2022年までの世界のバイオリファイナリー向け投資、総額1,700億米ドルに達する見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、Pike Researchが発行した報告書「Industrial Biorefineries - Conventional Biorefining Status, Advanced Biorefining Technology Assessments, Policy Issues, Stakeholder Analysis, and Global Market Forecasts for New Biorefinery Construction」の販売を開始しました。
バイオマス原料を燃料や化学薬品、電力、食品、再生可能オイルなど需要の高い各種のバイオベース製品に転換するため、様々な技術プラットフォームを利用するバイオリファイニング分野は現在、次なるイノベーションサイクルに入ろうとしています。従来型のバイオリファイナリーは幅広く設置されているものの、燃料や技術に関するリスクが払しょくされないことなどから設備投資が高額にとどまり、先進型のリファイナリーへの施設の拡充は停滞した状況が続いています。しかしながら、同レポートによると、2012年から2022年におけるバイオリファイナリーの建設については明るい見通しが持たれています。同期間における世界各地のバイオリファイナリー新設に向けた累積投資額は、1,700億米ドルに達する見通しです。
同レポートによれば、2012年からの10年間に、約1,800のバイオリファイナリーの建設が新規に発注される見通しであり、そのうち半数を超える925か所が、非食糧系燃料を様々な最終製品に転換する能力を持った先進型のバイオリファイナリーになる見込みです。先進型のバイオリファイナリーの世界市場は現在、39億米ドル規模となっており、従来型のバイオリファイナリー市場の5%に満たない状況です。最近になってラインに乗ったわずか一握りのプロジェクトを除き、商業規模の施設は大半が建設中です。ただし、現時点での世界におけるバイオリファイナリー向けの投資はそのほぼすべてが、先進型のリファイナリー向けとなっています。
同レポートはまた、バイオマスエネルギー転換を行う世界各地の従来型、および先進型のバイオリファイナリーの建設について詳細な分析を提供しています。これらの施設では、生化学、物理化学、熱化学、ハイブリッド経路などを使ったバイオマスエネルギー転換が行われています。そのほか、バイオリファイナリーの主要市場に関する評価、建設に関する準地域的な評価のほか、新たな転換プラットフォームについて予想される市場シェアや、市場に参入している主力企業についての評価をそれぞれ詳細に提示。さらに、2020年までの世界市場の予測(地域、市場、精製物別)を、設備容量、年間の委託精製手数料、新規施設への設備投資額別に示しています。
市場調査レポート: 産業用バイオ精製所:従来型バイオ精製の状況、先進バイオ精製技術の評価、政策課題、ステークホルダー分析、世界の新規バイオ精製所建設市場の予測
Industrial Biorefineries - Conventional Biorefining Status, Advanced Biorefining Technology Assessments, Policy Issues, Stakeholder Analysis, and Global Market Forecasts for New Biorefinery Construction
http://www.gii.co.jp/report/pike250695-industrial-biorefineries-conventional-biorefining.html
出版日: 2012年09月17日
発行: Pike Research
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