日本オラクル、データベースを守る「Oracle Database Firewall」を提供開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は、オラクルのデータベース・セキュリティ製品「Oracle Database Firewall」日本語版を11月9日より提供開始することを発表します。
「Oracle Database Firewall」は、SQLインジェクションなど、インターネットを経由した不正アクセスや、組織の内部関係者による不正行為から機密情報を保護するための新しいデータベース・セキュリティ製品です。
「Oracle Database Firewall」の特長:
「Oracle Database Firewall」は既存のデータベースを改修することなく利用でき、かつ性能にも影響しません。またSQL解析エンジンを持ち、SQL文法を解析・判断することにより誤検知がきわめて少なく、運用が飛躍的にしやすくなります。
「Oracle Database Firewall」では以下の機能を提供します。
不正なSQLコマンドを防御
「Oracle Database Firewall」はアプリケーションサーバーとデータベースサーバーの中間に位置し、SQLインジェクションなどによって送出される不正なSQLコマンドを、データベースに届く前にシャットアウトします。この防御機能はインターネットを経由した攻撃による情報漏洩等に対して有効であるだけでなく、内部関係者の不正操作を防御することができます。ログの収集と警告
「Oracle Database Firewall」はネットワークを経由してデータベースに送られるSQLコマンドの履歴(ログ)を収集し、ポリシーに反した不正なSQLコマンドを発見した場合、即座に監視システムに対して警告を発することができます。これにより不正アクセスや内部不正を迅速に検出することができます。また専用のサーバーにログを保管することによって、問題が発生した場合の原因究明・追跡を迅速に行うことができます。
◆「Oracle Database Firewall」概要
提供開始日:2011年11月9日(水)
価格:マネジメントサーバー625万円/プロセッサー+54万3500円/DBプロセッサー *(税込)から
(*DBプロセッサーは、保護・監査対象のデータベースサーバー)
お客様お問い合わせ先:Oracle Direct 0120-155-096
製品専用サイト: http://www.oracle.co.jp/campaign/security/productssolutions/solution01/database_firewall.html
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、 http://www.oracle.com をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 玉川
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129 / E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
- OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。
◆パートナー企業各社による「Oracle Database Firewall」への取り組み(五十音順)
◇伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下CTC)は、「Oracle Database Firewall」のリリースを心より歓迎いたします。
昨今、個人情報の漏洩などデータベースへの不正アクセス行為は後を絶ちません。
「Oracle Database Firewall」は、既存のデータベースに影響を与えることなく、これらの不正行為を監視、防御することが可能であり、データベースのセキュリティを強固にするための最適な製品であると確信しております。
CTCでは引き続き豊富なオラクル製品の実績を基に、「DBセキュリティ診断サービス」などの各種サービスと組み合せて、企業内におけるデータベースに対するトータルソリューションを提供してまいります。
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 ITエンジニアリング室 室長 藤岡 良樹
◇NTTデータ先端技術株式会社
NTTデータ先端技術は、日本語版「Oracle Database Firewall」の提供開始に関する発表を心より歓迎いたします。
近年増加傾向にある深刻なセキュリティ事故の発生により、セキュリティ関連ソリューションやサービスのニーズが高まってまいりました。弊社は2011年7月に国内初のPCI DSS QSA(認定セキュリティ評価機関)であるNTTデータ・セキュリティ株式会社との事業統合を行い、情報セキュリティに対する体制をより一層強化して更に高品質なサービスが提供できるようになりました。今後も大規模かつミッション・クリティカルなシステムで培ったノウハウに「Oracle Database Firewall」によるSQLインジェクション対策を追加することで、お客様にとってより安全かつ信頼性の高いシステムを提供してまいります。
NTTデータ先端技術株式会社 執行役員 オラクル事業部長 青木 俊一
◇新日鉄ソリューションズ株式会社
新日鉄ソリューションズは「Oracle Database Firewall」日本語版の出荷発表を歓迎いたします。
機密データへの不正アクセス対策に注目が集まる中、データベース自体を保護する本製品を活用することで、より高度なセキュリティを構築することができると期待しています。弊社では本製品を発売前より検証に取り組み、製品利用のノウハウ蓄積に努めております。弊社のデータベース・セキュリティ向上ソリューションに本製品を加え、コンサルティングから製品導入・保守・運用まで一貫したサービスをご提供し、お客様の情報資産保護をご支援してまいります。
新日鉄ソリューションズ株式会社
ITインフラソリューション事業本部 営業本部長 大坪 武憲
◇日本電気株式会社
日本電気株式会社は、「Oracle Database Firewall」日本語版の出荷発表を歓迎いたします。
本製品により、オラクル・データベースへの不正アクセスを防ぐことができ、情報漏洩リスクを下げられることを期待しております。弊社では、早期市場投入に向けて、弊社サーバー「Express5800シリーズ」との組み合わせによる推奨構成モデルの準備を進めてまいります。この推奨構成モデルと弊社セキュリティ対策ソフトウェア「InfoCage」、オラクル社の他のセキュリティ製品と組み合わせ、お客様の情報資産の保護をより強固なものとするシステム基盤を提供してまいります。
日本電気株式会社 第三ITソフトウェア事業部 事業部長 伊藤 晃徳
◇株式会社日立製作所
株式会社日立製作所は、「Oracle Database Firewall」の日本発表を歓迎します。
日立は、お客様のミッション・クリティカルシステムにおいて、災害対策やデータ暗号化など、オラクル・データベースを停止要因から保護するソリューションを強力に推進してきました。
本製品は、不正アクセスなどセキュリティ面でオラクル・データベースを保護し、付加価値の高い企業システムの構築にご活用いただけると期待しています。
株式会社日立製作所 ソフトウェア事業部
プラットフォームソフトウェア本部 本部長 佐々木 大介
◇株式会社富士通北陸システムズ
株式会社富士通北陸システムズは、「Oracle Database Firewall」日本語版の国内出荷発表を歓迎いたします。
弊社は、長年の「Oracle Database」への取り組みにより培った特化ノウハウと日本国内No.1のORACLE MASTER Platinum資格取得数に裏づけされた高い技術力に基づき、セキュアなデータベース・システムを構築するDBセキュリティソリューションを提供して参りました。今般の「Oracle Database Firewall」日本語版の国内出荷により、SQLインジェクションに代表されるデータベースへのセキュリティ脅威に対して、不正アクセスの抑止/データ改ざんの防止など、お客様重要データの堅牢性をさらに高めることが可能になると確信しています。今後弊社は「Oracle Database Firewall」を活用したDBセキュリティソリューションにより、お客様の課題解決に貢献して参ります。
株式会社富士通北陸システムズ
執行役員 データベースソリューション事業本部 林 良隆
◇株式会社ラック
サイバー攻撃の狙いは、企業の重要データを格納するデータベースの情報資産であると言われています。このデータベースのシステムにおいて世界的シェアを持つオラクル社が「Oracle Database Firewall」日本語版を出すことは、重要資産を守る大きな取り組みであり、当社はこの取り組みを歓迎いたします。重要インフラを持つ企業は、ぜひ同製品のご利用を検討いただき、サイバースパイ攻撃への対策を施していただきたい。情報セキュリティサービスを提供する弊社もオラクルと連携した、データベース防衛に寄与してまいります。
株式会社ラック 取締役 最高技術責任者 西本 逸郎