることができます。
*「Oracle WebCenter Social」は「Oracle Public Cloud」のサービスとして今後提供予定です

日本オラクルは「Oracle WebCenter」を展開するにあたり、オラクルのミドルウェア製品ポートフォリオであるシステム連携基盤「Oracle SOA Suite 11g」、業務プロセス管理製品「Oracle Business Process Management Suite 11g」などと組み合わせ、提案することで、お客様が変化に応じて迅速かつ長期にわたって対応できる情報基盤の構築を支援します。

日本オラクルでは本日発表した「Oracle WebCenter」によるユーザー・エンゲージメントの事例、そのメリットを理解いただくために、「Oracle WebCenter」の各コンポーネントを導入しているユーザー企業によるセミナーを2月14日（火）に開催します（セミナータイトル：「Web、ドキュメント、ポータルの事例とその展開構想」 登録サイト： http://www.oracle.com/webapps/events/ns/EventsDetail.jsp?p_eventId=143650&src=7301449&src=7301449&Act=35 ）。

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先：
日本オラクル株式会社　広報室　谷地田
TEL: 03-6834-4837　FAX: 03-6834-6129　E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム　http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

• OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。

●参考資料：「Oracle WebCenter」
◆製品価格
「Oracle WebCenter Sites」：
10,869,600円/1プロセッサ（税込み）、217,400円/Named User Plus（税込み）
「Oracle WebCenter Portal」：
13,587,000円/1プロセッサ（税込み）、271,700円/Named User Plus（税込み）
「Oracle WebCenter Content」：
18,750,000円/1プロセッサ（税込み）、375,000円/Named User Plus（税込み）
「Oracle WebCenter Social 」：
価格未定。「Oracle Public Cloud」のサービスとして今後提供予定
「Oracle WebCenter Suite Plus」：
21,739,100円/1プロセッサ（税込み）、434,800円/Named User Plus（税込み）
※「Oracle WebCenter Sites」、「Oracle WebCenter Portal」、「Oracle WebCenter Content」を含む製品スイート

*価格は予告無く変更される場合があります。
価格の計算方法として「プロセッサ・ライセンス」と「Named User Plusライセンス」があります。
プロセッサ：ハードウェアの仕様（CPU数）に応じて価格設定をするライセンスです。
Named User Plus：オラクル製品に対して使用する権利を与えられている個人が何名いるかによって価格を設定する「指名ユーザー」ライセンスです。

◆製品のスクリーンショット
「Oracle WebCenter Sites」：「WebCenter Sites」での Webサイト・デザインとターゲティングの設定
URL: http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=187
「Oracle WebCenter Portal」：「WebCenter Portal」で 編集中の統合ワークプレイスとその実行画面
URL: http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=186
「Oracle WebCenter Content」：「WebCenter Content」に保存されている文書と、編集中の文書の差分比較シーン
URL: http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=185
「Oracle WebCenter Social 」：「WebCenter Social」をスマートフォーンやスマートデバイスで利用
URL: http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=184