学校教員の業務負担軽減につながる 教員業務改善ツール「校務の宝箱シリーズ」を開発
株式会社両備システムズ(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:松田 敏之、以下 当社)は、小中学校向け教員業務改善ツール「校務の宝箱シリーズ」を開発しました。

当社は、政府のGIGAスクール構想第1期を契機に、急速に進む学校教育のICT活用を支援する役割を持つ人材としてICT支援員の派遣を行ってまいりました。これまで先生方からICT支援員へいただいた要望や相談内容をもとに、業務負担軽減につながるツールはないか検討してまいりました。
このたび、学校現場にて、授業の教材として、また事務の書式として手軽に活用できるよう、業務ごとにパッケージ化されたツール群を開発しました。2025年4月23日~25日に東京ビッグサイトで開催される「EDIX東京」へ参考出展いたします。
背景
政府は2019年にGIGAスクール構想の第1期を開始し、小中学校の児童生徒一人ひとりにタブレット端末を配布し、校内のインターネット接続環境を整備しました。2020年のコロナ禍を背景に、この取り組みは全国で加速しました。その結果、小中学校では1人1台のタブレット端末が導入され、教育のデジタル化が進んでいます。しかし、先生方の負担は依然として大きく、働き方改革の推進が緊急の課題となっております。
当社は岡山県内の小中学校に対して、GIGAスクール構想第1期からタブレット端末の導入や保守、ICT支援員の派遣などの導入実績を積んでまいりました。学校現場では先生方の業務負担も大きいことから、ICTを活用して何か解決できないかと学校を訪問しているICT支援員が度々相談を受けており、そういった声に応えるべく、業務改善ツールの作成を進めてまいりました。
現在、学校で使用されている業務改善ツールの中には先生方が独自に作成したものも多くありますが、先生方の異動などが原因で作成者が不在となりメンテナンスができなくなるケースも度々発生しております。そうした事態にも対応できるように、当社で開発したツールをサービス化し、学校現場でも安心して活用いただける仕組みを構築しました。

内容
教員業務改善ツール「校務の宝箱」は、現在、1~15シリーズまでご用意しています。
いずれも学校現場からの要望で開発したツールであり、先生方の業務効率化を実現可能です。時間割作成やスケジュール調整等、日常の中で時間を取られてしまう業務をツールに任せることで事務時間の削減化を目指し働き方改革を実現します。また、Google Workspaceにて作成したサービスのため、Googleアカウントとインターネット環境があれば別途アプリのインストールや特別な環境構築は必要なく、手軽に使い始めることができます。現シリーズの内容は下記のとおりです。
校務の宝箱シリーズ
1. 授業時数計算表ツール
2. 時間割表作成ツール
3. 三者面談日程調整ツール
4. テスト一括作成ツール
5. 校内施設予約システム
6. 席替えシート
7. 百ます計算
8. 県内旅程表
9. 年間行事予定表
10. 職員座席表
11. クラス替えシステム
12. デジタル出席簿
13. 提出物管理表
14. 健康観察フォーム
15. 勤怠管理システム
今後の展望
これらのツールは今後さらなるシリーズ拡張を予定しております。先生方の業務改善ツールのみならず、児童生徒のタブレット活用率を上げるためのツールやダッシュボードと絡めたタブレット端末活用率の見える化など、教育委員会や学校現場との連携を深め実際の教育現場に即した開発、展開を進めてまいります。
会社概要
株式会社両備システムズ
本社所在地:岡山県岡山市北区下石井二丁目10-12
杜の街グレースオフィススクエア4階
代表者 :代表取締役社長 松田 敏之
設立 :1969年12月
資本金 :3億円
事業内容 :公共、医療、社会保障分野および民間企業向け情報サービスの提供
(システム構築、アウトソーシング事業)、ソフトウェア開発、
データセンター事業、ネットワーク構築サービス、セキュリティ事業、
ハードウェア販売および保守サービス、AI・IoTなど先端技術研究開発
コーポレートサイト: https://www.ryobi.co.jp/