フレキシブルガラス市場の潜在力、2017年に6億米ドルを超える見通し

株式会社グローバルインフォメーション
2012-12-19 18:30

株式会社グローバル インフォメーションは、NanoMarketsが発行した報告書「Flexible Glass Markets, 2013 and Beyond (フレキシブルガラス市場)」の販売を開始しました。

先年、フレキシブルガラス分野は商業化への取り組みを拡大させ、大手ガラスメーカーの多くが活動を強めました。世界的なガラスメーカーのCorningは、2012年に厚さ100μmのWillow Glassをロール、板、ITOコート板の形状で正式に発表し、また、Schottも薄型のフレキシブルガラス製品の、ディスプレイやタッチセンサー、太陽光パネルでの商業化の取り組みを進めています。

フレキシブルガラスのもっとも直接的なセールスポイントは、急成長するモバイル通信やコンピュータの分野において、軽量・低コストな剛性ガラスの代替品になる可能性をもっている点です。フレキシブルガラスの価格は現在まだきわめて高く、その潜在性に見合う、導入の拡大のためには大幅な価格低下が必要となります。

NanoMarketsでは、2018年に開始される事業において有機ELのディスプレイや照明が主な成長因子になることから、フレキシブルガラス市場は2017年に6億米ドルを超えると予測しています。

同レポートでNanoMarketsは、世界のガラス産業におけるフレキシブルガラスの開発や商業化に対する主要プレーヤーの市場戦略や製品開発を検証しています。主要なガラスメーカーとして、Corning、日本電気硝子、Schott、旭硝子などが含まれています。「注目の企業」や、どの企業がフレキシブルガラスの分野における勝者/敗者かが述べられています。

また、基板およびカプセル化用途の両方に使用されるフレキシブルガラスの面積(100万平方メートル)および価値(100万米ドル)の詳細な8か年予測も取り上げます。予測は剛性パネル vs. フレキシブルパネルなど、形態ごとについてもおこなっています。

同レポートで取り上げられているアプリケーション:

◎液晶ディスプレイ
◎有機ELディスプレイ
◎電子ペーパーディスプレイ
◎有機LE照明
◎太陽光パネル
◎センサー(接触型を含む)およびその他の電子コンポーネント

市場調査レポート: フレキシブルガラス市場
Flexible Glass Markets, 2013 and Beyond
http://www.gii.co.jp/report/nan256235-flexible-glass-markets-beyond.html
出版日: 2012年11月28日
発行: 発行 NanoMarkets

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