NTTぷららのサービスを支えるプライベート・クラウド基盤を「Oracle SPARC」サーバーで構築
発表の概要
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂、以下:日本オラクル)は本日、株式会社NTTぷらら(本社:東京都豊島区東池袋、代表取締役社長:板東 浩二、以下:NTTぷらら)が提供する個人・法人向けインターネット接続サービス、映像配信サービスのサーバー基盤を「Oracle Solaris」を搭載した「Oracle SPARC」サーバーで仮想化し、プライベート・クラウド基盤を構築・稼働開始したことを発表します。また、「Oracle SPARC」サーバーを活用した仮想化基盤を構築し、サービスの認証・課金を行う基幹データベースの統合も順次行っています。
発表内容
●NTTぷららは、個人および法人向けにインターネット接続サービス、80以上の専門チャネルがあるブロードバンド映像配信サービス「ひかりTV」を提供しています。「ひかりTV」は2008年にサービス開始以降、順調に契約者数が伸長し、2014年3月末時点で282万契約を突破しました。インターネット接続サービスの契約者と合わせ、579万契約を有しています。
- NTTぷらら調べ。2014年3月時点
●NTTぷららは、自宅のテレビやパソコン、スマートフォン、タブレット端末などさまざまな機器で、人気の映画やドラマ、アニメなどのビデオ作品や専門チャネル、さらにはクラウド・ゲームや音楽配信サービスなどを楽しめる総合的なエンターテインメント・サービスを強化してきました。今後もユーザー数およびサービスの拡大が予測されるなか、従来の物理サーバーを主体とした基盤では、タイムリーな設備拡張、迅速なサービス提供が困難であると同時に、運用コストも負担となっていました。サービス開発の俊敏性向上、データセンター関連コストの削減、運用の効率化を目的に、サーバーの仮想化を決定、100台以上保有していた旧SunのUNIXサーバーを2012年から順次、「Oracle Solaris」の仮想化テクノロジー「Oracle Solaris Zones」を活用し、「Oracle SPARC T4」サーバー数台で仮想環境を構築、稼働を開始しています。
●NTTぷららは、個人および法人向けにインターネット接続サービスや「ひかりTV」のユーザー認証および課金システムの基幹データベースとして「Oracle Database」を使用し、そのサーバー基盤に「Oracle SPARC T5」サーバーを採用しました。仮想化テクノロジー「Oracle VM for SPARC」による仮想基盤を構築し、2015年3月までに同仮想基盤上でのデータベース統合を完了する予定です。必要に応じた効果的なライセンスの追加、運用コストの削減を見込めるだけでなく、既に移行済みの仮想化データベース基盤では、処理性能が約2倍向上*しています。
- NTTぷらら調べ
●NTTぷららはサービス基盤のプライベート・クラウド導入にあたり、「Oracle Solaris」を搭載した「Oracle SPARC」サーバーの以下のポイントを高く評価しています:
・サーバー基盤を仮想化することで、サービス投入時に、ハードウェアの調達期間を気にせずに、リソースの柔軟な割り当て、俊敏なサービス開発が可能
・100台以上の物理サーバーを数台の「Oracle SPARC」サーバーに集約することで、ラック費用の削減、サーバー構築期間の短縮および運用の効率化による人的コストの軽減により、データセンター関連コストを年間1億円削減*
・他社の仮想化製品と比較して、「Oracle Solaris Zones」を使用した場合、仮想化ライセンスやサポート費用が別途不要なため、仮想サーバー1台あたり最大50パーセント安価*
- NTTぷらら調べ
●NTTぷららは現在、2014年7月に提供開始した「Oracle Solaris」の最新版「Oracle Solaris 11.2」の早期導入プログラムに参加し、OpenStack対応などの新機能に着目、次期プライベート・クラウド基盤への適用を検証しています。
●日本オラクルが10月22日(水)・23日(木)に開催する「Oracle Days Tokyo 2014」の以下セッションにて本プロジェクトについて紹介します。
「Oracle SPARC/Solaris によるエンタープライズ・プライベートクラウド基盤構築の実践」
日時:10月23日 午後1時30分開始
登壇者:株式会社NTTぷらら ネットワーク管理部 チーフエンジニア 嶋寺 克彰 氏
詳細:https://itmedia.smartseminar.jp/public/session/view/1484
●本プロジェクトでは、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区霞が関、代表取締役社長:菊地 哲、略称:CTC)が、「Oracle Solaris」と「Oracle SPARC」サーバーの組み合わせによる、NTTぷららのサービス基盤および基幹データベースのプライベート・クラウドの導入支援を行いました。
参考資料
●株式会社NTTぷらら
http://www.nttplala.com/
●「Oracle SPARC」サーバー
http://www.oracle.com/jp/products/servers-storage/servers/sparc/
●「Oracle Solaris」
http://www.oracle.com/jp/products/servers-storage/solaris/
●「Oracle Days Tokyo 2014」
http://oracle.co.jp/oracledays
日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目指し、クラウド環境とお客様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計され、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL www.oracle.com/jp
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オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
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