静岡県浜松から「持続可能な食の実現を目指して」 食のサステナビリティプロジェクト始動!

株式会社チル・ダイナー
2019-06-05 10:30

浜松市にて飲食店を運営する株式会社チル・ダイナーでは、「食の危機」や「環境危機」の解決に向けた飲食店経営に取組んでいます。そしてこのたび、持続可能な食の実現を目指して「食のサステナビリティプロジェクト」を始動いたしました。

CHILL DINER INC SUSTAINABILITY/オフィシャルサイト

CHILL DINER INC SUSTAINABILITY/オフィシャルサイト

URL: https://www.chilldiner.com

プロジェクト始動の背景

自分達の食べているものがどこでどう作られているか、更には何で作られているかも分からず、安さや便利さを求める消費者。環境や身体に及ぼす影響は二の次で、効率と生産性を追い求める工業的畜産。工業的農業を推し進める生産者。食に対する価値観が変わり、食に対する感謝も無くなっているように思います。

飲食業という「食」を提供する会社としてチルダイナーは、食材をできるだけ破棄することなく、美味しく料理して使い切ることや、職人の持つ知識と技術を活かし食材の旨味を引き出し、長期保存できる仕込みの仕方。食材の鮮度を保つ最新の機器を導入して食材のロスをなくすための取り組みをしています。

そして、昨今大手企業も導入しているプラスチックストローの廃止は海外で活動が高まるとともにいち早く取り入れ、全店照明機器はLEDに変更、ドライブレスプログラムの導入など環境に考慮した活動も積極的に取り入れた飲食店経営を実践し「ビジネスを通し、食の危機、環境危機の解決に向けた行動する」というミッションを掲げ、持続可能な食システムのオピニオンリーダーという大きな目標に向けて、食のサステナビリティプロジェクトを始動しました。

地産地消・環境再生型を目指す生産者様とのネットワーク

食材の仕入れは、2007年の創業時から地産地消の考え方を取り入れ、今では地元浜松の味にこだわり、且つ環境に配慮した畜産、農業をやっている生産者さん、禁漁期も充分にあり採りすぎない漁業をしている地元漁港といった生産者とつながり、仕入れることに力を入れています。

手間ひま惜しまず施される下処理

チルダイナーグループの主軸である魚に関しては、漁港で仕入れたその場で「海水放血神経締(かいすいほうけつしんけいじめ)」という処理を一匹一匹職人の手で施し、搬送温度や魚を重ねない、短時間搬送にて各店舗に届けています。これも魚の鮮度を美味しく保ちながら熟成させ、旨味を最大限味わえるために行なっています。
「海水放血神経締」は技術と手間がかかるため、一般的にあまり行うことはないようですが、食材を無駄にせずかつ美味しく食べる点において欠かさずに行なっています。
店舗に使用する食材一つ一つにこうした工夫や職人の知恵で食材ロスに取り組んでいます。

SDGs(持続可能な開発目標)

2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)に賛同し、「SDGs No.14.海の豊かさを守ろう」「SDGs No.15.海陸の豊かさも守ろう」を中心に「SDGs No.7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「SDGs No.8.働きがいも経済成長も」、「SDGs No.11.つくる責任 つかう責任」「SDGs No.13.気候変動に具体的な対策を」に実店舗の活動を通じて取組んでまいります。

SDGs(持続可能な開発目標)とは

「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」
SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。

SDGs未来都市の浜松市

2018年6月「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け、環境に優しいまちづくりなどに取り組む「SDGs未来都市」に選定された浜松市。
市が誇る資源として、都市部と中山間地域が共存する「国土縮図型都市」、大企業を多数生み出してきた「やらまいか精神」、移住してきた人も活躍できる多様性にあふれた社会を掲げた。地域資源を活用して、経済と社会と環境が循環し、高め合うモデルを浜松から発信します。
チルダイナーでは、地元企業として活動に貢献してまいります。

当社の取り組み例

サステナビリティの定義に近づけた店舗運営で環境への影響の削減
・フードマイレージを意識した地元食材を多使用
・食材は丸ごと使い切る(野菜の皮、魚の骨、肉の骨肌、骨は出汁に。牛脂はスープの調味料として活用)
・真空機械、高湿高温冷蔵庫、Drフライなどを使い、食材ロスの削減
・最新厨房機器導入(無駄なエネルギー使用を削減)
・醤油(地元浜松で製造した国産の大豆、塩、小麦のみを使用)
・砂糖(きび砂糖使用)
・油(米油、廃油の再利用)
・お酒(全て国産製造を使用)
・環境に配慮しているワイン(オーガニックシャンパーニュ、ワイン使用)
・間伐材で作られた割り箸使用
・紙製ストロー使用
・LEDにて電気料節約
・水洗バブルにて水の節約
・ドライブレスプログラム導入

実施店舗

くずし之助

〒430-0934 静岡県浜松市中区某所
http://kuzushinosuke.restaurant/

Ocean Bistro とぅくとぅく

〒430-0928 静岡県浜松市中区板屋町672 FOOD 昂ビル1F TEL.053-454-0404
https://twukutwuku.bar

地魚と和酒 魚魯魚魯(ぎろぎろ)

〒430-0935 静岡県浜松市中区伝馬町312-20 TEL.053-455-6011
http://girogiro.bar/

浜松ホルモン酒場 もんもん

〒430-0944 静岡県浜松市中区田町315-22 TEL.053-457-1780
https://www.facebook.com/浜松ホルモン酒場-もんもん-164314116969587

九州おごっつおう酒場 がやがや

〒430-0933 静岡県浜松市中区鍛冶町319-20 伴野ビル1F TEL.053-451-5860
https://www.facebook.com/gayatera/

会社概要

株式会社チル・ダイナー
〒430-0928 静岡県浜松市中区板屋町672 FOOD 昂ビル1F TEL.053-454-0404
https://www.chilldiner.com/

主な魚介を仕入れる浜松舞阪漁港

主な魚介を仕入れる浜松舞阪漁港

奥山半僧坊のふもとの大自然の中で育つ峯野牛

奥山半僧坊のふもとの大自然の中で育つ峯野牛

きめ細やかな仕込みがほどこされた くずし之助 季節のコース

きめ細やかな仕込みがほどこされた くずし之助 季節のコース

地元野菜、地元魚介をふんだんに使用した オーシャンビストロ とぅくとぅくの料理

地元野菜、地元魚介をふんだんに使用した オーシャンビストロ とぅくとぅくの料理

チルダイナーのサステナビリティ

チルダイナーのサステナビリティ

SDGs(持続可能な開発目標)

SDGs(持続可能な開発目標)

地元浜松を中心に仕入れる魚・肉・野菜の食材は、「自然と共存する」想いのもと、 作られる食のプロフェッショナルたちのこだわりを紹介。

地元浜松を中心に仕入れる魚・肉・野菜の食材は、「自然と共存する」想いのもと、 作られる食のプロフェッショナルたちのこだわりを紹介。

地元・浜松の食材を中心に日本の四季が味わえる、創作割烹「くずし之助」

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地元の漁港より仕入れた鮮魚を楽しめる 「魚魯魚魯(ぎろぎろ)」

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オマール海老、オイスター、ブイヤベースなどを を味わえる「オーシャンビストロ とぅくとぅく」

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