西いぶり広域連合、オラクル製品で統合データベース基盤を構築し、住民情報システムのコミュニティ・クラウド化を実現

日本オラクル株式会社
2015-04-06 11:00

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂、以下 日本オラクル)は本日、北海道西胆振地域の6つの自治体で構成される西いぶり広域連合(所在地:北海道室蘭市石川町、広域連合長:青山 剛)が、オラクルのデータベース製品およびミドルウェア製品を導入し、コミュニティ・クラウド型の住民情報システム「西いぶり行政サービス基盤」を構築し、このたび稼働開始したことを発表します。

西いぶり広域連合は、北海道室蘭市、登別市、伊達市、豊浦町、壮瞥町、洞爺湖町の6つの自治体から構成され、ごみ処理やリサイクル、都市公園の管理、共同電算センターの運営、広域行政の振興に関する事務の共同化を推進しています。室蘭市、登別市、伊達市、壮瞥町の4市町では、行政システムの共同運用化によるITコスト低減を目指し、共同電算センターを2007年度に開設し、住民記録や税、保健福祉、上下水道料金など計68の業務システムが稼働しています。

西いぶり広域連合ではこのたび、機器の更新に合わせデータセンターをクラウド化し、コミュニティ・クラウドの形で統合的に管理・運用でき、災害にも耐えうる強靭な行政サービス基盤を構築するため、データベース基盤に「Oracle Database」を、またアプリケーション実行基盤に「Oracle WebLogic Server」を導入しました。行政サービス基盤をクラウド化することにより、ハードウェア・リソースの有効活用や、新規システムの短期導入と初期費用抑制、性能と可用性の向上、運用の標準化による煩雑な運用業務の低減といったメリットが実現しました。

今回のクラウド化により、従来は市町の業務ごとに個別に最適化された複数のシステム上に構築していたデータベースは、PaaS (Platform as a Service)として「Oracle Database」による共通基盤に統合されました。これにより、煩雑な運用管理も標準化され、統合基盤の運用管理製品「Oracle Enterprise Manager」を活用することで、バックアップや運用監視など運用効率が向上しました。さらに、データベース・クラスタ技術「Oracle Real Application Clusters」により、拡張性と高可用性の両立が可能となりました。

本プロジェクトでは、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 正已)がシステム構築を担当し、豊富な製品導入ノウハウおよび高い技術力により、構築から運用にいたるプロジェクト全体を支援しました。

西いぶり広域連合 共同電算室主幹の佐久間樹氏は、次のように述べています。「クラウド化された共通基盤に複数の業務システムを統合することで、バックアップなどの運用も標準化され、リソースの有効活用や可用性、運用効率が向上することを期待しています。さらに今後は、マイナンバー対応に関連し統合宛名も当データベース共通基盤で稼働させる予定です。新規にハードウェア調達などが不要なため、システムの短期導入と初期導入費用を抑制する効果もあります」

Oracle CloudWorld Tokyo 2015について
「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」は、オラクルの顧客企業、パートナー企業を対象に、オラクルが提供するSaaS、PaaS、IaaSのパブリック・クラウドだけでなく、プライベート・クラウド、ハイブリッド・クラウドといったすべての領域におけるクラウド・ソリューションをご紹介するイベントです。企業が変革に立ち向かうための世界最先端のクラウドに関する情報を、顧客企業の成功体験を交え、2日間にわたり130以上のセッションで紹介します。「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」は、4月9日から10日の日程で、東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内3-5-1)で開催します。詳細については公式サイト(http://oracle.co.jp/cw2015/pr/index.html)をご参照ください。

日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目指し、クラウド環境とお客様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計され、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp

日本オラクル公式ソーシャルメディアチャネル
• Facebook http://www.facebook.com/OracleJP
• Twitter https://twitter.com/Oracle_Japan

オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 坂元
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

  • OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。