エース交易、「Oracle Coherence」を活用した「U-Forex1」採用により、外国為替証拠金取引システムを全面刷新
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は本日、エース交易株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田中 孝男、以下 エース交易)が外国為替証拠金(FX: Foreign Exchange)取引の顧客口座数の増加やスマートフォン対応による取引頻度増加への対応、さらなる高速・安定化を目的に、オラクルのインメモリ・データグリッド製品*「Oracle Coherence」(オラクル・コヒーレンス)を活用したFX取引システムを全面刷新したと発表しました。
*複数ハードウェアから構成されたサーバー群で仮想的な共有メモリ領域を確保して、大量のデータを高速処理する技術
本システムは、金融情報系やオンライン取引システムの豊富な導入実績を有するフラクタルシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区三番町、代表取締役社長:中川 正弘、以下 フラクタルシステムズ)が「Oracle Coherence」を活用して開発した、FX取引企業向けシステム「U-Forex1」(ユー・フォレックスワン)をベースにしています。
エース交易は、商品先物、金地金取引といった従来からのビジネスに加え、東京金融取引所に2005年上場されたFX取引「くりっく365」に参入し、FX取引サービス「エース365」を提供しています。
FX市場における個人投資家の規模と取引量はこの市況下においても拡大傾向にあります。利用者は、より多くの情報をわかりやすい表現で提供できるツールを求めています。また、昨今のモバイル端末の進化により、スマートフォンによる場所と時間を選ばない利用ニーズをもたらしています。
一方で、金融庁による個人投資家の保護推進によって、取引システムのさらなる整備が求められています。FX取引では、投資損失が一定額を超えるとロスカット*ルールにより強制的に反対売買が行われます。ロスカットの判断は、取引時間中はほぼリアルタイムに行われますが、判定処理に時間がかかると、その間に顧客の損失が膨らむ可能性があります。したがって、取引の約定処理のみならず、ロスカットにおける顧客損失を最低限に抑えるためにも、システムの高速処理性能が極めて重要です。
*ロスカット:預託された資金以上の損失を防ぐため、一定の損失が発生した場合に、各金融機関の規定に基づき自動的かつ強制的に取引を終了する制度
このような背景から、エース交易は、よりリッチなインターフェースと高速・安定した取引を実現すべく2011年12月に、「Oracle Coherence」を活用したFX取引システム「U-Forex1」を導入し、既存システムの全面的な刷新に成功しました。
取引システムの刷新により、従来システムと比較し、以下のような投資家サービスの向上を実現しています:
-高レスポンスなシステムが実現する快適な取引環境
-リアルタイムなロスカットによる投資家保護
-スマートフォンなど多彩な取引チャネルの提供
本システムはフラクタルシステムズによるコンサルティング支援とシステム構築で実現されています。フラクタルシステムズの「U-Forex1」は、「Oracle Coherence」を中核として、「Oracle Database」、アプリケーション・サーバー「Oracle WebLogic Server」、Java仮想マシン「Oracle JRockit」、データベース・クラスタリング技術「Oracle Real Application Clusters」も活用されており、すでに2年半以上もの間、実サービスとして安定した稼働実績をあげているシステムです。
●「Oracle Coherence」 について
「Oracle Coherence」は、業界トップレベルのパフォーマンスを誇るインメモリ・データグリッド製品です。頻繁に使用されるデータに対して可用性と耐障害性を備え、高速かつ信頼性の高いアクセスを可能にします。これにより、業務に不可欠なアプリケーションを計画的に拡張できます。通信・メディア、金融、B2B/B2Cサービスなど、収益に直結するIT領域で活用され、高い投資効果を上げています。
●関連リンク
「Oracle Coherence」製品概要
http://www.oracle.co.jp/campaign/coherence/
●事例ニュースリリース:
フラクタルシステムズ、「Oracle Coherence」を活用し、高速取引を実現する外国為替証拠金取引システムを開発
http://japanmediacentre.oracle.com/content/Detail.aspx?ReleaseID=177&NewsAreaID=2
●エース交易について
設立:1971年 従業員数:269名(2011年3月31日現在)
事業内容:
商品先物取引法に基づく商品取引所における上場商品の売買取引および売買取引受託業務
金融商品取引所等における金融商品取引の売買取引(受託業務)
貴金属地金、金貨、純金積立などの取扱業務
インターネット取引「エースCXオンライン」「エース365」のサービス
金融商品取引法に基づく商品ファンドの設定、運用
国内、海外の政治、経済、商品情報の収集、分析、提供
http://www.acekoeki.co.jp/
●フラクタルシステムズについて
設立:1997年3月12日
おもな事業: 金融情報系システムやオンライントレードシステムの開発と提供
(商品、外国為替および証券オンライントレードシステム、金融情報系システム、ECサイト向け電子商取引システムなど)
http://www.fractal.co.jp/ TEL: 03-5275-7760 FAX: 03-5275-7762 E-mail: sales@fractal.co.jp
●「Oracle OpenWorld Tokyo 2012」 概要
開催期間:2012年4月4日(水)~6日(金)
会場:グランドハイアット東京、ベルサール六本木、六本木ヒルズ アカデミーヒルズ49
公式サイトURL:http://www.oracle.co.jp/openworld/
●「JavaOne Tokyo 2012」 概要
開催期間:2012年4月4日(水)~5日(木)
会場:六本木ヒルズ アカデミーヒルズ49
公式サイトURL:http://www.oracle.co.jp/javaone/
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
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