株式会社Jストリーム、「bellSalesAI」導入で “見えない営業状況”を可視化 フォーキャスト精度向上へ
~Salesforceに蓄積された構造化データが、次のAI活用への布石に~
Salesforce入力エージェント「bellSalesAI(ベルセールスエーアイ)」の開発・販売を行うベルフェイス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:中島 一明)は、法人向け動画共有・配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia」や説明業務の動画AX「EQ Presentation Cloud」など動画ソリューション事業を展開する株式会社Jストリーム(本社:東京都港区、代表取締役社長:石松 俊雄)が、2026年7月にbellSalesAIの本導入・本格稼働を開始したことを発表しました。

同社は、Salesforceを営業パイプライン管理に活用してきたものの、案件情報の入力粒度にばらつきがあり、フォーキャスト(受注予測)の精度に課題を抱えていました。bellSalesAI導入後は、商談内容がAIによって自動で構造化されSalesforceに蓄積されるようになり、案件情報の粒度が揃い始めたことで、フォーキャストの精度向上が期待されています。この構造化データの蓄積は、次のAI活用に向けた布石にもなっています。
パイプライン管理が重要だった理由
パイプライン管理は、受注予測だけの材料にとどまらず、営業戦略・プロダクト戦略・マーケティング施策の判断材料ともなる、会社にとって重要な経営基盤という位置付けでした。同社が特に重視していたのは、次の4点です。
- 自社が提供する動画ソリューション・サービスの商談状況を正しく把握すること
幅広く提供する動画ソリューション・サービスの商談状況を、正しく可視化したいというニーズがありました。
- 受注・失注理由や、顧客の相談きっかけ(課題)を深掘りすること
受注・失注の理由や、顧客が相談に至った課題を深掘りしたいという狙いがありましたが、現場入力への依存から情報の粒度にばらつきがあり、必要な詳細情報を拾いきれない状態が続いていました。
- プロダクト戦略・マーケティング施策の方向づけに活用すること
プロダクト戦略やマーケティング施策の判断に、実際の顧客の声を活用したいという意図がありましたが、声を網羅的に拾いづらく、顧客解像度を高める余地がありました。
- 半期ごとの戦略見直しだけでなく、リアルタイムに状況を把握すること
半期ごとの戦略見直しでは振り返れても、日々の変化をリアルタイムに掴めていないことも大きな課題でした。
導入前の課題
同社では、案件情報の入力粒度が不揃いで正確な予測が出しづらい状態が長年続いていました。約100名のフィールドセールス・情報入力担当者を抱える中、パイプライン上の情報だけでは日々の変化を反映したフォーキャストが立てにくいという課題感がありました。
現場では、パイプライン入力が査定指標の一つだったこともあり「査定のために入力させられている」という「やらされ感」が根強く、自発的な案件管理ツールとして機能しきれていませんでした。マネージャーが手作業でExcel管理を行う場面もあり、長年構造的な課題として続いていました。
これまでは現場への入力呼びかけ以外に有効な打ち手がなく、根本的な改善にはつながっていませんでした。そこで同社は「メンバーに一気に入力を求める」のではなく「仕組みを整え現場の負荷を軽減する」方針へ転換し、予算を確保。AIによる商談情報の自動入力・整理の検討が一気に本格化しました。
導入検討時に苦労した点
一方で、導入の意思決定や比較検討の過程では、次のような苦労もあったといいます。
- 過去に他社データサービスを導入した際の「形骸化」の経験
他社の営業支援データサービスを複数導入してきたものの、データを別ツールへ移す手間から利用が徐々に形骸化し、使われなくなる経験を繰り返してきたといいます。この反省から、「Salesforceにデータを一元化する」ことに強くこだわりました。
- 現場での「使いやすさ」を最優先に考えたこと
トライアルの過程では、録音の終了を忘れて1つのファイルに複数の商談が収まる場面もあり、「これでは使い物にならない」と感じたといいます。100名規模の現場が同様につまずけば運用が定着しないという危機感もあり、機能の豊富さより迷わず使い続けられるシンプルな操作性こそが定着の鍵だと痛感しました。録音して終了するだけで数分後にはSalesforceへ連携されるbellSalesAIのシンプルさを高く評価したとのことです。
導入の決め手となった2つのポイント
- 競合比較の中で際立った「Salesforce特化」と「現場の使いやすさ」
インサイドセールス向けに特化したツールは営業活動全体をカバーしきれないと判断し比較検討から外れました。またSalesforce以外での情報管理は結局社内に散らばるとの懸念から、Salesforceとの連携性を最重要視しました。100名規模の現場が迷わず使える「シンプルさ」を最優先した結果、bellSalesAIが最も適していると判断しました。
- 「Salesforceをデータ基盤にする」という思想の一致
同社にとって最大の懸念は、案件情報が複数のツールに分散すれば結局誰も見なくなり、過去の「形骸化」を繰り返しかねないというものでした。情報の正本(Single Source of Truth)はSalesforceであるべきという考えが根底にあり、bellSalesAIは商談情報を録音・要約すると同時にSalesforceへ集約する入力インフラとして設計されています。この思想が「顧客情報と商談情報をSalesforceに集約する」という自社の方向性と完全に一致していることを確認でき、安心して導入を進めることができました。
導入効果と今後の期待効果
- パイプラインへのデータ蓄積が進展
bellSalesAI導入後、パイプラインへ登録される情報量・文字数は均一化しつつ増加傾向にあり、入力工数は最大50%の削減が見込まれ、現場の入力負荷軽減がうかがえます。
- 商談品質・ヒアリング精度の向上
現場からは「商談に集中できるようになった」「ヒアリングを深掘りできるようになった」との声が上がり、必要な情報項目が明確になったことで案件把握のやり取りの手間も軽減しています。
- 他部署への波及効果
プロダクトマーケティング課など他部署の案件ヒアリング負荷も軽減される見込みです。従来は個別ヒアリングが必要でしたが、Salesforceの連携項目やサマリーを確認すれば状況を把握できるようになります。また、商談終了後わずか数分で情報が反映される即時性の高さも、現場での運用定着を後押ししています。
顧客コメント
「入力粒度のばらつきや、情報が埋まらないという課題が長年続いていましたが、bellSalesAI導入後は商談内容が自動で整理されるようになり、商談そのものに集中できるようになりました。その結果、提案の質が上がり、ヒアリングを深掘りできるようになったことで、聞くべき項目自体が増えていくことを期待しています。パイプラインに必要な情報の「道しるべ」ができたことで、案件把握のためのコミュニケーションコストも下がっていく可能性を感じています。」
(株式会社Jストリーム 営業本部 副本部長 兼 マーケティング部長 小室 賢一 氏/プロダクトマーケティングセールス部 プロダクトセールス課 課長 黒崎 勝也 氏)
今後の展望
Jストリームは、「入れて終わり」にせず蓄積情報を定期的に見直す運用ルーティンの確立を次の課題としています。中長期的にはbellSalesAI・SalesforceのデータをさらにAIと連携させる次のフェーズも視野に入れ、商談音声からの課題・受注失注理由の自動抽出や、案件進捗の把握といった活用を想定しています。コスト面のハードルもあるため、まずはデータ基盤・品質の整備を進めながら検討状況を見極めていく方針です。
bellSalesAI(ベルセールスエーアイ)について
bellSalesAIは、営業担当者の商談情報をAIが自動で抽出・構造化し、Salesforce入力を効率化するサービスです。特徴は以下の通りです。
- Salesforce入力効率化に特化 : AIが商談会話から必要項目を自動抽出
- 圧倒的な使いやすさ : 対面はスマホアプリ、Web商談はPCアプリで簡単操作
- 高精度な要約・抽出 : 独自AIが情報抽出・構造化を高精度で実施
bellSalesAIに関するお問い合わせはこちらから
株式会社Jストリーム 会社概要
商号 : 株式会社Jストリーム
所在地 : 東京都港区芝二丁目5-6 芝256スクエアビル6階
代表者 : 代表取締役社長 石松 俊雄
設立 : 1997年5月29日
資本金 : 21億8,237万円
事業内容 : 動画配信プラットフォーム、動画CDN、
ライブ配信・ウェビナー配信、動画制作・Webサイト制作、
AIを活用したプレゼンテーション制作サービス等の
企画・開発・提供
ホームページ : https://www.stream.co.jp/
ベルフェイス株式会社 会社概要
商号 : ベルフェイス株式会社
所在地 : 東京都港区新橋6-13-10 PMO新橋9F
代表者 : 代表取締役 中島 一明
設立 : 2015年4月27日
資本金 : 9,148百万円(資本準備金含む)
事業内容 : Salesforce入力エージェント「bellSalesAI」の開発・販売
ホームページ : https://bellface.co.jp/