油田・ガス田の発見がもたらす東アフリカの明るい展望

株式会社グローバルインフォメーション
2012-11-21 14:00

株式会社グローバル インフォメーションは、GlobalDataが発行した報告書「Emerging Oil & Gas Exploration Markets in Africa, 2012 - Industry Analysis, Latest Developments and Competitive Landscape (アフリカの新規石油・ガス探査市場:産業分析、近年の発展、競争環境)」の販売を開始しました。

天然資源に関する調査を専門とするGlobalDataの最新の報告書によると、炭化水素が相次いで発見されたことにより、東アフリカは化石燃料開発の分野における重要な地域のひとつとして浮上しています。

報告書によると、過去5年間にアフリカ大陸の新興市場で発見された64か所の石油およびガス田は、大半がウガンダやモザンビーク、タンザニアなど東アフリカの国々に集中しています。

現在のところ、アフリカの新興市場での探査と生産(E&P)においては、Tullow Oil PlcおよびTotal S.Aが主力企業となっています。アフリカに保有する探査ブロックの数では、英国を拠点とするTullow Oilが20で最多とみられます。同社はウガンダを、世界の産油国上位50カ国に引き上げたいとしており、すでに油田開発に100億ドルを投資、15か所の油層を発見しています。

一方、Totalはアフリカ大陸における炭化水素の純生産量で主力企業となっており、ケニア、ウガンダ、コンゴ共和国などで事業を展開しています。コンゴ共和国の2011年における産出量は、日産12万3,000石油換算バレル(Mboe/d)に達しています。

しかしながら、石油・ガスによる富の増大が実現する一方で、政治・経済の不透明性が、そのさらなる拡大を妨げています。政府の価格政策や課税方法などが一定しないこと、反政府組織による破壊行為などが、国際石油企業にとっての主な懸念事項となっています。マレーシアの国営石油会社、Petroliam Nasional Berhad(Petronas)がエチオピアでの探査事業を、地元企業に外注しているのもこうしたことが原因です。

市場調査レポート: アフリカの新規石油・ガス探査市場:産業分析、近年の発展、競争環境
Emerging Oil & Gas Exploration Markets in Africa, 2012 - Industry Analysis, Latest Developments and Competitive Landscape
http://www.gii.co.jp/report/gd252579-emerging-oil-gas-exploration-markets-africa.html
出版日: 2012年10月08日
発行: GlobalData

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