「家族とキャンピングカーについて」に関する調査  キャンピングカー保有台数増加の背景には家族の絆あり?!

一般社団法人日本RV協会
2019-05-07 11:30

一般社団法人日本RV協会(所在地:神奈川県横浜市、会長:降旗 貴史)は、キャンピングカーを所有または興味を持っている方に、「家族とキャンピングカーについて」に関する調査を行いました。
東日本大震災以降も大規模な地震や洪水などの自然災害が相次いで発生している近年、改めて家族の絆とは何なのかを考えさせられることが増えていますが、シニア層の増加や団塊ジュニア世代の減少など、家族のあり方が年々変化してきております。そこで、家族とキャンピングカーの関わりについてのアンケートを行いました。

家族とキャンピングカー

家族とキャンピングカー

日本RV協会URL: http://www.jrva.com/

キャンピングカーに興味があるのは夫がダントツ。1番乗りたいのはバンコン

最初にお聞きしたのは、キャンピングカーを現在所有しているかですが、84.1%の方が所有していると答えています(図1)。前回82%、前々回は82.9%だったのに対し若干の増加となっています。キャンピングカーの保有台数が増え、ユーザーの増加に伴い、新規ユーザーらによるJRVAアンケートの結果等、キャンピングカーに関する様々な情報を得たいという現れのひとつかもしれません。
次に、家族構成についてお尋ねしました。圧倒的に多かったのが2人で45.2%。次に3人の22.6%、4人の17.7%と続きます(図2)。その内訳については定かではありませんが、「キャンピングカー白書2018」の、キャンピングカーの購入目的は夫婦2人で旅行を楽しむためが54.5%という数値が示す通り、2人というのはほぼ夫婦と考えて間違いないようです。3人、4人と答えた方は、プラス子供か親の世代で、ここでも少子化が進んでいると考えられます。

それでは、家族の中で誰が1番キャンピングカーに興味を持っているのでしょうか。夫という回答が圧倒的で73.4%という高い数値を示しています(図3)。クルマに関する興味は一般的に男性の方が多いですが、特に車中泊を伴うキャンピングカーでの旅に興味を持つのは、妻(女性)より男性の方が多いと考えられます。
女性の場合は、実際の装備を使用してその快適さや旅の楽しさを味わってみないと興味を持ちづらいかもしれません。また、釣りやアウトドアなどのアクティビティに関する興味も男性より少ないのかもしれません。
次は、家族がいることで1番乗りたいキャンピングカーのタイプですが、バンコンがトップで42.7%、そしてバスコン30.8%、フルコン10.6%となっています(図4)。この質問でもっとも興味深いのは、キャブコンが3.1%で5番目ということです。「キャンピングカー白書2018」の調査結果では、ユーザーが保有するキャンピングカーの中で最も多い車種が国産キャブコンでした。今回の調査では、前問の家族構成の結果から伺えるように、トップであった夫婦2人で旅行を楽しむユーザーは日常生活においても使用できるバンコン、2世代、3世代の家族で出掛けることを想定したユーザーはバスコン、フルコンといった大型キャンピングカーを選択した可能性があります。さらに車両価格が高額になるバスコンやフルコンについては、あこがれのモデルということも加味されているようです。

図1: https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_2.jpg
図2: https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_3.jpg
図3: https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_4.jpg
図4: https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_5.jpg

子供が社会人になっても一緒にくるま旅を楽しみたいというのが本音

次は、いつまで子供と一緒に出かけたいですか(出かけましたか)という質問です。社会人になってもという回答が49.5%と約半数でトップになりました。以下、中学生、高校生・専門学校生と続きます(図5)。この図からはっきり言えるのは、子供のときだけではなく、自分がキャンピングカーライフを楽しんでいる限りは、いつまでも子供と一緒に、家族全員でくるま旅を楽しみたいという思いに溢れているということです。それでは実際に家族で出かけている回数についてですが、たまに出かけると答えた方が約半数の51.0%で、よく出かける、あまり出かけないがそれぞれ19.0%となっています(図6)。1カ月に1回以上出かけている方はトータルで70%ということになり、キャンピングカーの利用度としては高めの数値で、ここでも家族とのつながりを大切にしているのが伺われます。それでは、家族の中で誰と1番出かけることが多いのでしょうか。これは妻が圧倒的に多く79.6%、夫の5.4%と合わせると夫婦で85.0%という結果です(図7)。興味があると答えた夫婦の割合は89.4%ですから、現実的に夫婦でのくるま旅というのが1番多いことが分かります。

図5: https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_6.jpg
図6: https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_7.jpg
図7: https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_8.jpg

夫婦での会話が圧倒的に増え、子供と一緒にいる時間や会話も多くなった

夫婦で出かけることが圧倒的に多いことは分かりましたが、一緒に過ごす時間が増えたと思いますか、という質問では、はいと答えた方が77.8%と、約8割の方が増えたと感じています(図8)。また、はいと答えた方に夫婦の会話が増えたと思いますかとお尋ねしたところ、はいと答えた方は93.0%にも上ります(図9)。一緒に過ごす時間や会話が増えたことは、やはりキャンピングカーで出かけることでより相手が近くに感じられるようになったのではないでしょうか。さらに、子供についても同様のことをお尋ねしました。一緒にいる時間が増えたと答えた方は58.8%(図10)、子供との会話については85.4%という結果になりました(図11)。子供がキャンピングカーに興味を持っているのは4.1%と低い数値でしたが、実際には約6割の方が一緒にいる時間が増え、会話もよくするようになったと思っています。キャンピングカーが家族の絆にどれだけ大きく貢献しているのかが垣間見える結果ではないでしょうか。

図8 : https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_9.jpg
図9 : https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_10.jpg
図10: https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_11.jpg
図11: https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_12.jpg

キャンピングカーに乗っているからこそ共通の趣味が増えた

それでは次に、趣味に関してお尋ねしました。共通の趣味が増えたかについては、61.4%の方がはいと答えています(図12)。その趣味の内容については、くるま旅を楽しんでいるが67.0%、アウトドアレジャーを楽しんでいるが20.6%と続きます(図13)。趣味については個人的趣向が強く、男女では当然違ってくるというのは考えられますが、共通の趣味があると答えた方は、3番目の全国のおいしい食べ物やお酒を楽しんでいるという回答を含めて、キャンピングカーに乗っているからこそ、この要素が充分に満たされるからではないでしょうか。
最後に、あらためて家族の絆が深まったか、そしてキャンピングカーライフに満足しているのかを伺いました。はいと答えた方はそれぞれ90.0%(図14)、92.7%(図15)と、ともに9割以上の方がはいと回答しています。日本のキャンピングカーの保有台数の増加は、ただ単にブームや話題になっているからというのではなく、実際に使ってみることでその良さを実感し、しっかりとした根拠に基づいて増え続けていると言えるのではないでしょうか。

図12: https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_13.jpg
図13: https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_14.jpg
図14: https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_15.jpg
図15: https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/img_181775_16.jpg

調査概要

調査地域:全国
調査対象:日本RV協会ホームページ閲覧者
調査手法:Webアンケート
調査時期:2019年02月18日(月)~2019年03月17日(日)

最新イベントのご紹介

https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/att_181775_1.pdf

最新RVパークのご紹介

https://www.atpress.ne.jp/releases/181775/att_181775_2.pdf

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