TOKAI RADIO「聴く将棋」将棋界唯一の”双子棋士”、畠山鎮八段のインタビューをPODCASTで公開
将棋ファン必聴のTOKAI RADIO「聴く将棋」(毎週土曜日6時30分~6時45分放送)で、2025年4月に放送した畠山鎮八段へのインタビューをPODCASTで公開された。
「聴く将棋」は、棋士の人柄に焦点を当てた番組で、毎月ひとりの将棋棋士に、大澤広樹(TOKAI RADIOアナウンサー・将棋アマ初段)がインタビューしている。今回のゲスト 畠山鎮八段は、将棋界で唯一の”双子棋士”の弟としても知られる人物だ。

吃音に悩んだ小学生時代「将棋は喋らなくていいから楽だった」
番組内では小学生の頃、吃音に悩み、週に1回施設に通っていたというエピソードも明かされた。兄・畠山成幸八段は小学生の頃から全国大会で上位になり、新聞に掲載される程の有名人である一方「私は人前でも喋れないし、大会に出ても負けるし、ただ兄がよく勝つ」と当時を振り返った。「将棋は喋らなくていいから楽だった。子ども心に『棋士になれば喋らなくていいな』と思った」と語り「まさかこんなに喋る大人になるとは思わなかった」と笑いながら振り返る一面もあった。
将棋界を思うが故の、厳しい指導
畠山八段は関西奨励会幹事として、若手棋士の育成に尽力している。その厳しい指導ぶりはこれまでの放送でも度々話題に上がっており、番組内でも「畠山先生が厳しかった」というエピソードが他の棋士から語られてきた。インタビューでは「このままでは将棋界がダメになる」という強い思いがあったと語られた。
メディアで明るく饒舌に語る姿からは想像しにくい、少年時代の葛藤と努力。その真摯な言葉の数々は、将棋ファンのみならず多くの人々の心を打つに違いない。

【番組概要】
■放送局:TOKAI RADIO ( FM92.9MHz / AM1332kHz / radiko )
■番組タイトル:聴く将棋
※この番組は、radikoのタイムフリー機能で、放送1週間後まで聴くことができる
■放送日時:毎週土曜日 6時30分~6時45分
■アナウンサー:大澤広樹
■webサイト:TOKAI RADIO