世界の電気泳動市場は2018年までに約18億米ドルへ到達

株式会社グローバルインフォメーション
2013-05-15 18:00

株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「Electrophoresis Technology: Global Markets (電気泳動技術の世界市場)」の販売を開始しました。

世界の電気泳動市場額は2011年に13億5,000万米ドル、そして2012年には14億米ドルとなりました。同市場は今後、5年間の年複利成長率(CAGR)が4%で成長し、2018年までに約18億米ドルへ達すると予測されています。

電気泳動は成熟市場の特徴を示していますが、分子プロファイリングアプリケーション領域の拡大は、電気泳動技術の継続した需要を提供しています。核酸およびタンパク質分離は同技術の二大アプリケーションです。

電気泳動市場は大きくゲル電気泳動(GE)とキャピラリー電気泳動(CE)技術に区分されます。商業的な重要性を得ている新しい相補的技術は、ラボオンチップ/マイクロ流体工学技術です。電気泳動は成長するマイクロ流体工学技術市場の最も成功したアプリケーションのひとつです。

ゲノミクスアプリケーションは、これまでGEシステムの需要を刺激しています。ヒトプロテオームを解明する継続的探求は、主に二次元ポリアクリルアミドゲル電気泳動(2D PAGE)手法で実行されるタンパク質GEの推進力となっています。拡大するプロテオミクス研究活動は、翻訳後修飾タンパク質の構成要素を分解・測定する能力により、2D PAGE/スラブゲル技法を最も信頼できるプラットフォームと見なしています。

ライフサイエンス研究ラボからの軟調な需要および生物薬剤の控えめな支出に同調して緩やかに成長するDNAシーケンシング市場は、CE技術の全体的な成長に影響を及ぼしています。幸い、マイクロ流体工学/ラボオンチップ技術の向上はCE技術市場を活性化させています。よって、これらの要因の最終的な影響は、2013年から2018年間の推計CAGR5.5%の主要因になると予測されています。

CEおよびGE技術は双方ともアフターマーケット試薬および供給品に大きく依存しています。電気泳動装置のインストールベースが高いこと、またこれらの装置の置換率の低さは、電気泳動システムの売上を減速させています。既存のインストールベースに加えて幅広い研究アプリケーションは、アフターマーケット試薬および供給品の継続的な需要を保証します。

市場調査レポート: 電気泳動技術の世界市場
Electrophoresis Technology: Global Markets
http://www.gii.co.jp/report/bc63671-electropho-tech.html
出版日: 2013年04月26日
発行: BCC Research

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