日本オラクル、シームレスなクラウド連携が可能な初の仮想テープ・ストレージ製品「StorageTek Virtual Storage Manager 7 System」を提供開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂)は本日、メインフレームおよび異種混在環境のシステム向けに高度なセキュリティと拡張性を備えた新しい仮想テープ・ストレージ製品「StorageTek Virtual Storage Manager(VSM)7 System」の提供を開始すると発表しました。「StorageTek VSM 7 System」は、パブリック・クラウドに対する直接的な、かつ最大限に自動化されたストレージ階層化機能を提供します。さらに、オラクルがInfrastructure as a Service (IaaS)として提供する「Oracle Storage Cloud Service - Object Storage」および「Oracle Storage Cloud Service - Archive Service」とシームレスに統合できるように設計されており、ストレージ管理者のクラウド戦略を支援します。これにより、クラウド・ストレージに対して、オンプレミスのストレージと同様にアクセスすることが可能となります。
従来のデータ保護ソリューションは、オンプレミスのシステム上で急増するデータに対応するように設計されていましたが、「StorageTek VSM 7 System」は、まったく異なる設計思想に基づき開発されています。パフォーマンスの向上、容量の増加、より高度な拡張性といった中核の機能は重視しながら、さらに、市場のニーズに応えるためクラウドでのストレージ階層化の機能を開発し、メインフレームのユーザーがクラウドの経済的メリットを活用できるようになりました。
ミッションクリティカルな基幹業務システムのデータ保護のため、「StorageTek VSM 7 System」をいち早く採用した株式会社NTTデータ 執行役員 沖村幸彦氏は、次のように述べています。「当社が金融機関向けにシステムサービスを継続提供していくとき、基幹系システムのインフラ部分の選択肢は、オラクルのVSM7でした。特に、メインフレーム接続が可能な拡張性とハイパフォーマンスを選定ポイントにしました。今後も長期間にわたって信頼性の高いソリューションとして提供いただくことを期待しております」
「StorageTek VSM 7 System」の主な特長は次のとおりです。
・パフォーマンスと拡張性: 「StorageTek VSM 7 System」は、過去世代のVSMシステムとの完全なデータ交換をサポートし、富士通のOSIV/MSPならびにIBM z Systems双方のメインフレームに接続することができる、他社では実現できない優れたデータ保護ソリューションです。「StorageTek VSM 7 System」は、34倍の容量、256台の「StorageTek VSM 7 Systems」への極めて高い拡張性、データ重複排除、クラウドでのストレージ階層化の機能を提供し、メインフレームおよび異種混在環境のストレージのユーザーに追加容量へのオンデマンド・アクセスを提供します。
・セキュリティの強化: オラクルの最先端プロセッサ「SPARC M7」を搭載した「StorageTek VSM 7 System」は、パフォーマンスを損なうことなく保存済みデータと着脱式テープ・メディアにワイドキー暗号化機能を提供し、データ保護には「SPARC M7」のセキュリティ機能である「Silicon Secured Memory」を使用します。
・可用性: 「StorageTek VSM 7 System」は、オンプレミス側から「Oracle Cloud」にデータ保護ソリューションを提供し、メインフレームのストレージと異種混在環境のストレージのすべての要件に一元的に対応できます。ポリシーを設定することで、外部ディスク・ストレージから低コストのオフサイト・クラウド・ストレージにファイルを自動的にコピーまたは移行できます。クラウドでのストレージ階層化機能により、オンプレミスに導入した「StorageTek VSM 7 System」から「Oracle Storage Cloud Service」または「Oracle Storage Cloud Archive Service」へのエンド・ツー・エンドの可視性と診断のメリットを得ることができます。
・ディザスタ・リカバリー: 「StorageTek VSM 7 System」は、完全自動のディザスタ・リカバリーを実現します。リモート・サイトにメインフレームが必要なくなるため、コストは大幅に削減され、デプロイが合理化されます。個々のコンプレックス間の電子データ共有、クラスタリング、レプリケーション、「Oracle Cloud」へのディザスタ・リカバリーにより、シンプルで柔軟なオプションが豊富に提供されます。
オラクルは、オラクル以外のソリューションが導入されているミッションクリティカルな異種混在環境のニーズにも対応します。エンタープライズで証明済みのアーキテクチャをより広範なユーザーへと拡張し、柔軟なディザスタ・リカバリー・オプションを備えた強力なデータ保護機能を提供します。
参考リンク
・「StorageTek VSM 7 System」製品写真
http://www.oracle.com/us/assets/im08t0-stk-vle-1-1527648.jpg
日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目標に掲げ、広範かつ最大限に統合された クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォーム、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp/
日本オラクルでは、「Digital AID (デジタル・エイド)by POCO (The Power of Cloud by Oracle)」をキーワードに、社会に貢献するクラウドカンパニーとして、オラクルのクラウドのメリットを最大限に活用いただけるよう推進しています。
日本オラクル公式ソーシャルメディアチャネル
・Facebook http://www.facebook.com/OracleJP
・Twitter https://twitter.com/Oracle_Japan
オラクルについて
オラクルは、クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォームの広範なサービス群を最大限に統合し提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 坂元
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
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