住友電設、「Oracle E-Business Suite」により新しい経営管理体制を構築
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4-1代表取締役社長:新宅正明)は、住友電設株式会社(本社:大阪府大阪市西区阿波座2-1-4 代表取締役社長:塩谷 章)が、「Oracle E-Business Suite」を利用した新経営管理システム構築を進め、このたび稼動したことを発表します。
住友電設株式会社は、電気工事、情報通信工事を中心に、設備工事全般を手掛ける総合設備企業であり、売上高約1,500億円、従業員数約1,700名の規模を有する業界大手企業の一社です。
同社では、長引く不況に加え、建設業界全体の構造改革の流れや市場規模の縮小、低価格化の定着が一段と進む厳しい経営環境の中、安定的な収益確保を実現するための有力な手段の一つとして、施工現場管理を強化する「プロジェクト管理システム」と個別施工情報を全社で取りまとめる「経営管理システム」を両輪とした、新しいコンセプトに基づくシステムの開発と社内業務プロセスの改革を実現するための取り組みを進めていました。
特に同社では独自に新規開発する「プロジェクト管理システム」と間接・基幹事務を統合する「経営管理システム」の連携を強化することにより、業務プロセス改革を進め、施工情報を即時に提供する仕組み/迅速な経営管理をサポートする仕組みを実現し、最終的には「経営の質」を向上させることを目標としていました。
住友電設のこうしたニーズに応えるため、日本オラクルは、データ統合及びフロントオフィスとバックオフィスのシステム連携に優れた
「Oracle E-Business Suite」を2001年2月より提案してきました。日立造船情報システムが提供する短期導入テンプレート「受注生産型企業向けEBSテンプレート」では、「Oracle E-Business Suite」の柔軟性により、従来はシステム化および標準化が困難とされてきた建設業界の業務プロセスにも充分対応可能であることに対する高い評価が得られ、採用が決定しました。また、開発着手から稼動まで10ヶ月という短期間での導入が実現可能であった点も、経営環境の変化が激しく、スピードが要求される時代にマッチするとして高く評価されています。
今回の「Oracle E-Business Suite」導入稼動により、「プロジェクト管理システム」から各施工情報を迅速に収集し、経営的観点からプロジェクト個別の工程管理やコスト管理を実施することが可能となりました。また各種情報の可視化を実現したことにより、単に業務プロセスを効率化する「会計システム」の構築に留まらず、新たな「経営管理システム」の構築を実現しています。このように、本システムは施工現場の情報を営業部門や施工部門等のフロントオフィスから収集される情報と即座に連携させることが可能であり、精緻な経営管理と迅速な意志決定をも支援しています。
なお、今回のプロジェクトで得られたノウハウは、住友電設、日立造船情報システム共同で「建設業界向けEBSテンプレート」として新たに取りまとめられ、今後建設業/エンジニアリング業に展開していく予定です。
日本オラクルでは、全世界で12,000社以上、国内でも350社を越える導入実績を持つ「Oracle E-Business Suite」を核としたEビジネスソリューション事業のさらなる拡大に向けて、積極的な取り組みを進めています。関連事業部門の増強やパートナー企業との提携強化を通じ、販売およびサポートの体制も積極的に強化しています。
■本件に関する報道関係お問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報担当/栃尾 TEL:03-5213-6927
E-mail: Miki.Tochio@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
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