祝日ゼロ・気圧の乱れで疲れやすい6月。 頑張りすぎて心が折れそうなあなたへ贈る「レジリエンス」の育て方

「もっと頑張らなきゃ」
「ちゃんとやらなきゃ」
そんな言葉で自分を励ましながら、毎日を懸命に生きている人は少なくありません。
仕事でも家庭でも、人間関係でも、自分なりに責任を果たそうとしている。周囲に迷惑をかけないように気を配り、期待に応えようと努力する。その姿勢はとても素晴らしいものです。
しかし、6月に入り梅雨の時期を迎えるこの季節は、日照時間の減少や気圧の乱れから、知らず知らずのうちに心身へのストレスが蓄積しやすいタイミングでもあります。それに加えて祝日もないため、気づかないうちに「頑張ること」の負担が限界を超え、心は少しずつ疲れていきます。
最近なんとなく気力が湧かない。
人と会うのが億劫になった。
雨空のように、理由はわからないけれど心がどんよりと重たい。
そんな状態になっているとしたら、それは心からの大切なサインかもしれません。
人はどんなときに心が傷つくのか
私たちは、心が傷つく出来事に遭遇すると大きなストレスを感じます。
たとえば、
・大切な人や信頼していたものを失ったとき
・目標や夢が思うように叶わなかったとき
・失敗や挫折を経験したとき
・誰かの言葉や態度によって傷ついたとき
表面上は平気なふりをしていても、心の奥では痛みを抱えていることがあります。
そんなとき大切なのは、「自分は何に傷ついたのだろう」と立ち止まって考えてみることです。
傷ついた理由がわかると、自分を責めるのではなく、自分を労わることができるようになります。
心が限界に近づくと現れるサイン
心が疲れてくると、人は無意識のうちに自分を守ろうとします。 その防衛反応はさまざまですが、代表的なものとして次のような行動があります。
1. 逃げたくなる
予定をすべてキャンセルしたくなる、仕事や人間関係から離れたくなる。
2. 人を避けたくなる
誰とも会いたくない、連絡を返すのも面倒になる。
3. 感情を感じなくなる
悲しいのか怒っているのか、自分でもよくわからなくなる。
4. 我慢し続ける
本当は嫌なのに断れない。NOと言えなくなる。
5. 攻撃的になる
イライラが増えたり、自分や他人を責めたりする。 これらは決して「弱さ」ではありません。 心が自分を守ろうとしているサインです。 だからこそ、「こんな自分はダメだ」と否定するのではなく、「少し疲れているのかもしれないな」と気づいてあげることが大切なのです。
心が疲れたときにやってほしい2つのこと
① 信頼できる人に頼る
頑張り屋の人ほど、人に頼ることが苦手です。
「自分で何とかしなければ」
「迷惑をかけたくない」
そう考えてしまうからです。
しかし、心が疲れたときに最も力になるのは、安心して話を聞いてくれる人の存在です。
・一緒にいると安心できる人
・否定せずに話を聞いてくれる人
・落ち着いていて感情的にならない人
そんな相手がいるなら、「少し話を聞いてもらえる?」と声をかけてみてください。
問題が解決しなくても、言葉にするだけで心は軽くなることがあります。
② 自分を大切な人のように扱う
私たちは不思議なことに、大切な人には優しくできるのに、自分には厳しかったりしませんか?
だからこそ、疲れているときは「親友に接するように自分に接する」ことを意識してみてください。
・美味しいものを食べる
・好きな場所へ行く
・ゆっくりお風呂に入る
・十分な睡眠を取る
・身だしなみを整える
・朝の光を浴びる
特別なことをする必要はありません。
「自分を雑に扱わない」
まずはそこから始めてみるだけでも十分です。
心が折れてしまったときに必要な「レジリエンス」
どれだけ気をつけていても、人生には思い通りにならないことがあります。
失敗することもあるでしょう。
傷つくこともあるでしょう。
そんなときに必要なのが「レジリエンス」という力です。
レジリエンスとは、逆境や困難から回復する力のこと。
誤解されがちですが、「何があっても平気な強い人になる」という意味ではありません。
むしろ、
・落ち込んでもいい
・傷ついてもいい
・立ち止まってもいい
そのうえで、少しずつ前に進む力のことです。
レジリエンスを育てるためには、
・小さな成功体験を積み重ねる
・感情に蓋をしない
・他人ではなく昨日の自分と比べる
・「またやり直せる」と信じる
こうした日々の積み重ねが大切になります。
心の筋肉は、一度に鍛えられるものではありません。
だからこそ焦らず、少しずつ育てていけばいいのです。
おわりに
本当に頑張っている人ほど、「まだ足りない」と自分を追い込んでしまいます。
けれど、今まで十分に頑張ってきたのではないでしょうか。
立ち止まることは後退ではありません。
休むことも成長の一部です。
誰かに頼ることは弱さではなく、自分を大切にする選択です。
もし今、少し疲れているなら、自分にこう声をかけてあげてください。
「よく頑張ってきたね」
その一言が、心を回復させる第一歩になるかもしれません。
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