「怠けじゃない」子どもの不登校を医師が解説|教えて医誠会
医療法人医誠会が新シリーズ動画を公開、第1回は小児科医が語る不登校
医療法人医誠会(本社:大阪市、代表者:谷 幸治)は、2025年6月25日(水)19時に、医誠会国際総合病院の医師や専門スタッフが監修・出演する医療解説動画シリーズ「教えて医誠会」の新シリーズ第1弾を公開します。
今回のテーマは「子どもの不登校」。登校できない背景にある“自律神経の乱れ”や“体の不調”といった医学的な要因に注目し、小児科医がやさしく解説します。
医学的な視点から、保護者や教育関係者に理解と支援のきっかけを届けます。
「怠けているだけ」じゃない──不登校の背景にある“見えにくい不調”とは?
文部科学省の2025年度調査では小中学生の不登校児童生徒数は34万6,482人で過去最多を更新。 深刻な社会課題である一方、「怠けている」「甘えている」といった誤解が根強く残っています。
しかし、本人の意思や気持ちだけではどうにもならない“からだの不調”が関係するケースもあります。たとえば「朝がつらい」「体がだるい」といった症状は、自律神経の乱れによる「起立性調節障害」などの可能性があり、これは医療的な支援を必要とする身体の病気です。
「学校に行けない=怠けている」という誤解が支援の遅れを招き、子どもが自信を失ってしまうことも少なくありません。
“まず知る”が支援の第一歩──短時間でわかる医療動画を公開
本動画では、医誠会国際総合病院 小児科 非常勤医師・松下理恵が講師を務め、自律神経と不登校の関係や、身体の不調が登校に与える影響を、3〜5分程度の3パート構成で解説します。
松下医師は24年間にわたり小児科医として活動し、のべ5万組の親子を診療。年間100組以上の不登校支援に携わってきた専門家です。
「怠けではない」という正しい理解が広がれば、子どもたちの環境も変わっていく可能性があります。
「うちの子、学校に行けないのはなぜ?」と感じたとき、まずは医学的な視点で原因を知ることが大切です。

動画情報
講師:医誠会国際総合病院 小児科 非常勤医師 松下 理恵
YouTubeリンク
▼“怠け”じゃない…医師が解説する子どもの不登校の本当の原因【教えて医誠会|第1回】
「教えて医誠会」シリーズについて
本シリーズは「医療や健康についての知識を、短時間で分かりやすく学べる」をモットーに、医誠会国際総合病院の医師や専門スタッフが監修・出演する短編動画シリーズです。
不登校をテーマとした今回は、以下の全3回を順次公開予定です。
第1回(6月25日)
“怠け”じゃない…子どもの不登校の本当の原因
第2回(7月2日予定)
不登校に“入院”という選択? 生活リズム改善のヒント
第3回(7月9日予定)
子どもを守る“不登校予防”3つのポイント
いずれも3〜5分程度で、忙しい方でも手軽に視聴可能です。動画はYouTube「ホロニクスグループch」にて順次公開されます。
「教えて医誠会」が、保護者・教育関係者・医療職と子どもをつなぐ“支援の入口”となることを目指しています。

医療法人医誠会
医療法人医誠会は1979年に大阪市で創立され、ホロニクスグループとして大阪を中心に全国で病院、クリニック、介護老人保健施設などを運営しています。
医誠会国際総合病院は46診療科、総職員数1,971名の体制※で、低侵襲治療、先進・先制医療、医療DX、本格的タスクシフト・タスクシェア、中央管制システム導入に取り組み、先進的かつ国際標準の総合病院を目指しています。地域医療に貢献するとともに、2024年12月にはJCI認証を取得、国際医療ツーリズムにも挑戦します。
また、救急医療では、24時間365日の体制で救急医療を提供しています。初期救急から2.5次救急患者を対象に診療を行い、必要に応じて各診療科が支援する救急医療体制をとっています。救急車6台(ドクターカー4台・救急車2台)、医師9名、看護師30名、救急救命士25名で、「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに、様々な救急患者さんを受入れ、重症度によって医師・看護師が同乗する救急救命士3名体制の医誠会無料救急搬送を行い、広域医療に取り組んでいます。※ 2025年4月現在