Novellus はLam Researchを活性化できるか?
株式会社グローバル インフォメーションは、The Information Networkが発行した報告書「Applied Materials: Competing for World Dominance (Applied Materialsの戦略、市場シェアと競合分析)」の販売を開始しました。
Lam ResearchによるNovellusの企業買収について、今度の動向を理解するためには、より詳細に観察する必要があると、インフォメーションネットワークは見ています。
Lam ResearchによるNovellus買収の噂は、1995年から広まっていました。ようやくこの企業買収が実現したわけですが、なぜ数年前ではなく、今、実現したのか疑問が残ります。
買い手側であるLam Researchは、Novellusよりおよそ2倍の企業規模となっています。
一般的には、この取引はNovellusの救済のためと見なすことができます。
Novellusの買収価格は一株当たり44.42ドルで、買収公表前日の終値に28%のプレミアムが上乗せされています。
Lam Researchの支払ったプレミアムは、ここ数年の半導体機器メーカー買収時に支払われる平均値よりも低い水準となっています。
Bloomberg dataによれば、過去5年間の2億5,000万米ドル以上の企業買収における上乗せ価格の平均は56%です。
言い換えると、今回の企業買収では、Novellus側が売り込むのに必死だったと見られます。
しかし、2011年にLam Researchは、自社にとって基盤となるエッチング事業においてTELやHitachiに市場シェアを奪われました。一方で、Novellusは、Applied MaterialsにPVDのシェアを奪われたものの、Applied MaterialsからはCVDのシェアを獲得しました。
さらに、財務面を見てみると、LAM Researchの純利益は、2011年第1四半期の1億8,220万米ドルから、2011年第4四半期には、3,320万米ドルに落ち込んでいます。
市場調査レポート:Applied Materialsの戦略、市場シェアと競合分析
Applied Materials: Competing for World Dominance
http://www.gii.co.jp/report/if4967_applied_materials.html
出版日: 2012年04月
発行: The Information Network
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