高燃費効率内燃機関(ICE)市場は2021年に4,010億米ドル規模へ
株式会社グローバル インフォメーションは、Specialist in Business Informationが発行した報告書「Fuel Efficient Internal Combustion Engine (ICE) Technologies Worldwide (世界の高燃費効率内燃機関(ICE)技術)」の販売を開始しました。
内燃機関(ICE)は、自動車やトラック、鉄道、発電設備、船舶などさまざまな用途で使用されていますが、従来型のICEは非効率的であり、アイドリングや最適な速度で運転できない状況などを考慮すると、消費される燃料のうち動力に転換されるのは15~20%で、残りの80~85%は無駄になっています。
しかし、炭酸ガス排出量の削減や持続可能性が重視されるなか、世界各国政府や産業界もICEの効率を高めるための技術に強い関心を示すようになっており、大手自動車メーカー、エンジンメーカー、新興企業、研究機関などさまざまな組織が技術開発に取り組んでいます。
新たな技術を導入することにより、ICEの効率は最大50%程度改善されると期待されており、世界の高効率ICE(EICE)市場も2021年には4,010億ドル規模に拡大する見通しです。
米国を含む世界中で温室効果ガス排出量に関する規制が制定されており、今後規制が制定される国もあります。こうした規制は、発電、交通、産業部門、さらに、従来型ICEが一般的に使用されている農業、プロペラ飛行機、送水ポンプ、地下水浄化などの分野においても、温室効果ガスの排出量を制限しています。
このように、より厳しさを増している規制によって、従来型ICEの研究開発が現在盛んとなっています。目標は、燃費効率の高いICEを市場に投入することにあり、高効率ICE(EICE)は、自動車やその他の分野で普及が進んでいます
当報告書の執筆者である、アナリストのRobert S. Eckardによれば、燃費効率の向上は、発電から資源開発、重工業、軽工業といった様々な経済部門や産業で応用することができます。「こうした分野で燃料効率が向上すれば、エネルギーコストを削減し、利益幅を拡大することができます。そして、単位原価が下がり、それぞれの市場において競争力を大きく高めることが可能になります。」と、Eckardは述べています。
市場調査レポート: 世界の高燃費効率内燃機関(ICE)技術
Fuel Efficient Internal Combustion Engine (ICE) Technologies Worldwide
http://www.gii.co.jp/report/sbi230309-fuel-efficient-internal-combustion-engine-ice.html
出版日 2012年02月
発行: Specialist in Business Information
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