日本オラクル、教育機関向けのIT技術者育成支援プログラム「Oracle Academy」を刷新グローバルに活躍できるIT人材創出により地方創生を支援

日本オラクル株式会社
2016-02-02 11:00

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂)は本日、オラクルの社会貢献活動の柱の1つである教育支援プログラムとして、IT技術者育成のためのさまざまなコンテンツやプログラムを教育機関向けに提供している「Oracle Academy」を刷新することを発表します。これにより、無償会員制度の導入、最新技術に対応したトレーニングコースや高校・中学を対象にした自主学習カリキュラムの提供を開始します。

Oracle Academyは、学生を対象にしたJavaやリレーショナル・データベースなど企業システムやコンシューマーITに従事する際に役立つ基本技術についての知識、スキルの習得を支援するものです。IT企業が提供する製品やツールの使い方ではなく、特定企業に依存しないITの基礎となる技術の習得、知識の取得を促すことで、あらゆるIT関連職に役立つ可能性があります。またオラクルが教育支援を行う技術やスキルは、グローバルで通用するものであり、日本の国際競争力向上のために必要不可欠なグローバルに活躍できるIT人材の育成にも大いに貢献します。

日本では、2002年にOracle Academyを開始し、主に「Oracle Database」とJavaの技術者育成を中心としたプログラム提供を行ってきました。2015年末までに、大学、専門学校を中心に90校の教育機関が参画し、本プログラムにより提供されたカリキュラムを通じて学生が取得したオラクルの認定資格数は2万以上になります。このたびのOracle Academy刷新により、IT人材育成支援においても、クラウドによって日本のIT業界に革新をもたらすための日本オラクルの戦略「POCO (Power of Cloud by Oracle)」を推進していきます。

オラクルは、最先端のIT教育の機会を、世界中の学生に価値あるものとして提供するというOracle Academyのミッションに基づき、IT分野における知識やイノベーション、スキル開発、多様性の推進に今まで以上に貢献するため、Oracle Academyの刷新を行い、このたび日本でも展開します。Oracle Academyの刷新よる新たな取り組みは以下の通りです。

・会員制度の刷新:従来の年会費約6万円を無償化し、無料会員制度によるOracle Academyの各種プログラム提供を開始します。また、従来は団体による入会のみでしたが、今後は個人による入会も受け付けます。Oracle Academyの会員になることで、主にデータベースなどのソフトウェアの無償利用、教員や学生向けの学習用の映像コンテンツが無料視聴、講座の受講料や認定資格試験受験料の学生割引などのメリットを享受することができます。
・対象教育機関の拡充:日本が今後グローバル競争力を高めるためには、若年層におけるIT教育の強化が急務と言われています。新しいOracle Academyでは、高校生、中学生を対象にしたカリキュラムを開発し、提供しています。高校生向けには、フリーの開発ツール「Greenfoot」を使ってJava言語によるプログラミング学習を通じてゲーム開発を行うカリキュラム、中学生向けには、フリーの開発ルーム「Alice」を使って予め設定されているひな形のプログラムを各自で組み合わせてコンピュータ・グラフィック制作を行うカリキュラムを用意しています。若年層でも高度なIT技術を習得、活用する楽しさを体感できるような内容になっています。
・最新技術に対応したカリキュラムの拡充:ビッグデータ、IoTやクラウドなど最新技術について学ぶことができるプログラムを拡充していきます。ビッグデータ解析に必要な知識を習得するコース「ビッグデータ・サイエンス・ブートキャンプ」やクラウド・サービスのエキスパートによるクラウド・コンピューティングの基礎を学習するコースなどを大学や研究機関などの高等教育機関向けに提供します。これにより最先端のITに関する研究と次世代技術の開発を促し、IT先進国の実現を支援します。

Oracle Academyのバイスプレジデントであるアリソン・デーベンウィック・ミラー(Alison Derbenwick Miller)は、次のように述べています。「オラクルは会社として、イノベーション、エクセレンス、リーダーシップの文化を育成しようとしており、会社の枠を超えて、こうした取り組みを世界中で9,500校以上の学校や大学にまで広げています。今やコンピューティングはあらゆる業界で求められており、今年度はこれまでに蓄積したノウハウを結集して革新的かつインタラクティブで、これまで以上に広範囲にわたって業界最先端のポートフォリオを提供していきます。Oracle Academyのカリキュラムは、コンピュータを専攻しているかどうかに関わらず、すべての学生がより高度な教育を通じて、次世代のコードの作成や開発者、クラウドのリーダーとなる道を切り開いていけるよう、独自に考案されたものです」

Oracle Academyでは、会員にさらに充実したエクスペリエンスを提供するためWebサイトも刷新し、世界各国の教育関係者やパートナー、年間260万人を超える学生を含めたグローバルコミュニティ向けに活気あふれるポータルを提供します。このWebサイトはさまざまなコースやビデオ、ソーシャルメディアなど、さまざまなリソースを通じて、Oracle Academyで学ぶ人たちにコラボレーションやコース参画の機会を提供する場として活用していただくことができます。

参考資料
・Oracle Academy
https://academy.oracle.com/ja/oa-web-overview.html

Oracle Academyについて
Oracle Academyはオラクルの社会貢献活動の柱の1つである教育プログラムで、世界各国での最先端のコンピュータ・サイエンス教育を通じてテクノロジー分野における知識やイノベーション、スキル開発、多様性の推進に貢献しています。Oracle Academyでは、ソフトウェア、カリキュラム、ホステッド・テクノロジー、指導者向けトレーニング、サポートから各種認定資格のためのリソースまでの完全なポートフォリオを学生や教育機関に無料で提供しています。プログラムは官民のパートナーと協力して実施され、必要なツールを提供することによって、学生たちの参画意識を高め、創造力を刺激して、イノベーターや将来のリーダーとなるために必要な教育や訓練を行います。学生はOracle Academyを通じて、最新技術を用いて実際の職場に即したトレーニングを受けることで、ビッグデータやクラウド・コンピューティング、Internet of Things等、大学や専門学校でこれからの時代に必要とされるスキルを身に付けることができます。

日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目標に掲げ、広範かつ最大限に統合された クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォーム、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp

日本オラクル公式ソーシャルメディアチャネル
・Facebook http://www.facebook.com/OracleJP
・Twitter https://twitter.com/Oracle_Japan

オラクルについて
オラクルは、クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォームの広範なサービス群を完全に統合し提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 石川
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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