太陽光・風力発電統合のためのエネルギー貯蔵システム、2013年から2023年の間に合計約22GWの設備容量に

株式会社グローバルインフォメーション
2013-07-16 12:00

株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Navigant Research (formerly Pike Research)が発行した報告書「Energy Storage for Wind and Solar Integration: Market Issues, Business Case Analysis, Technology Issues, and Forecasts for Energy Storage Systems for Wind and Solar Applications (風力・太陽光統合向けエネルギー貯蔵:風力・太陽光アプリケーション向けエネルギー貯蔵システムの市場課題・ビジネスケース分析・技術課題・予測)」の販売を開始しました。

今後10年で、1,300GW以上の風力・太陽光発電容量が見込まれ、特に北米や西欧、アジア太平洋の配管網(グリッド)でかつてないほどの不安定性が生み出されると見られます。グリッドの運用者はシステムの可変発電のレベル拡大をおこなっているため、エネルギー貯蔵システム(ESS)が全体的な戦略の中で不可欠な要素となる見込みです。Navigant Researchのレポートによると、エネルギー貯蔵システムの太陽光・風力の統合発電設備容量は、2013年から2023年間の合計で21.8GWとされています。

Navigant Researchのシニアリサーチアナリスト、Anissa Dehamna氏は、「ドイツや日本、米国などの、再生可能エネルギーの主要市場では、グリッド上の可変性エネルギー源を統合する目的でエネルギー貯蔵システムを導入することを推進する規約や法律が発効されています。こうした市場でのインセンティブは、ESS導入の全面助成、可変性発電の補償方法を変える再編や、可変性発電施設における接続要件の調整など様々な形態がとられています」と述べています。

特に、可変性発電に対する補償調整の変化は、太陽光と風力発電のESS市場に大きな影響を与えます。当レポートによると補償のメカニズムは過去10年の劇的に変化しており、多くの補償スキームは既得権条項となっています。すなわち、古い風力・太陽光システムの方が、出現中の新しいシステムに比べ保証率と構造に差がある状態です。

同レポートは、風力、非分散型太陽光発電(PV)、分散型PVの3つの適用セグメントにおける風力・太陽光発電統合向けエネルギー貯蔵の世界市場の機会について分析します。これら成長中の適用セグメントに関係する需要因子やポリシー因子、技術的問題の包括的評価を取り上げるほか、主要プレーヤーのプロファイル、2023年までの世界全体の収益と容量の予測について、用途、技術、地域別に分類しています。

市場調査レポート: 風力・太陽光統合向けエネルギー貯蔵:風力・太陽光アプリケーション向けエネルギー貯蔵システムの市場課題・ビジネスケース分析・技術課題・予測
Energy Storage for Wind and Solar Integration: Market Issues, Business Case Analysis, Technology Issues, and Forecasts for Energy Storage Systems for Wind and Solar Applications
http://www.gii.co.jp/report/pike274424-energy-storage-wind-solar-integration-market.html
出版日: 2013年06月20日
発行: Navigant Research (formerly Pike Research)

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