圧迫療法の世界市場、2019年には34億米ドル規模に成長の見通し

株式会社グローバルインフォメーション
2013-09-24 15:00

株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社GBI Researchが発行した報告書「Compression Therapy Market to 2019 - Growth due to Increased Awareness in Venous Disease Management Offset by Reimbursement Issues (世界の圧迫療法市場 - 静脈疾患管理に対する意識向上により市場は成長するも償還問題によって相殺される)」の販売を開始しました。

2012 年に24億米ドル規模となった圧迫療法の世界市場は、2019年には34億米ドル規模にまで成長すると見込まれており、この間の年平均成長率(CAGR)は5%と予測されています。同市場は主に、高齢者と糖尿病患者の増加とそれによる静脈疾患の患者の増加によって、成長が促されるものとみられています。患者と医師の双方の間において、治癒の管理と加速化における圧迫療法の重要性に対する認識が不足していますが、企業や非営利団体による啓発活動が効果を上げているところです。患者にとっての快適性の改善を目指した衣類や布地、弾性ストッキング、圧縮包帯の製造技術の向上が、将来の成長につながると期待されます。圧迫療法の利用促進に向けた施策は国家財政における医療費負担の大幅な抑制につながることから、世界各国の政府による対応が不可欠です。欧米などの先進国でさえ、圧迫療法が医療費補助の対象外となっていたり、または一部のみの対象となっていたりします。このため同期間中は今後も、需要は低迷するものと予測されます。

圧迫療法の関連製品の最大市場は、2012年の時点では米国となっており、世界市場 の収益の49%を占めました。2019年までの期間中もこれは変わらないものとみられており、市場規模は2012年の10億米ドル相当から2019年にはおよそ16億米ドルに拡大。この間の年平均成長率は6%になると予測されます。また、同期間中の欧州とアジア太平洋地域の市場シェアは、わずかに縮小する見通しです。これは、米国のシェアがわずかながら拡大するとみられているためです。しかし、米国で全面的に医療費補助の対象とされていないことが、今後の成長を抑制する要因となっています。米国の高齢者向け医療保険(メディケア)は現在、鬱血性潰瘍としても知られる静脈性潰瘍など一部の慢性的な静脈機能不全を除き、圧迫療法の関連製品を医療費補助の対象としていません。将来の成長は、治癒速度の管理と加速化における圧迫療法の重要性への認識向上によって促進されると見込まれます。患者にとっての快適性の改善を目指した衣類や布地の製造技術、弾性ストッキングや圧縮包帯の性能向上が、将来の成長につながるとみられます。

市場調査レポート: 世界の圧迫療法市場 - 静脈疾患管理に対する意識向上により市場は成長するも償還問題によって相殺される
Compression Therapy Market to 2019 - Growth due to Increased Awareness in Venous Disease Management Offset by Reimbursement Issues
http://www.gii.co.jp/report/gbi279319-compression-therapy-market-growth-due-increased.html
出版日:2013年09月01日
発行:GBI Research

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世界の圧迫療法市場

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