術後リカバリーおよび感染予防に対するFPPの有用性を検証 大里研究所と名古屋市立大学整形外科が共同研究を開始
一般財団法人大里研究所(岐阜県揖斐郡)は、名古屋市立大学整形外科 村上英樹主任教授グループとの共同研究を開始いたします。本研究では、整形外科領域における炎症制御を軸とした術後リカバリーおよび感染予防に対するFPP(Fermented Papaya Preparation, パパイヤ発酵食品)の有用性について検証を行います。

共同研究の背景
整形外科手術では、手術そのものが成功しても、高齢や基礎疾患、免疫機能の低下などの要因により、術後の創傷治癒や炎症のコントロールが患者の回復過程における課題となる場合があります。特に高齢化が進む我が国では、周術期における適切な全身管理の重要性が高まっています。これらの課題が改善されれば、患者の身体的・精神的負担の軽減に加え、入院期間の短縮や投薬の削減による医療コストの抑制も期待されます。さらに、医療資源の効率的な活用を通じて、手術を待つ患者へのより迅速な医療提供にもつながります。
術後リカバリー・感染予防への応用を目指して
これまでのFPPの基礎研究および臨床研究では、創傷治癒の遅延が課題となる2型糖尿病患者において、FPPによる免疫機能改善作用および創傷治癒促進作用が報告されています。また、これらの研究成果を基盤として取得した日本および米国の特許では、FPPが免疫細胞のエネルギー代謝を高めることで自然免疫を活性化し、創傷治癒を促進する作用が示されています。これらの知見から、FPPの有する炎症制御作用および生体防御機能を支える作用は、周術期の全身状態を整え、より円滑な術後リカバリーおよび感染予防につながる可能性が示唆されています。特に、術後の創傷治癒の促進や生体防御機能の維持への応用が期待されています。
本研究では、整形外科領域における創傷治癒を含む術後リカバリーおよび生体防御機能の維持による感染予防への応用について検証を進めます。名古屋市立大学整形外科との共同研究を通じて、周術期管理における新たな選択肢の創出を目指すとともに、FPPの整形外科分野での臨床応用に向けたエビデンスの構築に取り組んでまいります。
FPPの研究成果と特許について
大里研究所は、独自に開発したFPPについて30年以上にわたり、欧米の大学や研究機関との共同研究を継続しており、査読付き国際学術誌に56報の論文を発表しています(2026年6月現在)。FPPは、細胞内エネルギー生産の促進、免疫機能の向上、レドックスバランスの改善などが科学的に報告されている発酵食品です。また、基礎研究および臨床研究により、疾病予防や機能改善など幅広い分野での有用性が示されており、以下の特許を取得しています。
- ATP産生促進剤及びミトコンドリア活性促進剤並びに免疫賦活剤(第6401792号)
- FPPを用いた電磁波過敏症の治療法(USl0,993,980 B2)
- 電磁波過敏症を治療するための医薬組成物(第7026387号)
- テロメアを伸長するための組成物(第7449588号)
- 核内Nrf2量増加剤(第7671550号)
- 2型糖尿病患者の治療法(US12,324,882 B2)
(財)大里研究所について
大里研究所は、予防医学を通じて高齢化社会における医療費削減と健康寿命の延伸を目指し、以下の活動を行っております。
- FPP(Fermented Papaya Preparation, パパイヤ発酵食品)を用いた疾病予防・健康維持に関する研究
- 子どもたちへの予防教育
- 「ORI Wine Project」によるシニアの生きがいづくりによる地域活性化
- 「ほたるの里づくりプロジェクト」による環境保全および次世代への教育活動
- 「里山再生プロジェクト」によるギフチョウ・オオムラサキの保護活動
- シニアの健康寿命および安全運転寿命の延伸に関する研究

法人概要
名称 : 一般財団法人大里研究所
代表者 : 理事長 林 幸泰
所在地 : 岐阜県揖斐郡大野町稲富1956
事業内容: FPPに関する基礎・臨床研究を通じて予防医学を推進し、
健康寿命の延伸と社会課題の解決に取り組む。
URL : https://www.ori-japan.com