日本オラクル、最新プラットフォーム製品群「Oracle 10g」の最新情報を紹介するセミナー、「Oracle10g ロードショー」を全国7ヵ所にて開催
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:新宅正明)は、「Oracle 10g」の製品概要や技術情報を紹介するセミナーである「Oracle 10g ロードショー」を全国7ヶ所(札幌、金沢、仙台、名古屋、大阪、福岡、那覇)にて開催することを発表いたします。本セミナーは企業の経営者、IT部門の責任者、技術者までの幅広い方々を対象としております。
日本オラクルは2003年12月17日、18日に日本最大級のプライベートITイベント「OracleWorld Tokyo」を開催、日本オラクルの主力製品の最新バージョン「Oracle 10g」を一般公開し、10万人の参加者の動員により好評を博しました。このイベントでの人気セッションを「Oracle 10g ロードショー」として、セミナー形式で全国に展開してまいります。本セミナーを皮切りに、地方から求められているOracle製品情報の需要にさらに応え、地場産業へのITの貢献を強化してまいります。
本セミナーの基調講演では、開催都市を担当する支社長と日本オラクルの責任者によりオラクルの最新動向、グリッドコンピューティングについてご説明します。また技術セミナーでは、「Oracle Database 10g」「Oracle Application Server 10g」「Oracle Enterprise Manager 10g」の製品概要と技術説明を紹介します。本セミナーには技術者、IT部門の責任者、経営者層をターゲットに全国7ヶ所で延べ20,000名の参加者を目指します。また参加者にはオラクルの技術情報が記載されているOracle 10g ムック(定価1800円)と技術情報CD「10g Information CD」を無償で提供いたします。
● 「Oracle 10g ロードショー」概要
申し込みURL http://www.oracle.co.jp/events/10g_roadshow/
受付け開始日 2004年1月26日
参加費用 無料
開催日程
2月25日(水) 名古屋
3月2日(火) 札幌
3月3日(水) 金沢
3月5日(金) 仙台
3月10日(水) 那覇
3月12日(金) 大阪
3月26日(金) 福岡
プログラム概要:基調講演、「Oracle Database 10g」「Oracle Application Server 10g」「Oracle Enterprise Manager 10g」の製品概要および技術情報の紹介。
● 「Oracle Database 10g」について
「Oracle Database 10g」では、高いレベルの自動管理機能、コンピュータの処理能力を負荷状況に応じて動的に変更できる新たな並列化技術「Oracle Real Application Clusters 10g」、ストレージの管理を自動化する「Automatic Storage Management」など、グリッドコンピューティングのための機能強化を行っております。
企業向けのグリッドコンピューティングにより、顧客はブレード・サーバーやラックマウント型ストレージなど、比較的安価で標準化されたコンポーネントを利用して、大規模のコンピューティング能力を迅速かつ安価で実現することができます。エンタープライズ・グリッド・コンピューティングを実現するには、これまでになく高いレベルでの管理の自動化が必要になります。この新しい要求に応えるため、「Oracle Database 10g」は総合自己診断エンジンや自動チューニング機能、アラート生成機能の搭載などに加え、「Oracle Enterprise Manager 10g」に新搭載した「Oracle Grid Control」、「Database Control」と連動し、高いレベルの自動管理機能を提供します。
「Oracle9i Real Application Clusters」を強化した「Oracle Real Application Clusters 10g」では、ビジネス上の要求の変化に応じて、クラスタ化されたデータベース間でコンピュータの処理能力を動的に変更する、新しいクラスタ負荷管理機能を搭載しました。この新機能により、顧客はブレード・サーバーなど低コストのサーバー上で大規模のクラスタを稼動し、エンタープライズ・グリッドを実現することができます。
「Oracle Database 10g」はまた、データベースに必要なストレージの構成・管理を大幅に簡素化する新しいソフトウェア「Automatic Storage Management」
(ASM)を提供します。「ASM」によって、データベースがどのようにデータ・ファイルとストレージのサブシステムを扱うかという複雑な問題を意識する必要がなくなります。「ASM」はまた、ストレージの負荷分散を自動化し、最適なパフォーマンスにします。「ASM」は負荷の集中している箇所やパフォーマンス上のボトルネックなど、データ処理を減速する要因となるストレージ・システム上の問題に対応し、管理者の労力を劇的に減らすことができます。
●「Oracle Application Server 10g」について
「Oracle Application Server 10g」を利用することにより、管理者は、サーバー利用率やエンドユーザーの応答時間といった情報に基づいてコンピューティング・キャパシティを調整することができます。また、月末の給与計算処理や四半期末ごとの決算処理など、あらかじめスケジュールしておいたイベントに応じた調整を行うことが可能なため、コンピュータリソースの有効活用が可能となります。
「Oracle Application Server 10g」は、クラスタやエンタープライズ・グリッド上で稼動するアプリケーションの信頼性を向上しました。新たに搭載した「Fast Start Fault Recovery Architecture and Failure Notification 」(FaN)では、データベースとアプリケーションサーバーのノード間の連携を簡素化し、ハードウェアやその他のシステムでの障害発生時のフェイルオーバーを行い、復旧したことをシステムが自動認識します。これにより、復旧から認識までの時間差がなくなり、システムの可用性がさらに向上します。
さらに、高度なアプリケーション統合機能により、単一の製品でアプリケーション間・企業間・Webサービスの統合を実現する環境を企業に提供します。その結果、企業は企業全体を包括する単一のデータモデルを構築して単一の情報のハブとして機能させ、将来のシステム統合プロジェクトに要するコストを削減することが可能になります。
また、WS-Iが策定する最新のWebサービス標準に対する完全なサポートや、.NET に準拠したWebサービスとの相互運用性により、企業は安全にエンタープライズ用途のWebサービスを実装・管理することが可能になります。
● 「Oracle Enterprise Manager 10g」について
「Oracle Enterprise Manager 10g」は、企業のコンピューティング基盤全体を完全に可視化する、自動化された管理用ソフトウェアです。システム管理者は、ビジネス上の要求の変化に応じて、ポリシーの強化、サービスレベルの管理、既存のコンピューティング・リソースとアプリケーションの再調整を行うことができます。
今回新たに搭載された「Oracle Grid Control」は、データベースやアプリケーションからストレージまで、オラクルのグリッド基盤全てを単一のコンソール内で監視・管理する、のグリッド管理製品です。「Oracle Grid Control」を利用することにより、管理者は複雑なクラスタ内の複数のサーバー管理を容易にし、コンピューティング・リソースの管理を自動化することができます。
「Oracle Enterprise Manager 10g」はオープンかつ標準準拠のアーキテクチャ上に構築されています。「Common Information Model」 (CIM) 、「Distributed Management Task Force 」(DMTF)により開発された「Web-based Enterprise Management」 (WBEM)など、主要な標準の管理をサポートしています。
●日本オラクル株式会社について
日本オラクル株式会社はオラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日の店頭市場への株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,440名(2003年5月末現在)。
■ 本件に関する報道関係お問合せ
日本オラクル株式会社 マーケティング本部
コーポレート・コミュニケーションズグループ 広報 北川、石川
TEL:03−5213−6687 FAX:03−5213−6589
e-mail:natsuko.kitagawa@oracle.com
プレスルーム URL:http://www.oracle.co.jp/press/