電気自動車が新型バッテリー市場成長を促し、中国が最大の新型バッテリー生産国ならびに消費国に
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社GlobalDataが発行した報告書「Advanced Batteries - Global Market Size, Regulations, Competitive Landscape and Pricing Analysis to 2020 (世界の先進電池市場：市場規模、技術ロードマップ、規制、競合状況、および価格分析)」の販売を開始しました。
電気自動車（EV）の開発が進むことにより立ち上がってきた新型バッテリー市場は、2008年から2012年の間にEVの製造販売台数が毎年急激に増加してそのためにバッテリーコストが低下したにも関わらず、その間着実に成長を続けて来ました。2020年まで、数カ国でEVの使用を増加し、EV用インフラを拡大しようと計画があることから、このEVバッテリー市場の拡大傾向はその年までは継続すると予測されています。
下図は、携帯電話や他の家電品、またEVによって形成されてきた新型バッテリーの市場規模を、2008年から2012年までの過去の実績データと、2013年から2020年に至る市場予測データとを合わせて示しています。
中国が現在、新型バッテリーの最大の消費国となっています。これはひとつには同国における膨大な家電品販売がもたらしたもので、多数の、しかも増加を続けている同国の人口と、民衆の間の可処分所得レベルの上昇に後押しされたものとなっています。中国はEV販売量もかなり大きく、これもまた増加を続けており、2008年以来毎年10億米ドル台の新型バッテリー市場形成につながっています。
中国はまた、新型バッテリーの最重要な製造拠点のひとつとなっています。いくつかの中国企業は新型バッテリー製造の先駆者でもあります。それに加えて国際企業数社が、中国の安い労働コストを活用し、また中国国内や周辺諸国の地域需要を獲得するため、地元企業との提携関係や合弁事業の形で中国に製造工場を設立しています。 下図は中国における新型バッテリーの市場規模を、2008年から2012年までの過去の実績データと20013年から2020年に至る市場予測データとを合わせて示したものです。
市場調査レポート: 世界の先進電池市場：市場規模、技術ロードマップ、規制、競合状況、および価格分析
Advanced Batteries - Global Market Size, Regulations, Competitive Landscape and Pricing Analysis to 2020
http://www.gii.co.jp/report/gd166956-advanced.html
出版日: 2013年06月27日
発行: GlobalData
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