オラクルのデータベース製品の運用効率を向上する「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズを提供開始

日本オラクル株式会社
2013-10-15 11:00

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、執行役 社長 最高経営責任者:デレク・エイチ・ウイリアムズ、以下 日本オラクル)は、オラクルのデータベース製品の運用を効率化し、ビジネス・アナリティクスやビッグデータの処理に適したストレージ新製品「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズ2機種を本日から提供開始することを発表します。

「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズは、サプライチェーンの最適化、経営・財務指標の迅速な収集・評価、ビッグデータ分析によるリアルタイムな市場トレンドの把握など、企業のITシステムに不可欠なストレージ基盤を提供します。中規模コンピューティング環境向けの「Oracle ZFS Storage ZS3-2」は、最大768 TB(テラバイト)まで拡張可能です。高い性能と拡張性を要求する大規模コンピューティング環境向けの「Oracle ZFS Storage ZS3-4」は、最大3.5 PB(ペタバイト)まで拡張可能です。「Oracle ZFS Storage ZS3-2」、「Oracle ZFS Storage ZS3-4」ともに、デュアル・コントローラのクラスタ構成に対応します。

「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズでは、SSDをファイル・システムの一時記憶領域として扱う「Hybrid Storage Pool」の設計が強化され、メモリ内のデータ重複を削減することにより、領域効率を4倍向上します。また、並列アクセス処理による書き込み性能を強化し、低遅延で一貫した応答時間を実現します。「Hybrid Storage Pool」は、フラッシュによる最適化やマルチコアへの対応などの機能強化を続けており、最新版では従来比、応答性能を2倍向上しています。

  • オラクル調べ

「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズは、オラクルのデータベース製品の利点を最大限引き出す独自のストレージ機能を搭載したエンジニアド・ストレージです。オラクルのデータベース製品の利点と連動し、シンプルな導入を実現する一方で、性能の向上およびストレージ要件を低減します。「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズの主な機能は以下の通りです:

­- 新しい機能「Oracle Intelligent Storage Protocol(オラクル・インテリジェント・ストレージ・プロトコル、OISP)」によって、オラクルのデータベース製品のチューニングや管理を自動化します。「Oracle Database 12c」はOISPを介して「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズとメタデータをやり取りして自動的にチューニングを行い、手作業と比較して最大65パーセントの時間を短縮します。また、データベースの性能を最適化して人的ミスを可能な限り排除します。この結果、企業はこれまでと同等の人員で、より多くの戦略案件を迅速に推進することができます。

­- 「Oracle Database 12c」は、新機能である「Heat Map(ヒート・マップ) 」と「 Automatic Data Optimization(オートマチック・データ・オプティマイゼーション:自動データ最適化)」により、さまざまな圧縮レベルを適用し、データの全ライフサイクルを通じて、高いパフォーマンスを維持し、ストレージ容量を節約します。

­- データ圧縮技術「Hybrid Columnar Compression(ハイブリッド・カラムナ・コンプレッション)」によって、オラクルのデータベース製品の容量を10~50分の1に圧縮し、必要なストレージ容量や帯域幅を大幅に削減します。この結果、データセンターの設備、フロアスペース、保守管理など、ストレージに関連する費用を低減し、コスト削減を実現します。

「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズに新たに搭載する「SMP*オペレーティング・システム」は、次世代アーキテクチャや大容量キャッシュ、マルチコア・プロセッサを最大限に活用し、1つのシステムで32 GBを超える持続帯域幅を提供します。このため、「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズは1システムあたり数千台の仮想マシンをサポートできます。

  • Symmetric Multiprocessing:対称型マルチプロセッシング

「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズは、動的にアプリケーションを認識し、性能や動作状況分析をリアルタイムに実行でき、CPUやキャッシュ、プロトコル、ディスク、メモリ、ネットワークのほか、システムに関連したデータをすべて一度に視覚化することが可能です。

「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズのインテリジェントなキャッシュ・アルゴリズムによって、I/O全体のうち最大70パーセントをDRAMを使用して実行することができます。1システムあたり最大2 TBのDRAMによってSSDの千倍、ハードディスクの1万倍*、クエリの実行を高速化します。

  • オラクル調べ

・「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズの詳細
「Oracle ZFS Storage ZS3-2」
・プロセッサ:8コア搭載 2.1 GHz インテル Xeon プロセッサ4個
・DRAMキャッシュ:512GB
・読み取りフラッシュ・キャッシュ:最大12.8 TB
・容量:最大768 TB
・最小構成価格:3,593,910円(税抜き)
・写真:http://japanmediacentre.oracle.com/imagelibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=257

「Oracle ZFS Storage ZS3-4」
・プロセッサ:10コア搭載 2.4 GHz インテル Xeon プロセッサ8個
・DRAMキャッシュ:2TB
・読み取りフラッシュ・キャッシュ:最大12.8 TB
・容量:最大3.5 PB
・最小構成価格:8,698,266円(税抜き)
・写真:http://japanmediacentre.oracle.com/imagelibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=258

・「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズ国内提供に関するお客様およびパートナー企業からの賛同コメント(五十音順)

・株式会社アズム
株式会社アズムは、「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズの国内発表を心より歓迎いたします。弊社は「Oracle ZFS Storage Appliance Specialized」取得パートナーとして、技術力・サポート力を活かし、お客様の基幹システムをはじめとする多くのシステムに「Oracle ZFS Storage Appliance」を提供して参りました。
新OSと新しいハードウエアを採用した「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズは、「Hybrid Storage Pool」 の効率性と性能を高め、新規に搭載された10GbE-Tインターフェイスは大量データの伝送を容易に実現します。
弊社は今後も「Oracle ZFS Storage Appliance」の実績をもとに、お客様に最適なソリューションとしてご提供していく所存でございます。

株式会社アズム 代表取締役 岡田 修門

・株式会社アルティマ
株式会社アルティマは、「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズの国内発表を心より歓迎いたします。
弊社はオラクルのエンジニアド・システムの内部I/Oとして採用されているInfiniBandを長年取り扱っており、そのサポートで培ったノウハウを活かし、データベースのI/O高速化や仮想化環境のニーズに最適な製品「Oracle ZFS Storage Appliance」を拡販して参りました。
効率性と性能を高めた「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズは、データセンターや大規模なクラウド・コンピューティング基盤の高速処理ソリューションの一躍を担うと確信しています。
今後も株式会社アルティマは、日本オラクル株式会社と協力して「Oracle ZFS Storage Z3」シリーズをお客様に最適なソリューションとしてご提供していく所存でございます。

株式会社アルティマ プロダクト統括部 取締役 統括部長 小林 雄祐

・伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
弊社は、Oracle Databaseに最適化された「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズの出荷開始を歓迎します。これまで「Oracle ZFS Storage Appliance」を多岐にわたる業種のお客様にご提供して参りました。その技術と経験を生かし、弊社の強みでありますハードウェアやソフトウェアを組 み合わせるシステムインテグレーション力をもって、お客様に最適なソリューションをご提供することが可能です。また市場のニーズにマッチ した 自営保守もご用意しております。
弊社は、今後も日本オラクル株式会社との強力なパートナーシップのもと、「Oracle ZFS Storage ZS3」 シリーズを、より多くのお客様に高い価値をご提供できるものと確信いたしております。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
常務執行役員 クロスファンクショングループ 担当役員 兼 CTO 大久保 忠崇

・グリー株式会社
この度の「Oracle ZFS Storage」新製品の国内提供開始を歓迎いたします。弊社では、2011年以来、顧客データ分析のストレージ基盤に「Oracle ZFS Storage」を導入しています。「Oracle ZFS Storage」は、サーバーとストレージ間を毎秒40ギガビット〔Gb〕の広帯域で接続できるInfiniBandに対応しており、監視ソフトウェアによる大容量のストレージの状態を把握できる容易な管理、SSDを搭載しながらも、容量あたりの単価を抑えることができる高いコスト・パフォーマンスを評価しています。

グリー株式会社
取締役 執行役員常務 最高技術責任者
藤本 真樹

・サイバーソリューションズ株式会社
この度の「Oracle ZFS Storage ZS3 」シリーズの国内提供開始を歓迎いたします。
弊社では、2012年にSaaSサービスのストレージ基盤に「Oracle ZFS Storage」を導入し「Oracle ZFS Storage」の処理能力、コストパフォーマンス及びデータ保全性の高さを評価しております。新製品に於いてはレスポンス速度向上に期待をしております。

サイバーソリューションズ株式会社
代表取締役社長
秋田健太郎

・菱洋エレクトロ株式会社
菱洋エレクトロは、「Oracle ZFS Storage ZS3 」シリーズの国内発表を心より歓迎いたします。
ITのクラウド化やタブレット・スマートフォンの台頭、またM2MによるBig Dataの活用の成否が、企業の競争力・成長を左右する時代になっています。このような環境の中、効率性と性能を高めた「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズは、大量データの高速処理、大規模なクラウド・コンピューティング基盤の中核を構成すると確信しています。

弊社は今後とも「Oracle ZFS Storage Appliance」の実績をもとに、システム提案力・構築力を最大限に発揮し、お客様に最適なソリューションとして提供してまいります。

菱洋エレクトロ株式会社
執行役員 システム情報機器営業第2本部長 中山 春雄

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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