ユニソル株式会社と近畿大学による廃棄パン耳の食品原料としての再利用に関する共同研究契約の締結に関するお知らせ

2026-07-16 15:30
学校法人近畿大学

ユニソル株式会社(以下、ユニソル)と学校法人近畿大学(以下、近畿大学)は、サンドイッチの生産工程などで発生する廃棄パン耳を食品原料として活用するため、「未利用資源の分析および商品開発」に関する共同研究(以下、本研究)について、共同研究契約(以下、本契約)を締結しましたので、下記の通りお知らせいたします。
本研究では、ユニソルグループの食品加工機械に関する知見を生かし、近畿大学アカデミックシアターのプロジェクトで活動する学生主体の食品企画団体「食べガク」が、廃棄パン耳を使用した新たな食品レシピの開発に取り組みます。今後、近畿大学内での試験販売などを経て、「近大コラボ商品」としての商品化を目指します。

【本契約の経緯】
近年、食品ロスの削減はSDGs目標12「つくる責任 つかう責任」において「2030年までに、一人当たりの世界の食品ロスを半減させる」ことが掲げられています。日本においても、2019年10月1日に「食品ロスの削減の推進に関する法律」が施行され、事業者には食品廃棄物の発生抑制や有効活用に向けた取り組みが求められています。
そのような状況下、サンドイッチの生産工程において大量に発生する「パン耳」については、サステナビリティの観点からも食品原料としての再利用が求められておりますが、現実的には生産者が独自で再利用方法を構築するのは困難であり、多くが家畜の飼料や農作物の肥料としてリサイクルされているのが現状です。
ユニソルは、食品事業を通じて食品ロス削減、環境負荷低減、人手不足対策など、現代の「食」を取り巻く社会問題の解決に取り組んでおり、グループ会社アルプラス株式会社においては、サンドイッチの生産工程に使用される食パンスライサーなど食品加工機械の製造を行っていることから、廃棄パン耳の再利用についての取組みを行っており、現在、信州大学との間で「廃棄パン耳の飼料利用に関する共同研究」を進めております。(2026年1月19日リリース)
今回、廃棄パン耳再利用の第二弾として、近畿大学と食品原料としての有効活用についての共同研究を行うこととなりました。
近畿大学では、学生が主体となって教職員や企業、地域住民と協働し、新たな社会価値の創出に取り組む「アカデミックシアタープロジェクト」を実施しています。今回の共同研究では、その一つである「植・食、健康」産業支援プロジェクトの活動チーム「食べガク」に参加する生物理工学部の学生が、廃棄パン耳を使った食品レシピの企画・試作に取り組みます。

【本研究の目的】
現在、パン業界では生産過程で排出されるパン耳の再利用としてそのほとんどが食品リサイクル法に基づく養豚・養鶏の飼料化、肥料(堆肥)化として利用されており、菓子やパン粉など食品原料への再利用は全体のわずか数パーセントにとどまっています。
本研究は、廃棄パン耳の食品原料としての活用可能性を検討し、食品ロス削減に資する新たな商品開発につなげることを目的としています。具体的には、廃棄パン耳の分析および食品レシピの開発を行い、食品原料としての活用方法を検討します。
今後、近畿大学内での試験販売などを通じて、味や形態、販売方法などを検証し、「近大コラボ商品」としての商品化を目指します。

【本研究実施期間】
2026年4月1日から2027年3月31日まで

【関連リンク】
アカデミックシアター
https://act.kindai.ac.jp/
生物理工学部
https://www.kindai.ac.jp/bost/