1億4千万豪ドル投資の新チーズ工場竣工 - スタンホープ産チーズを世界に向けて出荷開始 -

フォンテラジャパン株式会社
2017-08-21 11:00

フォンテラジャパン株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:齋藤 康博)の本社フォンテラ酪農協同組合(ニュージーランド、オークランド市)は、8月18日(金)、2年半前に焼失したスタンホープ前工場の全生産ラインを復興させ、同地で建設した最先端の新チーズ工場の竣工式を開催いたしました。

スタンホープ工場

スタンホープ工場

この1億4千万豪ドルを投じた新工場の竣工式には、地域開発大臣であるジャーラ・プルフォード氏も、建設に携わった建設業者、工場関係者、地域酪農家および地域の住民と共に参列しました。

18ヶ月間にわたる建設プロジェクトでは、7千5百トン以上のコンクリートが使用され、送り込まれた什器・設備類は約80コンテナーにのぼり、33万時間以上の工数を動員し、200社を超える契約業者が、一日あたり130万リットルの生乳処理が可能な新チーズ工場の建設工事に従事しました。

ジャーラ・プルフォード氏のコメント

このフォンテラのスタンホープチーズ工場は、3千万豪ドルを地域経済に注入し、30名前後の新規雇用機会を創出しました。

フォンテラは、ヴィクトリア州の酪農中心地であるここスタンホープの地でチーズを製造し、オーストラリア全土、そして世界にそのチーズを送り出すことでしょう。

この投資は、フォンテラのスタンホープ工場の未来を確固たるものとし、北ヴィクトリア地域の酪農家達が生産する生乳の安全な拠り所(集乳先)を保証したのです。

このことは、まさにヴィクトリア地域、およびヴィクトリア州の酪農産業への信任投票です。

フォンテラ酪農協同組合グループ会長 ジョン・ウィルソンのコメント

この投資が、好調な世界の乳製品需要を獲得することに更に寄与していくものとなるであろう。

オーストラリアは、フォンテラのチーズ、ホエイ、および乳原料の世界的拠点であり、我々の消費者やフードサービスビジネスを補強していくことになります。

このスタンホープは、我々の主要市場で中間層に後押しされている世界的なチーズ需要に応えていく助けとなるでしょう。中国だけでも、すでに乳タンパク製品では46億豪ドルの市場であり、現在、年間4パーセントの成長を続けているのです。

オーストラリア酪農の未来は明るいです。乳製品への長期的なファンダメンタルも堅調であり、国際価格も更に持続可能な水準に回復しつつあります。本日の竣工式は、私どもフォンテラ酪農協同組合のこの地域の酪農産業に対する決意であり、オーストラリアの酪農家たちに対する私たちのコミットメントでもあります。

フォンテラ・オーストラリアのマネージング・ディレクター ルネ・デドンカーのコメント

この新設工場が、2013年以降、最初のモザレラチーズ製造の復活であり、それは国内およびアジア全域、特に中国および日本の増加し続けるチーズ需要獲得に寄与するものです。

フォンテラは、オーストラリアの20億ドル規模の消費者向けチーズ部門のリーダーであり、フードサービス業界ではオーストラリア全土のシェフ向け乳製品ソリューションを提供するマーケットリーダー、さらにはオーストラリアでトップの乳原料輸出業者でもあります。

このスタンホープの新チーズ工場は我々の経営戦略の中核であり、我々の市場におけるポジションを確かなものにしてくれます。そして、価値を与えるサプライチェーンを通して、全ての方々に対して持続可能なビジネスを提供できることを保証してくれるのです。

フォンテラのチーズは、すでに中国のピザで使用されるチーズの過半数を占めています。そして、まさに今、我々はオーストラリア産のモザレラチーズを、伸び続けている需要に応えるべく出荷予定です。

中国都市部の40パーセントの人々は、週一回の割合で西洋風のファーストフードのレストランで食事をしています。そして、フードサービスにおける乳製品の消費は、この5年間だけでも30パーセント以上も伸びているのです。

チーズの需要が、この伸びに寄与しています。処分所得が増加するにつれて、外食文化、とりわけピザが成長しています。

日本では、チーズの消費が毎年3パーセント伸びており、今後も伸びる可能性がきわめて高いのです。

日本は世界第二のチーズ輸入国であり、オーストラリアは日本に対する一番のチーズ供給国ですから、我々の最大のチーズ市場でもあります。

このスタンホープチーズ工場は、オーストラリア国内、および世界中のこのような巨大な市場潜在力に対して最大限に寄与してくれるでしょう。

1921年 スタンホープ工場

1921年 スタンホープ工場

1921年 スタンホープ工場

スタンホープ工場

スタンホープ工場

スタンホープ工場

試運転チーム

試運転チーム

試運転チーム

フォンテラ・モツァレラ 従業員のご家族と

従業員のご家族と

従業員のご家族と

ジェーン・ペキン氏 チーズ第1号と

ジェーン・ペキン氏 チーズ第1号と

ジェーン・ペキン氏 チーズ第1号と

ネイル・ビッカースタッフェ氏 チーズ第1号と

ネイル・ビッカースタッフェ氏 チーズ第1号と

ネイル・ビッカースタッフェ氏 チーズ第1号と

NZMPチェダー

NZMPチェダー

NZMPチェダー

2014年12月の工場火災の様子

2014年12月の工場火災の様子

2014年12月の工場火災の様子

フォンテラについて

フォンテラは乳原料の世界的リーダーであり、世界有数の信頼ある食品会社の中の代表的な乳原料供給者です。ニュージーランド、オーストラリア、アジア、アフリカ、中東、南米において自社乳製品ブランドを持つマーケットリーダーでもあります。フォンテラは、酪農家所有の協同組合で、世界最大の生乳加工業者です。世界最大の乳製品研究と開発への投資者でもあり、世代を引き継ぐ酪農の専門家として、数百万トンの乳製品原料、付加価値のある乳原料、機能性原料および消費者製品を140カ国の市場に向けて生産しています。

オーストラリアでは、フォンテラはヴィクトリア州やタスマニア州に7つの製造拠点を持ち、約1,650人を雇用しています。フォンテラ・オーストラリアは、年間13億リットルの生乳を約1,100戸の酪農家の30万頭の乳牛から集乳しています。この生乳により製造される「Perfect Italiano (TM)」や「Mainland (TM)」、「Western Star (TM)」、「Anchor (TM)」など多くの乳製品(食品)は世代を超えてオーストラリアの人々の成長を支え愛されてきました。同事業はまた、世界有数の食品会社に乳原料を販売しており、商業用キッチン用に特別に製造された全ての種類の乳製品を提供し、外食業界向けの専用販売網も有しています。

Fonterra       : http://www.fonterra.com

フォンテラ日本語サイト: https://www.fonterra.com/jp/ja.html

Facebook       : https://www.facebook.com/fonterrajapan/

会社概要

商号  : フォンテラジャパン株式会社

代表者 : 代表取締役社長 斎藤 康博

所在地 : 〒108-0075 東京都港区港南2-16-2

設立  : 1982年4月

資本金 : 400,000,000円

事業内容: 乳製品輸入・販売

URL   : https://www.fonterra.com/jp/ja.html